苦手な体育の種目1位は小学生が「水泳」で中学生が「長距離走」に

ニフティは、同社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」において、「スポーツ」に関するアンケート調査を実施し、5月16日にレポートを公開した。同調査では、小中学生を中心とした子どもたちを対象に、スポーツや運動会、体育祭は好きかどうかなどのアンケートを実施し、1480人から回答を得た（アンケート実施期間：3月12日～4月9日、調査機関：自社調査、調査対象：小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者、有効回答数：1480件、調査方法：インターネット調査）。

スポーツは「好き」と回答した小学生は45％、中学生は43％と年代による差は大きくなかった。「するだけなら好き」と「見るだけなら好き」を合わせると、どちらの年代でも6割以上の人がスポーツを好きだと感じているようだ。

体育の授業は、小中学生ともに40％以上の人が「好き」と回答した。しかし、中学生になると小学生に比べて「嫌い」の割合が上回った。

体育の中で1番苦手な授業は、小学生では「水泳」、中学生では「長距離走」が1位だった。「水泳」や「長距離走」、「鉄棒」はどちらの年代でも上位となっていることから、苦手意識を持つ人が多いことがわかる。

自分がするのが好きなスポーツ（3つまで選択可）は、小学生では「ダンス」、中学生では「バドミントン」に多く票が集まった。小中学生でランキングは変動しているが、上位5つのスポーツの種類に大きな差はない。

見るのが好きなスポーツ（3つまで選択可）では、1位は「野球」で、「サッカー」「バスケットボール」と続く。上位のスポーツはテレビなどで視聴しやすく、人気が集まったと考えられる。その他には「ロードバイク」や「プロレス」、「相撲」といった回答もあった。

応援している日本のスポーツ選手（複数選択）では、どの年代でも圧倒的に支持されているのが、野球の大谷翔平選手だった。2位の体操・平岩優奈選手と大きく差をつけて1位に輝いた。

運動会や体育祭は、約半数の小中学生が「好き」と答える一方で、25％の人が「嫌い」と回答した。嫌いと答えた人に理由を聞くと、運動が苦手や走るのが速くないといった理由で、運動会や体育祭が嫌いな人が多いようだ。また、苦手なゆえにミスをした時のクラスの反応が怖いといった意見もあった。「運動が苦手」を理由にあげる人が多い一方で、「クラスで一致団結する空気が苦手」「単純に疲れるから嫌」など、運動会や体育祭そのものが嫌だと感じている人もいる。その他にも、「練習が嫌」「暑いから」などさまざまな理由があるようだ。

運動会や体育祭で、好きな種目（複数選択）を聞くと、小中学生に人気の種目は1位が「リレー」、僅差で2位に「ダンス」がランクインした。その他には、「私の学校ではダンスとかけっこしかしない」「コロナで運動会がなかった」といった意見もある。コロナ禍以降、運動会を中止にしたり時間短縮のために競技数を絞ったりしている学校もあることがわかる。