- Cosme&Beauty2024/07/11 20:00
ホットペッパービューティーアカデミー、鍼灸・接骨院に関する利用実態調査、20代のあん摩/指圧や鍼灸・接骨/整骨の利用が高い
リクルートの美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミーは、全国15歳から69歳の男女5500人(スクリーニング調査5500人、本調査2000人)を対象に「鍼灸・接骨院に関する利用実態調査」を実施した。その結果、「あん摩・指圧」「鍼灸」「接骨・整骨」の利用率が最も高いのは20代だった。20代から30代は、「美容の悩み解消」と「専門性の高さ」が利用増のカギになるとみられる。
「あん摩・指圧」「鍼灸」「接骨・整骨」のいずれかを1年以内に利用した人(いずれの年も15~69歳男女n=5500、複数回答)は、1年以内の利用率は、16.1%で前年からほぼ横ばい。利用率が最も高いのは20代(20.4%)で2割を超える。1年以内の利用者のうち、約7割が保険適用ではない施術を受けた経験がある。
「あん摩・指圧」「鍼灸」「接骨・整骨」の施術は、具体的にどのようなことで利用しているか(「保険適用なし」の利用者、n=2000、複数回答)では、1位は「頭痛・肩や首の痛み、腰痛などの解消」、2位は「体のメンテナンス」。20~30代では、「脚周りの悩み解消」「ボディーラインの悩み解消」「顔周りの悩み解消」が他の年代と比べて高めの傾向となっていた。
「あん摩・指圧」「鍼灸」「接骨・整骨」を利用する理由は(「保険適用なし」の利用者、n=2000、複数回答)、1位「心身がリフレッシュできる・癒やされる」、2位「自分の体質・体調に合わせて適切に施術してもらえる」だった。20代から30代では、「専門知識を持った国家資格保持者の施術が受けられる」が2割超になった。
「あん摩・指圧」「鍼灸」「接骨・整骨」を受けてみたいと思うか(各施術非利用者、単一回答)では、「あん摩・指圧」「鍼灸」「接骨・整骨」とも、非利用者における利用意向率は4割前後だった。今後のマーケットの広がりがうかがえる。
[調査概要]
調査名:鍼灸・接骨院に関する利用実態調査2024
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:4月16日~4月18日
調査対象:全国に居住する15~69歳の男女
スクリーニング調査:男女各10歳刻みで500人ずつ(15~19歳は250人ずつ)計5500人
本調査:「あん摩・指圧」「鍼灸」「接骨・整骨」の「保険適用なし」での1年以内利用者。年代別の割り付けは20歳~59歳につき、男女各10歳刻みで250人ずつ計2000人
※調査票上では、“「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」「柔道整復師」の国家資格が必要な人が行う施術”と記載
※図表内の%の値は小数第2位を四捨五入しているため、差分や合計値において、単純計算した数値と合致しない場合がある
ホットペッパービューティーアカデミー=https://hba.beauty.hotpepper.jp