- Study&Work2023/03/14 10:35
積水ハウス、小学生の子どもとの暮らしに関する調査、小学生の約8割がリビング学習、小学校低学年の子ども部屋保有率は半数以下に
積水ハウスは、新入学の時期に向けて、子どもの成長に合わせた生活空間の提案を目的に、小学生の長子をもつ全国の20~60代の既婚男女を対象に「小学生の子どもとの暮らしに関する調査」を実施した。その結果、小学生の約8割がリビング学習であることがわかった。
積水ハウスの研究機関の住生活研究所では、暮らしにおける「幸せ」のさらなる追求のために「住めば住むほど幸せ住まい」研究として様々な調査を実施している。今回は新生活が始まる春に向けて、子どもが小学生になってからの生活の変化や、子ども部屋の有無や使用状況、悩みなどを調査した。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響で、子どもと同じ空間で在宅勤務を行ったことで、どのようなメリットがあったかを導き出した。
女性の46.1%が、子どもが小学校に入学してから「起床時間が早くなった」と回答した。小学校低学年の子ども部屋保有率は半数以下、そのうち主に子ども部屋で勉強をしているのは15.6%だった。子ども部屋に関する悩みがある人のうち4割は「“もの”が増えて収納が足りなくなった」と回答していた。
子どもが小学校に入学してからどのように生活時間が変化したかを聞いたところ、女性は起床時間、就寝時間、夕食開始時間の全ての項目において、4割以上の人が変化したことがわかった。起床時間は「早くなった」と回答した人が46.1%で、「遅くなった」人は3.0%と、変化があった人のほとんどが早くなっていた。一方で就寝時間は「早くなった」が20.8%「遅くなった」が22.5%、夕食開始時間は「早くなった」が14.5%、「遅くなった」が26.8%と、家庭によって変化の仕方が異なることが読み取れる。男性は、すべての項目において変化した人の割合が約2割でした。子どもの就学前後の生活時間変化は男性に比べて女性で多く起こっているようだ。
[「小学生の子どもとの暮らしに関する調査」調査概要]
調査期間:1月20日~22日
集計対象人数:568人
集計対象:小学生の長子をもつ全国の20~60代の既婚男女