- Cosme&Beauty2023/05/11 19:23
全薬工業、男性会社員の洗顔と肌悩みについての調査、全体の74.9%が洗顔料を習慣的に使用
全薬工業は、20歳~49歳の男性会社員449名を対象に、男性会社員の洗顔と肌悩みについての調査を実施した。その結果、全体の74.9%が洗顔料を習慣的に使用していた。また、洗浄力を求める一方で「洗顔後に乾燥しやすい」肌悩みも見られた。洗顔料を使わない理由には「時間がない」「面倒」が多数を占めた。
肌タイプを聞いたところ、「普通肌」が41.2%という回答があった一方で、「乾燥肌」が21.6%、「脂性肌」が19.4%、混合肌が11.6%と、「普通肌」以外の回答が半数以上(52.6%)となった(n=449)。
朝・夜に洗顔料を使って洗顔しているかでは、「夜だけ洗顔料を使って洗顔している」が32.1%と最も多い結果となった。次いで「朝・夜ともに洗顔料を使って洗顔をしている」は28.5%、「朝だけ洗顔料を使って洗顔している」が14.3%となり、朝・夜どちらか(あるいはどちらも)洗顔の際に洗顔料を使用している回答の合計は全体の74.9%となった(n=449)。
朝・夜どちらか(もしくはともに)「洗顔料を使わずに洗顔をしている」「洗顔をしていない」と回答した人に、洗顔料を使わない理由(複数回答)を聞いたところ、「時間がないから」、「面倒だから」がともに30.4%、「かえって乾燥してしまうから」が22.3%という回答となった(n=309)。洗顔料を手に出して泡立てたりするステップが増えることや、洗い落としに時間や手間がかかることが主な理由と推測される。
朝・夜どちらか(もしくはともに)「洗顔料を使って洗顔している」と回答した人に、どのようなタイプの洗顔料を使っているか(複数回答)聞いたところ、「容器から出して泡立てるタイプ」が51.2%、「泡で出てくるタイプ」が32.1%、「固形石けんタイプ」が19.0%という回答となった(n=336)。男性向けの洗顔料は泡で洗うタイプが多く、広く好まれていると推測される。
朝・夜どちらか(もしくはともに)「洗顔料を使って洗顔している」と回答した人に、洗顔料を選ぶ際の決め手(複数回答)」を聞いたところ、「洗浄力」が42.3%、「洗い上がり感(しっとり・さっぱりなど)」が35.4%、「価格」が33.3%という回答となった(n=336)。男性は顔の皮脂汚れやベタつきが気になる人が多く、洗顔料に洗浄力や洗いあがりを重視することが推測される。
朝・夜どちらか(もしくはともに)「洗顔料を使って洗顔している」と回答した人に、どのような目的で洗顔を行っているか(複数回答)聞いたところ、「皮脂汚れ・ベタつきを落とすため」が53.3%、「清潔に保つため」が47.3%、「毛穴汚れを落とすため」が41.4%となった(n=336)。皮脂汚れ・ベタつき・毛穴汚れなどの「肌に付着した汚れを落とし、肌を清潔に保つ」のが目的の回答が一定数あるため、洗顔料を使った洗顔は男性会社員にとって定番の身だしなみのひとつであると推測される。
朝・夜どちらか(もしくはともに)「洗顔料を使って洗顔している」と回答した人に、洗顔をするときに意識していることを聞いた(複数回答)。その結果、「洗い残しがないようにしっかりすすいでいる」が39.0%、「ぬるま湯での洗顔をしている」、「洗顔料をよく泡立ててから使う」がともに31.5%という回答となった(n=336)。洗顔に対する目的意識があることがうかがえる一方で、「自分に合う洗顔料を使っている」は10%未満という結果から、自分の肌コンディションを把握している回答は少なく、自身に合う洗顔料が見つけられていないことが推測される。
「特にない」「わからない/答えられない」以外の回答をした人に、洗顔をするときに意識していることを質問したところ、「肌を擦らない」や「肌にやさしい物を使う」などの回答を得ることができた(n=333)。
洗顔に関する悩みや不満を質問したところ、「洗顔後に乾燥しやすい」が23.2%、「洗顔しているのにテカリ・ベタつきが気になる」が18.0%という回答となった(n=449)。洗顔後の洗いあがりや肌の状態に不満を持つ方が多く、男性特有の肌悩み「テカリ」「ベタつき」と「乾燥」などの悩みに対する対策が両立できていないことが分かった。
「特にない」「わからない/答えられない」以外の回答をした人に、洗顔に関する悩みや不満について質問したところ、「(価格が)高い」や「(肌が)つっぱる」などの回答を得ることができた(n=423)。
今回は、20歳~49歳の男性会社員449名を対象に、男性会社員の洗顔と肌悩みについての調査を実施した。
洗顔料の使用状況については、「夜だけ洗顔料を使って洗顔している」が32.1%で最多、次いで「朝・夜ともに洗顔料を使って洗顔をしている」が28.5%という結果になった。全体の74.9%が朝または夜に洗顔料を使用している一方で、洗顔料を使用しない理由は「時間がない」「面倒」という声が多く、特に身支度で忙しい朝は洗顔料の使用率が夜よりも低い傾向がうかがえる。
洗顔の目的としては「皮脂汚れ・ベタつきを落とすため」「清潔に保つため」「毛穴汚れを落とすため」という回答が多く、洗顔料を選ぶ際には「肌に付着した汚れを落とし、清潔に保つ」目的の身だしなみ視点で商品を選ぶ傾向が高いことが分かった。
洗顔に関する悩みについては、「乾燥しやすい」や「洗ってもテカリ・ベタつきが気になる」が挙がっており、洗浄と保湿が両立していないケースが多々あることが推察される。
今回の調査では、男性会社員が洗顔料を使って洗顔することが常識となっており、洗浄力や洗い上がり感を重視して洗顔料を選び、洗い方にもこだわりを持っている人が多いことが分かった。一方で、洗顔後の乾燥やベタつきに悩みを抱える人も多く、今後の男性のスキンケアにおいて、「洗顔」だけでなく「保湿」も重要視されていくといえるのではないだろうか。
[調査概要]
調査概要:男性会社員の洗顔と肌悩みについての調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:3月31日~同年4月4日
有効回答:20歳~49歳の男性会社員449名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%とはならない