ゼブラ、環境対応した替芯「バイオチューブ JF-0.5 芯」と「バイオチューブ搭載サラサクリップ」を発売

「バイオチューブ JF-0.5 芯」(右2本)と「バイオチューブ搭載サラサクリップ」(左4本)

ゼブラは、インクチューブにサトウキビ由来のバイオマスプラスチックを使用した替芯「バイオチューブ JF-0.5 芯」と、本替芯を搭載した「バイオチューブ搭載サラサクリップ」を、8月1日から全国文具取扱店で発売する。

「バイオチューブ搭載サラサクリップ」は、ペン本体、替芯、替芯のパッケージにまで環境配慮したジェルボールペンとなっている。

ゼブラでは、1997年からボールペンの本体に再生プラスチックを使用することで環境に配慮した商品作りを進めているが、さらなる環境貢献のため、インクを入れる替芯の材料も環境対応することと、ユーザーに替芯交換をして1本のペンを長く使ってもらうことが必要と考え、環境対応した替芯「バイオチューブ」の開発に至った。替芯のインクチューブにサトウキビ由来のバイオマスプラスチックを使用し、材料となる植物が育つ過程でCO2(二酸化炭素)を吸収する。従来の環境配慮ボールペンを使用した時に比べて、CO2排出量を48%削減できる(従来のサラサクリップを6本使用した場合とバイオチューブ搭載サラサクリップ1本+バイオチューブ JF芯5本を使用した場合のCO2の削減比較(2023年12月同社試算による))ため、地球環境の維持に貢献できる。

同社の調査によると、環境問題に関心のある人の64%が普段から替芯交換をすると答えている。

昨年9月に販売を開始した「バイオチューブ」第一弾では事務用の定番ボールペン「ジムノック」に搭載した。第二弾の今回は、学生から社会人まで幅広い層に使われている、累計販売本数10億本以上(2022年3月時点ゼブラ出荷実績)のジェルボールペン「サラサクリップ」にバイオチューブを搭載。また、「バイオチューブ JF-0.5芯」は、従来のサラサクリップ0.5にもつめ替えて使用できる。ゼブラの環境に配慮した商品が、より多くの人に、より身近に手に取ってもらえるようになった(従来のサラサクリップは併売する)。

「バイオチューブ搭載サラサクリップ」では、ペン本体のグリップにもバイオマスプラスチックを使用している。また、その他の部品には再生プラスチックを使用している。従来の替芯のパッケージはプラスチック製だが、「バイオチューブ」のパッケージは再生紙40%使用の紙製とのこと。ボールペン本体と替芯、替芯のパッケージにまで環境対応することで、環境保護を意識している消費者の要望に応える。日本バイオプラスチック協会が定める「BP(バイオマスプラ)マーク」の認証を取得している。ボールペンは日本環境協会が認証するエコマークを取得している。ボールペンのデザインは環境配慮をイメージしたアースカラーを採用している。

バイオマスプラスチックとは、植物などの再生可能な有機資源を使用するプラスチック。植物が育つ過程でCO2(二酸化炭素)を吸収することから、それを焼却処分した場合でも大気中のCO2の濃度を上昇させないというメリットがある。これによって地球温暖化の防止や化石資源への依存度低減にも貢献することが期待されている。バイオマスプラマークは、日本バイオプラスチック協会(JBPA)が定めるバイオマスプラ識別表示制度で、バイオマスプラスチックを一定比率以上含み、かつ安全性の審査基準に合格した製品に使用を認めるもの。日本政府は「バイオエコノミー戦略」に基づく取り組みを推進し、バイオエコノミー市場規模を国内外で、これまでの92兆円から100兆円に拡大する目標を打ち出している(6月時点)。

[小売価格]
バイオチューブJF-0.5芯
 ジェルボールペン替芯 ボール径0.5mm 1本パック:110円
 ジェルボールペン替芯 ボール径0.5mm 5本パック:550円
バイオチューブ搭載サラサクリップ ジェルボールペン ボール径0.5mm:132円
(すべて税込)
[発売日]8月1日(木)

ゼブラ=https://www.zebra.co.jp


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