- Home&Living2023/11/21 22:20
ノーリツ、アース製薬・ジョンソン・東邦と共同で「日本のおふろをもっとキレイにプロジェクト」第一弾おふろ掃除の苦労など発表
ノーリツは、今年4月からアース製薬・ジョンソン・東邦とタッグを組み、日本のおふろをキレイにすることを目的にした「日本のおふろをもっとキレイにプロジェクト」を開始。プロジェクト第一弾として、SNSを通じておふろ掃除の苦労やあるあるを生活者から募るキャンペーン「#おふろ掃除がんばった選手権」を8月4日~8月8日まで実施し、このキャンペーンを踏まえて、11月20日にノーリツ・アース製薬・ジョンソン・東邦の各社が集まり「#おふろ掃除がんばった選手権結果発表会」を開催した。同イベントでは、プロジェクト第一弾として実施した「#おふろ掃除がんばった選手権」キャンペーンで募った生活者の様々な声を発表した他、ノーリツをはじめ各企業がもつアイデアや知恵を持ち寄り、日本のおふろ環境をもっとキレイにすることを目的としたトークセッションを行った。
「当社では、今必要なのは、単に便利なものではなく、『生活の悩みや社会の課題』を解決する社会的価値をともなった付加価値商品と考える。そこで、当社では温水・厨房分野ともに社会に役立つ価値を提供する戦略商品を消費者に提供するべく、2030年という少し先の未来の生活を見据えた新商品を発表した」と、ノーリツ 国内事業統括本部 マーケティング部 温水商品企画グループ 市原拓氏が挨拶。「今の温水市場を中長期的にみると、衛生ニーズへの対応、超高齢社会への対応、日本人の睡眠不足--の3つの社会課題への対応が求められている。このうち当社では、衛生ニーズへの対応に着目。パンデミック以降、衛生意識が定着化し、除菌が当たり前となった。こうした市場を取り巻く課題に対して、当社では新商品を起点としながら、様々な企業と連携をとった新プロジェクトを発足した」と、プロジェクトを展開するに至った背景について説明する。
「プロジェクトでは、除菌から始まる、キレイな日本のおふろを考えるべく『日本のおふろもっとキレイにプロジェクト』と命名した。このプロジェクトには、アース製薬、ジョンソン、『ウタマロ』ブランドを展開する東邦に賛同してもらい、日本のおふろをアップデートするアクションを行っていく」と、プロジェクトでのアクションプランについて言及。「第一弾として『#おふろ掃除がんばった選手権』を8月4日~8月8日まで実施。おふろ掃除の苦労やあるあるを投稿してもらった」と、キャンペーンを実施したとのこと。「その結果、5日間で約1万人の投稿が寄せられた」という。「投稿内容を集計した結果、ワードのトップは『カビ』となり、困り場所は『天井』がトップとなったものの、おふろの悩みは様々であることがわかった。今回の結果から、色々な得意分野がある企業が集まることで、日本のおふろをキレイにすることができると考えた」と、賛同企業と共に日本のおふろをキレイにしていく活動を行っていくと意気込む。「まずは、おふろそうじ製品ブランドとおふろを清潔な環境にする大切さを発信。日本の社会課題を解決できるおふろ環境を目指していく」と、もっとラクなおふろ掃除に貢献していきたいとアピールした。
プロジェクト賛同企業がそれぞれ挨拶した。アース製薬 マーケティング総合企画本部コンシューマーマーケティング部 マーケティングコミュニケーション課 青島亮一氏は、「2025年に創業100周年を迎える当社は、生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現するべく、虫ケア用品を中心とした日用品を展開している」と、事業内容について紹介する。
「当社が展開する掃除用品ブランド『らくハピ』は、忙しいけれど、おうちをキレイにしておきたいと頑張っている人々をターゲットにした製品を展開している。このプロジェクトにぴったりな浴室用製品も販売。『らくハピ お風呂カビーヌ』は週に一回、1プッシュするだけで浴室全体の防カビができる製品となっている。『らくハピ お風呂の排水口 ピンクヌメリ予防 防カビプラス』は、置くだけで排水口の黒カビもヌメリも予防してくれる。『らくハピ くるくるバブルーン』は、くるくる回転するノズルで浴槽を約3秒で泡だらけにして、こすり洗いなしでバスタブを一気に洗うことができる」と、アース製薬が展開するおふろ掃除用品を紹介。
「当社が展開するバスロマン・温泡など入浴剤は、おふろライフをもっと楽しくするものであり、らくハピのおふろ用洗剤・防カビ剤は、おふろをキレイに保つものとなる。そのため、プロジェクトが目指す『日本のおふろをもっとキレイに』という姿勢とは親和性が高いと感じている。それだけに、もっとラクなおふろ掃除の実現にむけて一緒に取り組んでいきたいと思っている」と、賛同の背景などについて教えてくれた。
ジョンソン マーケティング部 マーケティングコマーシャリゼーション 佐々木成美氏は、「当社は、カビ取り剤『カビキラー』、住居用クリーナー『スクラビングバブル』、排水パイプ用クリーナー『パイプユニッシュ』、消臭芳香剤『グレード』、除菌剤『ファミリーガード』、台所用廃油処理剤『テンプル』などを展開している。風呂釜用洗浄剤『ジャバ』は手が届かない所の汚れも落とし、キレイなおふろ環境を提供したいとの想いから1982年に発売した。風呂釜配管は目に見えない部分なので掃除を忘れがち。配管の中が汚いとせっかく掃除した浴槽に汚れが流れ込んでしまう。『ジャバ』は配管の汚れを落としながら99%除菌してくれる。配管だけでなく浴室小物も洗浄・除菌してくれる」と、風呂釜用洗浄剤について紹介。
「『カビキラー』も1982年に“おふろ場の黒い汚れがどうしても落とせない”という声に応えるかたちで誕生。カビ除去成分を最大量配合しており、おふろ場のしつこい黒カビにも効果を発揮。また、強力浸透成分を配合しているため、カビの根まで浸透してカビをガツンと破壊する」と、こすらずカビを落とせる製品として日本のおふろ掃除に革命を起こしたと自負する。
「当社のおふろ用洗剤は、キレイなお風呂環境をつくることをコンセプトとしている。このプロジェクトが目指す『日本のおふろをもっとキレイに』という考えと共通する点が多く、賛同することにした」と、プロジェクトを通じて様々な課題への取り組みを一緒に実現したいと述べていた。
東邦 商品企画部 鎌田沙耶佳氏は、「当社は、ウタマロシリーズをはじめとした洗濯洗剤などの日用品を製造・販売している。代表的な製品として、住宅用クリーナー『ウタマロクリーナー』は、家中どこでも使える製品で、中性洗剤でありながら、頑固な汚れも落としてくれる。部分洗い用洗濯石けん『ウタマロ石けん』は、襟袖などの頑固な汚れ落としに使える。部分洗い用液体洗剤『ウタマロリキッド』は、『ウタマロ石けん』の液体タイプ。食器洗い用洗剤『ウタマロキッチン』も展開する」と、水回りや衣類をキレイにする製品を展開しているとアピールする。
「『ウタマロクリーナー』は、水垢や石けんカス、ピンクぬめりやざらつきなどのガンコな汚れを落とすことができる。気軽に使えるように中性であり、素手でも使えてマスクも不要なことにこだわった。汚れは付着してから時間が経つほどガンコになり、非常に落としにくくなる。『ウタマロクリーナー』で手軽に本格掃除することで、おふろをキレイに保てることを啓蒙している」と、「ウタマロクリーナー」でおふろをピカピカにすることができるとのこと。「ウタマロはガンコな汚れをキレイに、使っていて思わず家事が楽しくなる洗剤というコンセプトで作られている。日本のおふろをもっとキレイに、もっと楽しいものにしたいという想いに共感し、このプロジェクトに賛同することにした」と、日本のおふろをよりよいものにしていけるように取り組んでいきたいと述べていた。
この後、ノーリツ 国内事業統括本部 マーケティング部 温水商品企画グループの高見澤佑美氏、アース製薬 マーケティング総合企画本部 コンシューマーマーケティング部 マーケティングコミュニケーション課の青島亮一氏、ジョンソン マーケティング部 マーケティングコマーシャリゼーションの佐々木成美氏、東邦 商品企画部の鎌田沙耶佳氏が登壇し、「#おふろ掃除がんばった選手権」で寄せられた生活者の声を取り上げながら、おふろ掃除悩みの解決法を話し合った。ノーリツの高見澤氏は、「浴室全体をキレイにするのは、当社1社では難しい。そこで、アース製薬、ジョンソン、東邦には、日本のおふろをキレイにするという考えのもと、協力してもらうことになった」と、改めて今回の主旨について言及。生活者からの投稿で“おふろが汚いと心がキレイにならない”という意見については、「おふろで幸せを提供したいと考えている当社にとって、おふろをキレイにすることは、心身ともに豊かになることであると感じている。それだけに、おふろをいかにラクにキレイにできるかという点を生活者に伝えていければと思っている」と、おふろをキレイにすることの大切さも啓蒙していきたいとアピールした。
“ザラつきがとれない”との投稿には、東邦の鎌田氏が反応。「『ウタマロクリーナーはガンコな汚れ落としを得意としている。ザラザラしている部分にスプレーして、スポンジでこすり、水で流すだけでキレイにすることができる」と、石けんカスや水垢汚れなどには「ウタマロクリーナー」を使ってほしいと述べていた。“おふろのゴムパッキンのカビが落ちない”という投稿には、ジョンソンの佐々木氏が回答。「ゴムパッキンの黒カビは、もともとおふろの中で飛んでいるカビ胞子が付着して黒くなったもの。黒くなった部分に『カビキラー』をスプレーして、20~30分間放置するとキレイになる。また、ゴムパッキン用の『カビキラー』はペンタイプとなっているので、ピンポイントに塗布することができる」と、黒カビには「カビキラー」を使ってほしいと述べていた。“毎日掃除しても隅の方にカビができている”との投稿には、アース製薬の青島氏が反応。「カビを予防する製品として、『らくハピ お風呂カビーヌ』をおすすめする。この製品は、お風呂上りにワンプッシュしたり、歯を磨いている時などにワンプッシュするなど、ながら使いができる点が特長となっている。ワンプッシュすると1週間、カビをできにくくしてくれる」と、カビ予防するという発想もキレイに保つには大切であると話していた。
最後に、ノーリツの高見澤氏は、「浴槽の中の菌も気になるところ。実は浴槽の菌はヒト由来のものも多く、一人が入浴するたびに菌の数が増え、そのまま放置すると菌が増殖してしまう。小さな子どもや高齢者などが家族にいる場合はできるだけ菌は少なくしたいもの。そんな中、当社はこうした課題を解決するような商品の開発を軸に、おふろの除菌の啓蒙にも取り組んでいる。浴槽内はもちろん、浴槽とつながっている給湯器までの配管の中も除菌をすることができるので、家族みんなが毎日キレイなお湯で入浴することができる」とアピール。「今回のキャンペーンで、生活者の多くの苦労や悩みを知ることができた。そして、1社ではできないことも、4社が力を合わせて取り組むことによって、おふろをキレイにしようという意識作り、そしてもっとラクにおふろ掃除ができることをこれからも伝えていきたい。今後も、生活の悩みの解決につながるような、おふろ掃除の提案や環境改善によって、もっと日本のおふろをキレイにできるよう取り組んでいきたい」と述べていた。
ノーリツ=https://www.noritz.co.jp/
アース製薬=https://www.earth.jp/
ジョンソン=https://scjcatalog.johnson.co.jp/
東邦=https://www.toholtd.com/