日本チェーンストア協会、「うれしい！たのしい！お買い物！第11回チェーンストアお買い物川柳」の選考結果を発表

日本チェーンストア協会は、「うれしい！たのしい！お買い物！第11回チェーンストアお買い物川柳」の選考結果を発表した。同協会は、日常の大切さや消費財流通の重要性などを自覚し、「買い物にまつわる川柳の創作を通じて、普段の買い物のたのしさや便利さを再発見してもらい、人々の暮らしに笑顔と元気を届けたい」との思いから、2012年度から一般公募による川柳コンテストを開催。幅広い世代の人々に親しんでもらえる川柳コンテストとして支持を得て、11回を数えるまでになった。

11回目のコンテストは、買い物に来てくれるすべての消費者に感謝しつつ、さらに“笑顔”と“元気”を届けるため、昨年11月1日から12月20日にかけて、「うれしい！たのしい！お買い物！第11回チェーンストアお買い物川柳 大募集！！」をテーマに開催した。

延べ1万4000名の消費者から、5万句を超える優れた作品の応募が寄せられたという。応募作品は、買い物での楽しいエピソードや家族の思い出などを詠んだもの、コロナ禍の風景を映したもの、お店への期待や励ましなど、いずれもみずみずしい感性にあふれた力作ばかりだったとのこと。

たくさんの力作が揃う中、3月15日に東京都港区の日本チェーンストア協会本部において最終選考会を開催し、厳正に選考を行った結果、「一般の部」金賞10名・銀賞31名・銅賞60名、「小学生の部」優秀賞50名の入賞を決定した。

なお、最終選考会の最後に、入賞者を除くすべての応募者から「ご愛顧ありがとうプレゼント」および「わくわく抽選プレゼント」の抽選を行い、「ご愛顧ありがとうプレゼント」560名、「わくわく抽選プレゼント」1000名が当選した。

結果発表にあわせて、「一般の部」入賞者には賞金を、「小学生の部」入賞者には図書カードを贈呈する。また、「ご愛顧ありがとうプレゼント」「わくわく抽選プレゼント」の当選者は賞品の発送をもっての発表となる。

今回のテーマは、チェーンストアでの買い物で感じたこと、お店での体験や思い出、自分ならではの気づき、楽しいエピソードを“川柳”にして応募してもらった。毎日の買い物にまつわる川柳の創作を通じて、サプライチェーンの連携による消費財流通の重要性、日常の大切さやチェーンストアでの買い物のたのしさ、便利さを再発見してもらうとともに、未来を担う子どもたちの成長を支援し、毎日の暮らしにさらに笑顔と元気を届けるため、第11回川柳コンテストを開催したとのこと。

応募総数は5万4157作品で延べ1万4952名となった。「一般の部」は5万1720作品で延べ1万4117名（WEBからの応募が4万2348作品、はがきでの応募が9372作品）、「小学生の部」は2437作品で延べ835名（WEBからの応募が1567作品、はがきでの応募が870作品）だった。

コンテストの選考委員会委員は、コピーライターの仲畑貴志氏、川柳作家のやすみりえ氏、イラストレーター・エッセイストの上大岡トメ氏が務めた。

今回の応募・作品の傾向としては、応募者のボリューム層は30歳から40歳代、男女比はほぼ半々、また日本各地からの応募があり、例年同様の傾向だったという。「きつねダンス」や「ブラボー」などのスポーツネタが多く投稿され、プロスポーツやイベントの盛り上がりを受けて関心や人気の高さがうかがえた。「マスク」や「テレワーク」といったコロナ関連のワードが少なくなり、コロナ禍から日常に戻りつつある、あるいは戻りたいという意識の表れをうかがうこともできた。

「おつとめ品」「半額」などのスーパーのパワーワードも多くみられたが、物価の上昇が日々の生活に直接影響している状況を色濃く反映して、例年に比べてさらに多く投稿されたほか、「節約」というワードもたくさんみられ、現在の世相を実感した。

「小学生部門」では、前回に続いて父親との買い物を取り上げた句も多く、テレワークの影響とともに、男性が子どもと買い物をしている姿が当たり前のようになっていることがうかがわれた。

［一般の部 金賞］（10名10作品）
● 店があり品物もあるこの平和「鹿児島県・吉哉郎」
● 共稼ぎカット野菜で時を買う「新潟県・オム列」
● メモ書きもスマホになったお父さん「愛知県・さごじょう」
● 恋よりも今はときめく値引き品「北海道・えとぴりか」
● ご機嫌が妻のレシート長くする「北海道・かばくんのかば」
● 知らぬ土地見慣れた店にホッとする「鹿児島県・とーちゃん」
● 祖母の背で買ったお菓子を祖母に買い「福島県・K・U」
● お隣のカゴ見て気づく買い忘れ「栃木県・土屋勝美」
● 勇気出し買った次の日大特価「大阪府・ぷーちゃん」
● 値と量で実質値上げ見抜くママ「愛媛県・おとちゃん」
※「一般の部」金賞作品には、上大岡トメ氏が句の情景をイラストに描いたものを協会ホームページに公表する予定（4月下旬以降）

［一般の部 銀賞］（31名31作品）
● 孫乗せたカートは今や杖代わり「福岡県・るる」
● 店員と間違えられて棚案内「北海道・K・F」
● 気がつけば手に取るものが母に似て「神奈川県・ぽめきち」
● 見切り品ばかり買う日はセルフレジ「愛知県・ウシぼう」
● 祖母と母通った店に今わたし「新潟県・くりむと」
● チラシ見てこれだけ買うと決めたのに「山口県・高田彩也香」
● ポイントでちょっと贅沢してみるか「神奈川県・新屋洋子」
● 物価高主婦のチカラの見せどころ「北海道・ひるね」
● 帰省して母と買い物子に戻る「滋賀県・さっぴ」
● 買うリスト昔は紙に今スマホ「京都府・カメ子の母」
● 今日買った豪華料理はブログ用「愛知県・糸を歌う伊藤」
● 過疎化でも頑張るストア応援し「愛知県・ブレンデイー」
● スーパーで学ぶ算数理科社会「愛知県・スーパーおばあちゃん」
● 出来立てを告げる言葉に手が伸びる「福島県・みなしごハッチ」
● レジ打ちの大変さ知るセルフレジ「香川県・うどん人」
● スーパーのご当地フェアで旅気分「秋田県・Shin」
● 品を観て値を見て締めに妻を視る「千葉県・岳司」
● 見切り品一手間加え絶品に「群馬県・ともママ」
● 活きのよい人に釣られて魚かう「新潟県・竹田秋治」
● 特売日メモより多いお買い物「京都府・ハッピー椿」
● いいにおいパン屋の前で深呼吸「神奈川県・たろう」
● チラシ見て散歩コースを決める朝「兵庫県・しのちゃん」
● バイトするレジの我が子を遠目から「佐賀県・純に生きる」
● 店の灯がお疲れさまと声をかけ「東京都・風月」
● くやしいが冷凍品の味の良さ「長崎県・竹村恭子」
● スマホから右を映せと妻の指示「栃木県・テクノボー」
● 春キャベツ並べる手までやわらかい「埼玉県・つよとん」
● 転勤のはじめの一歩店選び「東京都・マスちゃん」
● お買い得母の足腰軽くなり「北海道・オオハクチョウ」
● はじめてのおつかい俺は定年後「大阪府・つきの」
● 低めの棚ありがたいのよ車イス「山梨県・にゃんにゃん」

［一般の部 銅賞］（60名60作品）
● レジ横のだんごに勝てず手が伸びる「宮城県・あかりんご」
● 故郷の旬を見つけて籠の中「秋田県・宏ちゃん」
● 朝取りの野菜のしずく光る店「大阪府・成さん」
● 献立を決めて来たのに店に負け「広島県・巣戸一句」
● 円満は夫の好物カゴの中「埼玉県・あまた」
● ポイントの重さが増した物価高「東京都・じぃじ六年生」
● 子が巣立ち小さめになるエコバッグ「埼玉県・おーさん」
● 初めての「これくだしゃい 」に母感動「神奈川県・さとか」
● 限りある資源に優しいてまえどり「兵庫県・まこたん」
● 年金日買い物かごが密になる「北海道・かしれりばーば」
● 値引き品エスディージーズと胸を張り「岐阜県・ユーミー」
● 手を取って取られて孫とお買い物「群馬県・大川光一」
● 買う品で子の成長を感じとる「神奈川県・コトラのパパです」
● セルフレジ僕がやるやる3歳児「千葉県・sake」
● 焼き芋の焼き立て嬉し冬来たり「東京都・星 月」
● 介助犬きみのおやつもカゴの中「埼玉県・まきちゃん」
● さりげなく重い袋を持つ息子「埼玉県・たみゆかと」
● 暗算をしつつカゴ入れボケ防止「大阪府・ちーちゃん」
● 帰省してホッとするんだあのお店「長野県・はる」
● 母の日のためにポイント貯めておく「東京都・おかめ桜」
● スーパーに通ってできた地域の輪「茨城県・コタラフ」
● 安さより馴染みの店の安堵感「香川県・りさ」
● 故郷を思い出させるロゴマーク「山形県・すみっこ」
● 悔やまれるポイント交換期限切れ「茨城県・フミコ」
● スーパーのはしごをさせる物価高「長崎県・満岡勉」
● 特売にわき見運転するカート「東京都・ひろ」
● 孫のため買ったおやつに手が伸びる「山口県・ヤマちゃん」
● お惣菜買って分った妻の味「鹿児島県・南のサッチー」
● 遠くても笑顔のレジのあのスーパー「東京都・うきうきチェーンストアー」
● スーパーの歌でふるさと思い出す「大阪府・花パンダ」
● 実家出てスーパーで知る母への恩「岐阜県・みなちょん」
● 手前から商品取ってフードロス「長野県・らい」
● ひととおり新商品は試す妻「神奈川県・とむちん」
● 花を買うゆとりをくれる特売日「奈良県・福耳ずきん」
● まとめ買い賞味期間とにらめっこ「兵庫県・ほこ」
● 詰め放題レジまで耐えてソロリ足「埼玉県・エール」
● 手を重ね子と押すカート思い出す「岐阜県・ちこちゃん」
● 物産展旅行気分で買うグルメ「広島県・ピコタン」
● 値段見ず買ってみたいと思うトロ「神奈川県・目出鯛」
● 旅先でやっぱり寄った慣れた店「愛知県・くろちゃん」
● ふるさとの駅弁買って父母思う「愛知県・タッキー」
● 出入口お手手にシュッも三年目「埼玉県・うたこ」
● 「パパ見てよ 」鮮魚コーナー水族館「千葉県・ろす。」
● クーポンを駆使する妻が頼もしい「埼玉県・ゆう」
● 気合い入れ靴紐結ぶ特売日「沖縄県・和子」
● 帰り道自然と歌う店の曲「埼玉県・ぽこちゃん」
● カゴの中彩り野菜小さい秋「奈良県・アーモンドの花」
● 見切り品いいえまだまだ主役です「福島県・ねこきち」
● １個だけお菓子売場の合言葉「高知県・ピノくん」
● 物価高値引きシールは救世主「大阪府・にじのいろ」
● 袋詰めママよりパパの得意技「茨城県・しろくま」
● 買い物に活気が戻るウィズコロナ「千葉県・新参者」
● レトルトにひと手間加えママの味「埼玉県・なんくるないさー」
● 忘れない通勤カバンにレジ袋「兵庫県・ワイさん」
● 幸せは焼き立て出来立て作り立て「埼玉県・ふるちゃん」
● 物価高今日もチラシとにらめっこ「兵庫県・ふくろう」
● 老い二人買い物デートで笑いじわ「北海道・りゅうせい」
● 青年の買物姿子と重ね「埼玉県・みやび」
● ひとり住む父の食事を担う店「新潟県・しまうま」
● 復刻の菓子ひとつ買い懐かしむ「千葉県・はるりんこ」

［小学生の部 優秀賞］（50名50作品）
● 荷物持ちお菓子一つで雇われる「神奈川県・りっとん」
● なぜだろう光って見える新商品「千葉県・青いペンギン」
● にらめっこおねだんとママどっちかつ「大阪府・山下美咲」
● シールありこれは買ってもいいんでしょ「大阪府・ともとも」
● 菓子一個言われてえらぶ大袋「千葉県・はる」
● ぼくだってちゃんと知ってるてまえどり「宮崎県・ひろ」
● かあさんの口ぐせいつも何たべる「大阪府・さきちゃん」
● 入れ放題今日はばあばとお買い物「愛知県・かずま」
● 雪の中スーパーだけが光ってた「新潟県・ノッチ」
● おかあさんみんなの好きをかごに入れ「栃木県・まき」
● ぼくのゆめおかし売り場に住むことだ「神奈川県・金井大知」
● 目玉品ひとりひとつでぼくならぶ「栃木県・小林琉叶」
● 暗算の答え合わせにレジ向かう「福岡県・こうちゃん」
● マスクでも伝わる笑顔レジの人「東京都・よしくん」
● 子供用あったらいいなセルフレジ「熊本県・ゆっくん」
● スーパーで生きたカニ見て驚いた「石川県・そうた」
● おばあちゃんわたしが持つよ重い方「千葉県・まいちゃん」
● ママよりもお菓子コーナー詳しいよ「京都府・あいあい」
● 母の日にぼくの手作りエコバッグ「東京都・メリハハロ」
● 見つかるなこっそりかごにチョコレート「埼玉県・キャサリン」
● ばーばならかってもらえるものがある「大阪府・白井李翔」
● 品物を見るママの目はするどすぎ「福岡県・すず」
● ここのレジいつも笑顔のお姉さん「愛知県・伊藤亜蓮」
● これ安い母の口ぐせうつる僕「京都府・そうちゃろ」
● 特売日わたしも並ぶ戦力だ「山口県・はるぴ」
● おばあさんゆっくりしてねセルフレジ「大阪府・ユータン」
● セール品ママをえがおにするまほう「北海道・そう」
● 僕だけのポイントカード欲しいなあ「神奈川県・後藤奏太」
● 地球をね守るためにはエコマーク「神奈川県・せん」
● パパとママ買い物いっしょ仲が良い「岡山県・りょー」
● 買いものはママが喜ぶ5倍デー「神奈川県・のんちゃん」
● セルフレジおもいものからいれていく「大阪府・橋本秀樹」
● エコバッグもってるわたしおとなでしょ「大阪府・成田香蓮」
● このお菓子いつかしたいな大人買い「富山県・ゆきんこんこ」
● 手をつなぐかいものカゴとぼくとママ「岐阜県・えいぴー」
● 母のかご値引きシールがいっぱいだ「神奈川県・かまきりお」
● じいちゃんが勧めるお菓子昭和だな「愛知県・おかか」
● ししょくがねコロナで消えたくやしいな「大阪府・じじじじんたむ」
● レジの人すごい速さだ達人だ「広島県・菊山菖」
● ベテランのレジ打ちさんにブラボーだ「神奈川県・なっちん」
● たしざんでがんばったからおつりゼロ「大阪府・ムム」
● いい匂い焼きたてパンがぼくを呼ぶ「福島県・わっくん」
● 日曜日暗算練習スーパーで「大阪府・ひーくん」
● レジのれつならんできづくかいわすれ「大阪府・田代美幸」
● 迷ったら両方買ってはんぶんこ「岐阜県・ふき」
● 帰るかと思えば次のスーパーに「鳥取県・おうちゃん」
● おばあちゃんそのカゴぼくが持つからね「香川県・まさるん」
● うれしいな左にはパパ右にママ「東京都・音くん」
● カゴみると料理がすぐにわかるんだ「大阪府・元さん」
● キャラカート弟のせてドライブだ「千葉県・せっちゃん」

日本チェーンストア協会＝https://www.jcsa.gr.jp/