- Hobby&Culture2022/12/22 13:26
サカタのタネがAR技術を活用した花鉢の配置シミュレーションサービスを開始、花の購入前でも実際に庭で育てるイメージが再現可能
サカタのタネは、スマートフォンなどを使用した花鉢の配置シミュレーションサービスの提供を11月16日から開始した。同サービスはAR(Augmented realityの略。スマートフォンなどの機器を通してみた現実の風景にデジタルコンテンツを重ねて表示させるもの)技術を活用している。対象品種は「サンパチェンス プリティピンク」「同 オレンジ」の鉢植え、「ビューティカル シナモン」の寄せ植えとなる。今後は対象品種のラインアップ拡充も予定している。
同サービス最大のメリットは、自宅の庭やベランダといった実際の生活シーンで花のある空間をシミュレーションできること。スマートフォンなどで、2次元コードを読み込み、庭や玄関先など、鉢を置きたい場所にスマートフォンをかざすと、実寸大の鉢植えが画面に表示され、実際の空間に配置しているようにシミュレーションできる。3Dで表示される鉢植えは前後左右あらゆる角度から見ることができ、こんもりとした草姿の立体感も確認できる。配置スペースの確認から庭やベランダのコーディネートまで、さまざまな利用シーンに合わせて利用できる。
同社はこれまでに寄せられた消費者の声をもとに、より魅力ある品種を手軽に楽しんでほしいとの思いで同サービスを企画した。「サンパチェンス」は他の花品目と比較しても非常に生育旺盛で大きく育つ品種で、「成長後のサイズはどのくらいか」「思ったよりも大きくなった」といったサイズに関するお問い合わせや感想が複数寄せられていた。また1鉢でさまざまな草花を楽しめる寄せ植えは園芸の楽しみ方の一つだが、「寄せ植えの組み合わせが分からない」といった声もある。特にオンラインショップから購入する場合は、店頭で実際に手に取って選ぶ場合に比べて草花同士の組み合わせが難しくなる。同社は「ビューティカル」を楽しんでもらうための取り組みを続けており、今回は園芸愛好家に人気のペチュニア「ビューティカル シナモン」の寄せ植えをピックアップした。同サービスを通じて、これまで園芸を楽しんできた人がさらに園芸を楽しむツールとして活用してもらうとともに、園芸未経験の人には花のある生活シーンを手軽にシミュレーションしてもらうことで、園芸を始めるきっかけになることを期待している。
[提供開始日]11月16日(水)