スーパーでの買い物に関する調査結果を受けてスーパーマーケットの近況を紹介

音響機器と、防犯・監視カメラなどセキュリティ機器の専門メーカーTOAは、放送アナウンス作成サービス「YUTTE(ゆって)」の提供にともない、全国の20~50代の主婦・主夫を対象に「スーパーでの買い物に関する調査」を実施した。スーパーは、特売情報やイベント案内等、館内放送・音声案内を多用される場でもあることから、消費者の実態を知ることを目的に、この調査を実施することに至ったとのこと。同調査では、スーパーに行く頻度や金額、ネットスーパー利用率、買い物の計画性などが明らかになったほか、食費を抑えるための工夫についても回答してもらったという。物価高騰の影響を受ける主婦・主夫の買い物事情が垣間見える調査結果となっている(調査方法:WEBアンケート調査、調査対象者:全国の20~50代主婦・主夫、※計500名、※家庭の家事全般を自身がメインで行う人、調査期間:7月10日~12日)。

食品や日用品などを多数扱い、生活とは切っても切り離せないスーパーマーケット。スーパーで買い物の頻度を質問したところ、最も回答が多かったのは「週1~2日(48.6%)」、続いて「週3~4日(27.8%)」という結果だった。「毎日(7.4%)」と回答した人も一定数おり、ほとんどの主婦・主夫は、週に1回以上スーパーへ行くことがわかった。また、一度の買い物における平均購入金額は「3776円」、中央値は「3000円」。主婦・主夫を対象とした調査であるため、一度に数名分を購入していると考えられる。

外食を除く食費に関する質問では、一人当たり1ヵ月「1万円以上2万円未満(31.8%)」と回答した人が最も多く、続いて「2万円以上3万円未満(23.4%)」だった。半数以上は、一人当たり1万円から3万円の幅で食費をやりくりしていることが明らかになった。世帯全体で考えると、月々数万円から、世帯の人数によっては、十数万円以上かかっていることが予想できる。

2022年頃から続く物価高騰について、食品に焦点を当てて質問した。価格高騰を感じる食品の1位は、これまで大幅な値上げがされなかった「卵(86.2%)」で、ほとんどの人が価格高騰を感じていた。2位は「小麦・小麦製品(65.2%)」、3位「調味料・調味油(62.8%)」という結果に。食卓に欠かせない食品に回答が集まった。

日用品や食材を購入する機会の多い主婦・主夫は、“買う”と“作る”の観点から様々な工夫をしていた。物価高騰も相まって、お買い得品の購入と食材を無駄にしないという努力がうかがえる回答が目立っていた。

ネットスーパーは、インターネットで食品などの注文を受け付け、既存のスーパーマーケット店舗や店舗を持たない宅配専門の業者が、自宅まで商品を配達するサービス。ネットスーパーについて、定期的に利用するか質問したところ、結果は「利用する(16.6%)」と回答した人は2割を下回った。ネット通販とともに、注目されてきたネットスーパーだが、「利用しない(83.4%)」人が多数派という結果になった。スーパーにおいては、実店舗で買い物する主婦・主夫がまだまだ多いということが明らかになった。

現在では、多くのスーパーでスマートフォンアプリを導入している。よく利用するスーパーのアプリをダウンロードしているのか質問した。結果はダウンロード「している(36.0%)」人は4割弱ほどだった。3人に1人以上はダウンロードしていた。

アプリの使用目的で最も多かったのは「クーポンの利用(76.7%)」、続いて「ポイントを貯める・使用する(74.4%)」「特売情報を見る(47.8%)」。お得に買い物することを目的とした人が多くいた。

スーパーでの買い物の計画性に関する質問では、「決めていたものを多く購入(46.2%)」という回答が多数派だった。次に多かった「決めていたものとそうでないもの半々(35.0%)」は、3人に1人以上が回答。「決めていたもののみを購入(9.0%)」と回答した人は1割を下回り、逆にいえば、現地で多少なりとも予定になかった商品を購入している人が9割以上いることがわかった。

スーパーではその日の特売情報などがアナウンスされたり、おすすめ商品の試食ができる実演販売を行ったりすることがある。放送アナウンスや実演販売によって、その場で商品の購入を決めた経験があるのか質問したところ、「何度もある(7.6%)」「ある(41.6%)」を合わせて、約半数の人に経験があった。また、アナウンスや実演販売で購入する際のシチュエーションについて具体的に回答してもらったところ、実際にその日のおすすめやお買い得商品を見聞きすることが、購入につながっていることがわかった。

以上の結果から、スーパーマーケットの新店舗オープンや公式アプリ、ネットスーパーなど近況についてみてみよう。

ヨドバシ建物は、東北初出店の大型スーパーマーケット「食生活♥♥ロピア」の開店日が決定した。8月22日、ヨドバシ仙台に東北初出店の大型スーパーマーケット「食生活♥♥ロピア」が開店する。「食生活♥♥ロピア」では、他にはない豊富な品揃えの食料品や日用品が揃い、ヨドバシ仙台がますます便利になるという。これからもヨドバシ仙台は、来店するすべての消費者に満足してもらえる場所を提供する。創業である精肉「肉のロピア」を中心に、青果「八百物屋あづま」、鮮魚「日本橋魚萬」の生鮮食料品を強みに、惣菜「GOCHISOUマルシェ」、グロッサリー、デイリー、酒を加えたカテゴリーにおいて、豊富な規格や品揃え、オリジナリティに富んだ商品を取り揃えている。また、ダイナミックな商品陳列やメッセージ性のある店内デザイン、ポップなどを施し、消費者にはプライス、楽しさ、驚き、美味しさでラブラブしてもらえるお店作りを目指す考え。

NTTドコモのマーケティング分野における新規事業型子会社であるDearOneと愛知県を中心に61店舗のスーパーマーケット「ヤマナカ」・「Frante」を展開するヤマナカは、DearOneが提供する国内最大級の伴走型アプリ開発サービス「ModuleApps(モジュールアップス」を活用して、「ヤマナカアプリ」をアップデートした。これまでのヤマナカアプリは、アプリとグラッチェカードを連携すると保有しているグラッチェポイント数や電子マネーのチャージ残高月間の買物金額と、次のランクまでの金額が画面上で確認できる。また、アプリ限定の割引クーポンの配信やボーナスポイント商品の予約ができ、リリースから1年で目標比200%のダウンロード数を達成するなど、多くの消費者に利用されている。今回のバージョンアップで新たに、消費者から要望の多かった「カードレス化(ポイント登録、電子マネー決済)」と、「ポイント/電子マネー利用履歴確認」機能を追加した。アプリさえあればポイント登録、電子マネー決済ができるようになり、財布からグラッチェカードを出したり、小銭を取り出したりする手間が無くなる。さらに貯まったポイントや電子マネー利用履歴をユーザーのアプリから確認ができるようになった。

イオンネクストは7月10日、最先端のAIおよびロボティクス機能を導入した顧客フルフィルメントセンター(以下、CFC)を物流拠点とするオンラインマーケット事業「Green Beans(グリーンビーンズ)」のサービスを本格稼働した。グリーンビーンズは、新鮮な食料品や日用品など幅広い品揃えを、いつでもどこでも快適に購入でき、消費者が欲しいタイミングで玄関先まで届けるオンラインマーケット。AIとロボットを駆使した最先端のオペレーションとロジスティクス、パーソナライズされた快適なユーザーインターフェイス、徹底されたコールドチェーンによる高い鮮度管理などによって、これまでにないカスタマーエクスペリエンスを実現している。7月24日からサービスエリアを拡大し、東京都品川区、東京都港区、千葉県市川市へのサービスを開始した。今後も順次エリアを拡大し、消費者からの声やニーズに対応し、より多くの消費者に満足してもらえるサービスを目指していく考え。


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