「GLOBIS学び放題」が「社会人と学び」に関する調査を実施、若手社会人の約7割が「学ぶ必要がある」と回答

 グロービスが提供する、ビジネスナレッジの定額制動画学習サービス「GLOBIS学び放題」は、20~34歳の若手社会人の学びに関する実態調査を実施した。その結果、若手社会人の約7割が「学ぶ必要がある」と回答、一方その多くが「学びの迷子」になっていることが明らかとなった。

 変化が激しく、未来が予測しづらい時代。だからこそ「自分らしいキャリアを描きたい」と感じている若手社会人も多いのでは。もっと自分らしくあるため、そして将来のために、いま何をしていくべきなのか。GLOBIS学び放題では、こうした悩みを抱える若手ビジネスパーソンへヒントを提供するよう、若手の学び応援企画「#これからの履歴書」を開始する。第1弾として、若手社会人を対象とした「社会人と学び」に関する調査を実施、特設サイトを開設した。同調査では、多くの若手社会人が「学ぶ必要性を感じているけれど、できていない」という実態が明らかになった。

 今年は「学び直し」「リカレント教育」など学びに関する多くの注目が集まった 。リモートワークも定着が進み、時間と場所に捉われない働き方の中で、自分の未来を見つめ直す機会も増えた。今まで以上に多種多様な働き方が選択できる環境下で若手社会人は「学び」をどう考えているのかを実態調査した。見えてきたものは、若手社会人の「学ぶ必要がある」けれど、「どこから手をつけていくべきなのか」を悩む姿だった。

 「社会人も学びの必要性を感じたことがあるか」という問いに対し、全体の69.1%が「学ぶ必要がある」という回答結果となった。一方、そのうち「必要な学びを実践できていない」は58.3%となった。多くの若手社会人が学びの必要性を感じつつも、実際には取り組めていないという事実が見えてきた。

 「学びを実践できていないと感じる理由」についての問いに対し、「時間がないから」「お金がないから」を除くと、「自分にとって必要な学びがわからない」が34.8%で最も多い結果となった。また、その中で「現在の状況に不安や焦りを感じるか」という問いに対しては69.1%の人が焦りや不安を感じる結果になった。多くの若者が何を学んだらよいかわからない「学びの迷子」状態であること、その状況に不安や焦りを感じていることが明らかになった。

 「学びに関して気になった言葉」については、「学び直し」が28.3%で1位。次いで「リカレント教育」が18.4%で2位となった。また、「学びに関する情報が多いことをどう思うか」という問いに対しては、「何を優先していいかがわかりづらい」が35.3%、「情報が多すぎて理解が追いつかない」が31.3%で、焦りが感じられる結果となった。

 「学びを義務だと思うか、権利だと感じるか」という問いに対し、「権利」と回答した人が61.6%となった。学ぶ理由として目立った特徴は、「義務」と回答した人は、「権利」と回答した人と比較して、「自身の所属するチームや組織に貢献するため」が16.6ポイント、「世の中の役に立つため」が8.9ポイント上回るなど「世の中のため・周囲のため」に学ぶ傾向が見られた。「権利」と回答した人は「仕事でできることを増やすため」「教養を深めるため」という回答が多くなった。世の中や周囲のために学ぶべきと考えている社会人は学びを「義務」と捉え、自分自身のために学びたいと考えている社会人は「権利」と捉える傾向が見られた。

 GLOBIS学び放題では、若手学び応援企画「#これからの履歴書」として、学習実態調査、GLOBIS知見録、SNSなどを通じてビジネスパーソンに役立つ情報を届けていく。ビジネスが身近になるメディア「GLOBIS知見録」では、調査データの解説やロールモデルとなる社会人のインタビュー記事の展開などを予定しているという。

 鳥潟幸志GLOBIS学び放題 事業リーダーは、「調査結果からは、『学びの必要性を感じつつも、なかなか実践できない』『学べていないことに不安や焦りを感じる』という若手社会人の姿が浮かぶ。また、学びが実践できてない理由として、『時間がない、お金がないから』といった“王道的”な理由に続いて、『自分にとって必要な学びがわからない』『何が学びたいかわからない』が多く挙げられた。近年、『学び直し』『リスキリング』といった言葉ともに、社会人の学びについて多くの情報が広く普及している。一方、この状況について、若手社会人は『何を優先していいかがわかりづらい』『情報が多すぎて理解が追いつかない』など、戸惑いがあることがうかがえる。情報があふれる中で取捨選択をしていくには、“軸”が必要となる。キャリアの浅い若手の中には、自身の仕事観やキャリアイメージが固まっていない人も多いでは。それゆえに、多すぎる情報に悩んでしまう、学びへの一歩が踏み出せないという状況が生まれてしまう。『#これからの履歴書』では、そんな若手社会人に役立つ情報を発信していく」とコメントしている。

 またGLOBIS学び放題では、基礎的なビジネスの知識から、ビジネスマナー、社会人としてのマインドセットなどが学べるコース群「若手・新入社員のためのラーニングパス」を用意するなど、若手社会人の学びをサポートしていく考え。

 「GLOBIS学び放題」は、グロービスがこれまでビジネススクールや企業内研修、出版事業を通じて培った、良質な経営教育のコンテンツやビジネストレンドを、スマートフォンやPCなど利用シーンに合わせたデバイスで、いつでもどこでも好きなだけ学習することができるサービスとなっている。ビジネスに必要とされる体系的な知識を、900コース、5900本以上の動画に収録。動画は1本あたり3分程度から構成しており、隙間時間に手軽に学習することが可能となっている。10月時点で導入社数3100社以上、会員数は24万人以上に成長している。

[調査概要]
調査期間:9月15日~21日
調査対象:20歳~34歳の有職者(会社員・団体職員など)
※パート・アルバイトは除く
回答人数:750名
調査エリア:宮城・東京・愛知・大阪・福岡
調査方法:インターネットによるアンケート

GLOBIS学び放題=http://hodai.globis.co.jp/
#これからの履歴書 特設サイト=https://hodai.globis.co.jp/lp/articles/korekara-rirekisho/


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