ダイエー、家庭で発生する使用済み廃食油を回収、8月開始の「グルメシティ庄内店」は4店舗目

店頭での回収のようす(イオンフードスタイル鴨居店)

原料の生産・収集から、製造、燃焼までのライフサイクルにおいて、従来の航空燃料に比べて温室効果ガスの排出量の大幅な削減が期待できるとともに、既存のインフラをそのまま活用できる航空燃料「SAF(持続可能な航空燃料=Sustainable Aviation Fuel)」。ダイエーは、日本航空(JAL)および自治体と連携して、廃食油を原料とした「SAF」の取り組みに参画し、家庭で発生する使用済み廃食油の回収拠点として、JALと「家庭系廃食油の拠点回収に関する契約」を締結しているという。

今回、この取り組みの一環として、ダイエーは、8月3日から、大阪府豊中市にある「グルメシティ庄内店」において、家庭で発生する使用済み廃食油の回収を開始するという。

6月5日に横浜市において、ダイエーとして初めて「イオンフードスタイル鴨居店」での本格回収を開始して以来、7月には「イオンフードスタイル三ツ境店」「イオンフードスタイル港南台店」へ導入してきた。今回、近畿エリアへ展開を拡大し、豊中市内において、8月3日から、同社4店舗目となる「グルメシティ庄内店」での取り組みを開始するという。

ダイエーは、今後も「食」を基軸に、消費者のライフスタイルに合わせた商品やサービスの提供を行うとともに、社会貢献・環境保全への取り組みを積極的に推進していく考え。

廃食油の回収方法は、家庭で集めた廃食油を店頭に設置した専用回収ボックスへ直接流し込む。回収できる油は、常温下での液体の植物性油(例:サラダ油、ごま油、コーン油、紅花油、米油、大豆油、ヒマワリ油、オリーブオイル等)となる。なお、回収対象外の油は、常温下での固形の油、鉱物系油、動物性油、食品や香辛料などが混ざった油、事業系油だという。

今後の取り組みは、9月から「イオンフードスタイル豊中庄内店」へ導入する予定となっている。


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