- Drink&Food2022/10/26 18:38
福島県のトップブランド米「福、笑い」が新TV-CMを放映開始、俳優・松重豊さんがその美味しさをナレーションで表現
福島県は、昨年デビューして好評を得たトップブランド米「福、笑い」の新TV-CMを10月28日から放映開始する。また、同日から令和4年産「福、笑い」の販売を開始する。10月26日に行われた令和4年産「福、笑い」新CM発表会では、CMでナレーションを務めた俳優の松重豊さんとCMを監修した福島県クリエイティブディレクターの箭内道彦氏がゲストとして登場し、新CM制作時のエピソードや新米を試食した感想などを語ってくれた。
「『福、笑い』は昨年、本格デビューし、今年で2年目を迎える。日本一美味しい米をつくりたいという想いから、14年という歳月をかけて開発し、香りが立ち、強い甘みを持ちながら、ふくよかに炊きあがる上品で優れた米が完成したと自負している」と、福島県の井出孝利副知事が挨拶。「今年は、県内で選ばれた114名の生産者が米づくりを行い、令和4年産『福、笑い』として10月28日から販売開始する。また、これにあわせて新CMを放映開始する。CMでは、郷愁を誘う田園風景を表現したアニメーションに、松重豊さんのナレーションが加わり、非常に完成度の高い作品に仕上がった。このCMをきっかけに、日本全国の消費者に『福、笑い』を味わってもらい、その美味しさを堪能し、笑顔になってほしい」と、新CMを通じて多くの人々に「福、笑い」の魅力を届けたいと話していた。
続いて、生産者代表としてJA福島五連の管野啓二会長が挨拶した。「『福、笑い』は、特徴ある旨み・香りを前面に出した米で、認証GAPを取得した限定された生産農家によって栽培されている。さらに、玄米タンパク質含有率6.4%以下という条件をクリアした特別な米となっている」と、非常に希少価値の高い米なのだと力を込める。「今年は本格デビュー2年目となるが、すでに多くの人から『美味しい』という声が届いており、記念日などのハレの日に、ぜひ家族みんなで食べてもらいたい。また、これから需要期に入る贈答用としても最適な米であり、自信をもって勧めることができる」と、令和4年産「福、笑い」の出来も上々であると胸を張る。「今後、米どころ福島のトップブランドとしての地位を確立し、福島県産米全体の評価をけん引していくことに期待している。美味しさ、パッケージ、そして新CMが一体となって、『福、笑い』が大きく躍進し、より多くの人に愛される米に成長することを願っている」と、今後の期待を述べた。
ここで、令和4年産「福、笑い」の新CMが上映された。今回の新CMは、昨年放送されたNHK大河ドラマ「青天を衝け」のオープニング映像を手がけた柿本ケンサク氏が監督、映画やドラマ等で実績のある音楽家の大友良英氏が楽曲を担当、イラストレーターの寄藤文平氏が原画を担当し、全編アニメーションで制作されている。米を食べてきた日本人に望郷の念を思い起こさせるような独特の世界観を表現すると共に、俳優の松重豊さんのナレーションによって、笑っちゃうほどおいしい「福、笑い」を訴求している。
そして、新CMでナレーションを務めた松重豊さんとCMを監修した福島県クリエイティブディレクターの箭内道彦氏がゲストとして登場。実は、2015年にも箭内氏と一緒に福島の農林水産物をPRするCMのナレーションを担当したことがあるという松重さん。「大河ドラマ『八重の桜』に出演してから、福島はとても縁の深い土地になった。その後も、食に関するテレビドラマのロケで福島に訪れる機会があり、そこで改めて米の美味しさを実感した。今回、『福、笑い』のCMでもナレーションを担当できたことを光栄に思う」と、縁のある福島のCMに再び参加できたことを喜んでいた。今回のCMに松重さんを起用した経緯について箭内氏は、「食に関するテレビドラマに出演され、たくさんのおいしいものを日本できっと一番知っている松重さんが、『福、笑い』を食べたらどんな声を出してくれるんだろう。どんなふうに表現してくれるんだろうと、僕が一番最初にそれを聞きたくなってしまった」と、松重さん一択だったと明かしていた。
ナレーション収録時のエピソードについて聞くと、松重さんは、「事前に食べた『福、笑い』が本当にびっくりするくらいおいしかった。CM収録の時には、それをナレーションで再現するだけだった」と、演技をするまでもなく、「福、笑い」を食べて感じた美味しさをそのまま表現したと教えてくれた。箭内氏は、「ナレーションの中に『笑っちゃう』というセリフが出てくるのだが、これを言葉で表現するのは難しいと思っていた。しかし、松重さんのナレーションを聞いて、その場にいた全員が拍手喝采だった。私の想像する表現をはるかに超えていた」と、松重さんのナレーションを絶賛していた。
この後、松重さんと箭内氏に、炊きたての「福、笑い」新米を試食してもらった。「福、笑い」を口に運んだ松重さんは、「ご飯だけで完結するドラマになっている。深みと甘みとコク。口の中でドラマが出来上がっていく」と、独特の表現でその美味しさを伝えてくれた。箭内氏も、「おかずに悪いなと思うくらい、ご飯だけで何杯も食べることができる」と、おかずがいらないくらい美味しいと満足した表情を見せていた。
[「福、笑い」新CM概要]
タイトル:
福、笑いCM「新米篇」(15秒、30秒)
福、笑いCM「贈答篇」(15秒、30秒)
ナレーション:松重豊さん
制作スタッフ:監督/柿本ケンサク氏、音楽/大友良英氏、イラスト/寄藤文平氏、監修/箭内道彦氏
TV-CMオンエア開始:10月28日(金)
放映エリア:関東、福島県
福島県=https://www.pref.fukushima.lg.jp/
「福、笑い」特設サイト=https://fukuwarai-fukushima.jp/