- Leisure&Travel2023/03/29 19:23
バンダイ、「キッザニア東京」に「おもちゃ工場」パビリオンをオープン、岡崎紗絵さんが参加のオープニングセレモニーを開催
バンダイは、KCJ GROUPが企画・運営を行うこどもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」において、バンダイがオフィシャルスポンサーをつとめる「おもちゃ工場」パビリオンを、3月28日にオープンした。同パビリオンは、3月2日にバンダイ・BANDAI SPIRITSが発表したサステナビリティプロジェクト「未来・クリエイション」の目標のひとつである「未来を担う子どもたちに向けた教育・体験価値の提供」に準じた取り組みとなる。今回、プロジェクトのアンバサダーである俳優の岡崎紗絵さんが来場し、オープニングセレモニーを開催した。
「おもちゃ工場」パビリオンでは、「おもちゃ工場スタッフ」として空カプセルを再利用した材料を一部に使いカプセルトイを作る。環境に配慮した商品作りを学び、さまざまな機械を使った製造工程を通して、ものづくりの面白さを体験することができる。自社が回収した「空カプセル」を、リサイクルしてカプセルトイをつくるのは業界初となる。
発表会では、はじめにバンダイ 竹中一博社長が登壇し、パビリオンについて「ガシャポンのカプセルリサイクルやものづくりの仕事の流れを子どもたちに体験してもらい、楽しみながらサステナビリティを学んでもらえたら嬉しい。それが家庭に、社会に広がって、子どもたちの笑顔が増えることを期待している」と挨拶した。
次に、KCJ GROUPの圓谷道成社長が登壇し、「バンダイはエンターテインメントの業界でリーディングカンパニー。私も子どもの頃からバンダイのグッズに触れてきたし、今の子どもたちも同じだと思う。そうした使う側の体験から、実際にどのように作っているのか、考えているのかなど、作る側の立場を体験できるのがキッザニアならではになる。おもちゃの楽しさを感じること、工程を学ぶこと、両方を兼ね備えたものになれば嬉しい」と話した。
「おもちゃ工場」パビリオンのオープンを記念して、バンダイ・BANDAI SPIRITS サステナビリティプロジェクト「未来・クリエイション」アンバサダーの岡崎紗絵さんが登場。さらに、子どもたちの代表としてキッザニアの街をより良くするために活動する「こども議会議員」から4名が登場した。岡崎さんは、「今回、プロジェクトアンバサダーとしてオープンのお祝いをするために来たのだが、実は“あるもの”を用意したので、それをこども議会議員の人に渡しにきた」と挨拶。“あるもの”とは、バンダイの地球環境に配慮した取り組み「ガシャポンカプセル リサイクル」、「カプセルレス商品」に関わっているとのことで、子どもたちに渡す前にこの2つを説明した。
ガシャポンカプセル リサイクルについて、岡崎さんは「不要となったカプセルを回収して、リサイクルする。リサイクルされた材料と、通常の材料を使って、新しいカプセルやカプセルトイが作られる」と解説した。
カプセルレス商品については、「カプセルを使わず、プラスチックを削減する『カプセルレス』商品。普通のカプセルは、中身を出したら捨ててしまう。しかし、この『カプセルレス商品』は、カプセル自体がおもちゃの一部になっているため、捨てられてしまうカプセルを減らせる」と、熱のこもった説明をしてくれた。
これを受け、子どもたちはキラキラとした真剣な眼差しで興味津々の様子。「二人がガシャポンで遊ぶ時も、この2つの環境に配慮した取り組みを思い出してほしい。そして、新しいカプセルやカプセルトイに生まれ変わるために回収されたカプセルを持ってきたので、二人に渡したいと思う」と、子どもたちにカプセルが入ったボックスを渡した。「『おもちゃ工場』パビリオンの楽しさを二人からたくさんの人に伝えてもらえると期待している。頑張ってほしい」と激励すると、子どもたちも「一生懸命頑張る」と、これからの仕事体験が楽しみな様子だった。
最後に、バンダイ 竹中一博社長、KCJ GROUP 圓谷道成社長も加わり、パビリオンのテープカットを行った。
「おもちゃ工場」パビリオンで、子どもたちは体験の最初に、使用済となった「カプセルトイ」のカプセルを回収・再利用し、環境に配慮した商品がつくられていることを学ぶ。「おもちゃ工場スタッフ」として、空カプセルをリサイクルした「リサイクルペレット(ペレットとは、粒状(米粒大)の形をした合成樹脂(プラスチック))」を材料の一部に用い、機械による成形や塗装の工程を経て、キッザニア限定カラーの「パックマン」のカプセルトイをつくる。さらに、そのでき上がったカプセルトイはキッザニアオリジナルシールでデコレーションし、成果物として持ち帰ることができる。
なお、同パビリオンでの体験は、バンダイ・BANDAI SPIRITSのサステナビリティプロジェクト「未来・クリエイション」で掲げる目標のひとつ「未来を担う子どもたちに向けた教育・体験価値の提供」に準じた取り組みとなっている。
バンダイとKCJ GROUPは、同パビリオンの提供を通じ、未来を担う子どもたちにものづくりの面白さを伝えるとともに、環境に配慮した商品を「つくる」体験によって、サステナビリティへの興味・関心を持ってもらう契機となることを願っている。
体験のポイントは、空カプセルのリサイクルについて知り、環境に配慮した商品であることを学ぶ。カプセルトイができるまでに複数の工程を経ることを知る。リサイクルペレットを材料の一部に使い、キッザニア限定カラーの「パックマン」カプセルトイをつくる。
[パビリオン「おもちゃ工場」概要]
パビリオン名:おもちゃ工場
職業名:おもちゃ工場スタッフ
定員:6名/1回
所要時間:約30分
給料:8キッゾ
成果物:カプセルトイ
スポンサー:バンダイ
バンダイ=https://www.bandai.co.jp/
KCJ GROUP=https://www.kidzania.jp/corporate/