- Drink&Food2023/10/05 17:34
月桂冠、日本酒を進化させる実験的プロジェクトから「Gekkeikan Studio no.4」を計500本限定発売
月桂冠は、実験的な日本酒を試作段階で商品化するプロジェクト「Gekkeikan Studio」の新商品「Gekkeikan Studio no.4」(720mLびん)を、10月6日から、月桂冠直営のインターネットショッピングサイト「月桂冠オンラインショップ 本店」と「月桂冠大倉記念館」(京都市伏見区)の売店とで、計500本を限定発売する。
「Gekkeikan Studio no.4」では、アルコール分の高さから日本酒を敬遠する人にも身近に感じてもらえるよう、これまでにない低アルコールの日本酒開発に取り組んだ。従来の一般的な日本酒に比べて低アルコールでありながら、日本酒らしさをしっかり味わえるアルコール分5%の日本酒を実現した。普段から日本酒を飲まれていて健康が気になる人にも満足してもらえるテイストになっている。
甘味や酸味の適度なバランスから生まれる、華やかですっきりとした味わいが特徴のアルコール分5%の日本酒とのこと。日本酒のアルコール分は一般的に15%前後だが、この商品のアルコール分はビールとほぼ同じだという。アルコール分が低いにもかかわらず日本酒らしさがあるお酒を目指し、お米の風味が感じられ、すっきりとしたあと味が楽しめるこれまでと変わらない日本酒のテイストに仕上げた。
低アルコールでも日本酒らしさを感じられる酒質を目指して、日本酒ソムリエAIシステム「KAORIUM for Sake」(日本酒ソムリエAIシステム「KAORIUM for Sake」(SCENTMATIC))を開発したSCENTMATICと共同で開発に取り組んだ。日本酒の香りや味のどのような部分が日本酒らしさとして支持されているのかを検証するために、「KAORIUM for Sake」を用いて同社が用意したサンプル酒の香りや味の表現を言語化した上で、普段から日本酒を楽しむ人を対象に試飲調査を実施した。その中で評価が高い香りや味の要素を今回の商品に取り入れた。
インターネット上の膨大な言語表現と人の香りの感じ方を学習したAIに、1万以上の日本酒の風味・感性データと酒ソムリエの感性を融合させた最先端のAIシステム。自然言語処理によって、表現の難しい日本酒の風味を、わかりやすい言葉で表すことができる。
パッケージは、甘みと酸味の適度なバランスから生まれるすっきりとした味わい、口の中で広がって抜けていくような爽やかなイメージをラベルにデザインした。軽快に波打つパターンを用い、段々と上へゆるやかになっていく波の様子は、アルコール分5%の軽やかさを表現している。
[小売価格]3300円(税込)
[発売日]10月6日(金)