“皮ごと食べられる“無農薬で作った熊本県産オーガニックバナナ「やっちろバナナ」を発売

　熊本青果物出荷組合は、熊本県八代地域で栽培された、国産・無農薬で“皮ごと食べられる”オーガニックバナナ「やっちろバナナ」を、11月14日から販売を開始した。また今回の新発売にともない、銀座の名店「LA BETTOLA da Ochiai（ラ・ベットラ・ダ・オチアイ）」の落合務シェフが「やっちろバナナ」アンバサダーに就任し、自らが考案する新商品開発プロジェクトもスタートしている。

　「やっちろバナナ」は、徹底した温度管理と丁寧な手作業によって、寒い日本でも育つことができる安心の国産オーガニックバナナとなっている。八代の汐風に育まれ完全無農薬で大切に丁寧に育てているため皮まで食べられ、栄養満点で身体にも環境にも優しく作られている。

　また、無農薬栽培ならではの悩み「害虫」はすべて手作業で取り除くことで対策をしており、最新技術に加え「人の手」によって手厚く管理されていることも特徴の一つとなっている。

　バナナの品種は、一般的なバナナとは異なる「グロスミッシェル種」という品種で、香りと糖度が高く、ねっとりとした食感が楽しめる。また皮がとても薄いという特徴もあるため、皮まで安心して食べることができる。

　さらに「やっちろバナナ」がこだわった点は、通常は透明なビニール等に包まれているパッケージを、SDGsの観点から、土に還るプラスチックフリー素材を採用したパッケージにしたこと。バナナの個別包装では透け感のあるグラシン紙を使用することで追熟の様子がわかり、食べ頃を見逃さない工夫がされている。

　なお、今回新販売を記念して通常レギュラー5本セット3300円のところを、特別価格2750円で提供するという。こちらは、第一次出荷分が終了まで特別価格で販売する。

　シンプルで上品なデザインにしたことによって、ギフトとしての利用も可能とのこと。もちろん自身や家族へのご褒美フルーツとして、この機会にぜひ食べてみてほしいという。

　八代市はもともと、畳に使う「いぐさ」の生産で栄えていた地域だという。近年ではその需要も伸び悩む中、熊本青果出荷組合はトマトを中心とする青果物の生産に注力し、全国の販売店や飲食店への提供をしていた。ところが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で飲食店などでの青果物の消費需要が減少。売り上げや販売単価が落ち込む中、日本ではほとんどを輸入に頼っているバナナの国産化を目指し、地元地域の新たな名産品とすべく取り組みを開始した。

　熊本青果物出荷組合 古川智康代表取締役は、「バナナは現状WEBサイトのみでの販売を予定している。将来的には熊本県・八代市の新たな名物として、地域各地での販売提供や、やっちろバナナを使用した料理を食べられる機会を広げていきたいと考えている。熊本・八代の新たな名産品を増やすべく、純国産のバナナをはじめ、コーヒーやパパイヤの栽培にも取り組んでいく」とコメントしている。

　バナナの育成・管理は以前からトマト栽培を依頼していた農家に協力してもらっているとのこと。八代特有の気候や土壌を理解しながら農業を行ってきた経験を、バナナ栽培でも活かしてもらっている。

　日本一予約が取りにくいレストラン「LA BETTOLA da Ochiai（ラ・ベットラ・ダ・オチアイ）」の落合務シェフがアンバサダーに就任した。現在「やっちろバナナ」を使用した新商品を考案中とのこと。近日発表予定だという。

　熊本青果物出荷組合は、熊本県八代地域の農家の人々に作ってもらった青果物を鮮度にこだわりを持ち、九州はもちろん、日本全国に届けている。つくり手と食卓をつなぎ、豊かな食生活を送ってもらうことを目指している。また、誰もが豊かで健康的な暮らしを送ることのできる社会の実現を目指し、SDGs認証の取得などのサステナブルな取り組みや、こども食堂の支援などを行っている。

［小売価格］2750円（レギュラー5本セット）
※第一次出荷分完売次第、通常価格3300円になる
［発売日］11月14日（月）

熊本青果物出荷組合＝http://www.kumamoto-s.co.jp/
「やっちろバナナ」オンラインストア＝https://kuma-sei.net
「やっちろバナナ」公式サイト＝https://yacchirobanana.com