- Hobby&Culture2023/08/01 13:00
タカラトミー、着せ替え人形「リカちゃん」シリーズとしてファミリー人形「だいすきなおじいちゃん」などを発売
タカラトミーは、着せ替え人形「リカちゃん」シリーズの新商品として、ファミリー人形「だいすきなおじいちゃん」と、リカちゃんファミリーが引越しする新しいおうちとしてリカちゃんハウス「ブランコとすべりだいのある ラ・メゾン」を9月30日から全国の玩具専門店、百貨店・量販店の玩具売り場、インターネットショップ、タカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」等るで発売す。
あわせて、「だいすきなおばあちゃん」をリニューアル発売する(2012年に初めて登場し11年ぶりのリニューアルとなる)。お花屋さんのオーナーらしく、きれいなブルーに映えるロイヤルなプリント柄が素敵なワンピーススタイルになった。
「だいすきなおじいちゃん」の名前は「香山浩(かやま・ひろし)」(61歳)で、おしゃれなグレーヘアにマルチボーダーのトップス、グレンチェックのスラックススタイルに眼鏡が付属している。学園長で趣味はゴルフとアウトドア、若々しくアクティブな「おじいちゃん」像をイメージした。
「リカちゃん」のママ(織江)の父親で母方の祖父にあたり、その存在はリカちゃん50周年の2017年に発表していたが、商品化は今回が初めてとなる(父方のおじいちゃん「アルベール」は1996年から「リカちゃんキャッスル」限定で発売)。
「リカちゃん」は1967年(昭和42年)の誕生から常に時代や流行を反映しながら、子どもたちの憧れや夢の暮らしを形にした商品を発売してきた。ファッションや職業のほか、家族もその時代を表現している。
今回の「おじいちゃん」発売の背景には、子育てを取り巻く環境の変化や「リカちゃん」ユーザーの3世代化などがある。昨今、共働き世帯が増えたことで、育児を祖父母にサポートしてもらう「孫育て」という言葉をよく耳にするようになった。共に過ごす時間が増え、子どもたちにとって、より身近でつながりの深い存在となっている祖父母は「リカちゃん」のごっこ遊びの世界でも自然と求められる存在となっている。また、「リカちゃん」は1967年の発売から55年以上が経ち、親子3世代にわたって祖父母世代も含めた幅広い世代に楽しんでもらえる存在になった。コロナ禍をきっかけに家族の絆や人とのつながりの大切さが再認識された今、おじいちゃん自身がお孫さんと一緒に遊んでもらい、「リカちゃん」のごっこ遊びを通してお孫さんとより充実した時間を過ごしてもらえる商品として提案していく。
同時発売のリカちゃんハウス「ブランコとすべりだいのある ラ・メゾン」は、家具付きの大型のハウスで、子どもたちへの調査でも人気だった“ブランコ”と“すべりだい”が付いている。おじいちゃんおばあちゃんが遊びに来ても家族みんなでゆったり過ごすことができるように設計された。
ラ・メゾン(La Mason)はフランス語で「家」を意味する。新たなネーミングに合わせて、家具や家電もアップデートした。例えば玄関に置き配用のポストがあったり、リビングのテレビではビデオ通話をしているなど時代を反映させている。また、ペットも家族一緒に過ごせるよう、トイプードルの「プリンちゃん」1体と、ケージやペットのお皿、ドッグフード、トイレが付属する。ボックス型のお部屋は収納時はコンパクトに、遊ぶときは広げて合体することができ、フロアーシートも組み合わせるとひろびろと遊ぶことが可能とのこと。レイアウトは10通り以上あるので長く遊ぶことができる。音の仕掛けも隠されており、玄関のスイッチを押すと「ピンポーン」とチャイムが鳴るなどにぎやかなおうち遊びが楽しめる。
そのほか、小物が倒れにくいようにテーブル上に凹みをいれたり、小物類をさわって識別できるように形状に変化をつけるなど、目の不自由な人も触覚を頼りに独力で小物類を選び、ごっこ遊びを楽しむことができるような工夫を商品開発に取り入れている。同商品は、目の不自由な人も一緒に遊べる共遊玩具として「盲導犬マーク」を取得している(「共遊玩具」とは、目の不自由な子もそうでない子も、障害の有無にかかわらず、楽しく遊べ
るように「配慮」された玩具で、一般市場に向けてつくられ販売されるものをいう。本商品では、さわってもグラスや食器等の小物が倒れにくいようにダイニングテーブルに凹みを入れている他、フロアーシートに表と裏(フローリングとガーデン)のコーティングの質感をそれぞれツルツルとマットにすることで手触りで区別ができるようにしたり、一般的なシャンプーの容器と同様に、シャンプー小物の側面にギザギザ状のきざみをつけ、トリートメントの小物と区別できるようにするなどの工夫をしている)。
さらに、別売りの「にぎやかサウンド リカちゃんキッチン」は料理の音や家電の音声ガイダンスが流れるだけでなく、オカメインコの「ピーちゃん」が「ゴミノ ブンベツ!」「ヤサイヲ ツカイ キロウ!」など環境に配慮するためのエコなアドバイスをくれる。同商品は遊ぶときに環境を大切にする“気づき“を工夫した「エコトイ」認定商品(「エコトイ」は、おもちゃを作るときや遊ぶときなどのことを考え、エコの工夫をしているおもちゃ。タカラトミーが設定した9つのエコトイ基準のうち、どれか1つ以上クリアしているおもちゃを「エコトイ」に認定し、パッケージなどにマークを表示している)となっている。
そして、リクルートが運営する不動産情報サイト「SUUMO」および「SUUMO カウンター」とのコラボレーションキャンペーンを予定している。リカちゃんファミリーの引越しを描くコラボ動画公開や、「SUUMO カウンター」全国約200店舗での商品展示やパネル設置などを予定している。
[小売価格]
だいすきなおじいちゃん:3850円
ブランコとすべりだいのある ラ・メゾン:8800円
だいすきなおばあちゃん:3630円
にぎやかサウンド リカちゃんキッチン:6380円
(すべて税込)
[発売日]9月30日(土)