- マイライフストーリー2024/03/06 22:12
住まい探しデビュー・ベテランの違いを調査、ベテランは「通勤・通学の便利さ」を重視
不動産情報サービスのアットホームは、過去2年以内に一人暮らしを開始した、および過去2年以内に新しい物件に引越しをした22歳~29歳(学生を除く)を対象に住まい探しのきっかけや満足度、こだわりが強くなった物件の条件や設備についてアンケート調査を実施した(調査対象:過去2年以内に一人暮らしを開始した住まい探しデビュー、過去2年以内に新しい物件に引越しをした住まい探しベテランの22歳~29歳の男女549名、調査方法:インターネットによるアンケート調査、調査期間:2023年12月11日~12月15日)。なお、調査では、一人暮らしを経験した物件数が1件の人を「住まい探しデビュー」、一人暮らしを経験した物件数が2件以上の人を「住まい探しベテラン」と定義している。
現在の物件に引っ越したきっかけを聞くと、経験物件数3件以上の住まい探しベテランは「転職や転勤」が4割以上で最多である一方、デビューは「自立や自立心を養うため」が最多だった。
住まい探しベテランの物件満足度は、最初に一人暮らしをした物件と比較すると、現在の物件に対する満足度が全体的に高いことが分かった。住まい探しデビューの物件満足度は、36.5%と3割を超えていた。
住まい探しベテランが最初の物件と現在の物件を比較して、物件を選ぶ際にこだわりが強くなった条件をみると、経験物件数3件・4件以上は「通勤・通学に便利」が上位に入った。一方、こだわらなくなった条件では「2階以上」「最上階」が上位に入っており、引越しの回数を重ねるごとに階数に対するこだわりが薄まっているようだ。また、こだわりが強くなった設備をみると、経験物件数2件・3件は「モニタ付インターホン」を重視する傾向がわかった。一方、こだわらなくなった設備では、経験物件数3件・4件以上の上位に「フローリング」がランクインしていた。
住まい探しデビューが住まい探しの際に知らなかった設備は「ディンプルキー」が最多となった。ディンプルキーとは、表面に多数の小さなくぼみ(=ディンプル)が付いている鍵のことで、鍵の複製が難しいことから防犯対策として優れているといわれている。2位は「光ファイバー」、3位は「CATV」と続いた。
住まい探しベテランにおける内見した平均物件数は、最初の物件と比較して増加しており、住まいを探す際の慎重度は住まい探しの回数を重ねる度に高まっているようだ。
もう一度利用したいと思う不動産会社の特徴を聞くと、「物件についてメリットだけではなく、デメリットも説明してくれる」がデビューからベテランを通して高く、35%を超えていた。また、住まい探しデビューの最多は「問合せに対するレスポンスが早い」で、不動産会社とのスムーズなやり取りを重視しているようだ。