体の不調を感じるのは姿勢の悪さが原因? 骨格のゆがみがもたらす様々な症状

何かの病気と診断されたわけではないのに、どこか体の不調を感じている人はいませんか? それは、普段からの姿勢の悪さが原因かもしれません。私たち人間の体には、約200個の骨があり、それらをつなぐ筋肉の数は約400種類あるとされています。これらの骨と筋肉が組み合わさって、全身のバランスをとっています。しかし、悪い姿勢を続けていると、筋肉のつき方が左右不均等になったり、骨格がゆがむ原因となり、体全体の様々な不調につながるといわれています。

では、骨格のゆがみは、どのような症状を引き起こすのでしょうか。背骨には、体の支柱という大きな役目がありますが、神経の通り道という重要な役割もあります。この背骨がゆがんだり、曲がったりすると脊髄が圧迫され、脳からの指令が正しく伝わらなくなり、内臓を含めた全身に影響を及ぼします。原因不明の体の不調は、背骨のゆがみからきている可能性があります。

頸椎(首の骨)からは、目の機能に関する神経が出ています。そのため、頸椎のゆがみで神経が圧迫されると、目の疲れやかすみ、視力低下の原因になります。この場合、姿勢がよくなると、目の神経の圧迫や全身血流が改善されて、慢性的な疲れ目や充血が改善されます。

姿勢が悪いと骨盤もゆがみやすくなります。骨盤内には、小腸、大腸、膀胱といった臓器の他、女性の場合は子宮や卵巣といった生殖器も含まれています。骨盤がゆがむと、これらの臓器を正常な位置で支えられなくなり、お互いに圧迫してしまいます。その結果、便秘や月経不順、不妊といった問題まで生じることがあるそうです。また、腸が圧迫されて便秘になったり、代謝も悪くなり、冷えやむくみが起こりやすくなります。

さらに、骨盤のゆがみの影響は、年齢を重ねるほど増していきます。例えば、膝が外側に開くO脚の場合は膝の関節に負担がかかりますが、若い時は筋力や柔軟性で支えることができるため痛みはあまり出ません。しかし、年齢と共に筋力や柔軟性が低下し、関節が硬くなると、関節への負担が大きくなるため痛みが生じてしまいます。60代以降になると、骨が変形する変形性膝関節症につながることもあるので注意してください。(監修:健康管理士一般指導員)


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