- Health&Medical2023/01/11 16:11
日本調剤がオンライン診療サービス「J:COMオンライン診療」に対応、テレビを使ったオンライン服薬指導を提供
全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤は、JCOMが提供するオンライン診療サービス「J:COMオンライン診療」に対応し、テレビを使ったオンライン服薬指導の提供を開始する。これによって、患者はテレビを使った診療から服薬指導、処方薬の受け取りまでを自宅で完結することが可能となった。
日本調剤では、地域の人々が自宅で簡単に診療・服薬指導を受けられるスマート医療の実現を目的として2021年5月に設立された「地域スマート医療コンソーシアム」に参画し、オンライン診療・オンライン服薬指導の推進・普及に向けた活動を行ってきた。今回、同コンソーシアムで協働するJ:COMの「J:COMオンライン診療」に、オンライン服薬指導機能である「おくすり受け取りサービス」が追加されたことを受け、家庭のテレビを使ったオンライン服薬指導の提供を開始する運びとなった。
患者は、「J:COMオンライン診療」アプリで、テレビ画面上で薬局予約、質問票回答、ビデオ通話による処方薬の説明確認、薬局側は、MICINのオンライン服薬指導サービス「curon(クロン)お薬サポート」で、予約/質問票の確認、ビデオ通話による服薬指導、決済、処方薬の配送等を行う。
日本調剤では、誰もが安心して治療・服薬を継続できる体制を整備し、地域の人々の健康に貢献していく考え。
「J:COMオンライン診療」は、家庭で普段から利用しているテレビに、J:COMが開発したアプリを搭載したSTB(CATVチューナー機器)を接続し、医療機関向けの国内主要オンライン診療システムを提供するMICINのオンライン診療サービス「curon(クロン)」を経由して診療が受けられるサービスとなっている。日頃から使っているテレビ画面上で、医療機関の診察予約から問診、WEBカメラを通じて診察などが受けられる。また、1月からは、「curon(クロン)お薬サポート」とも連携し、服薬指導の利用も可能となった。
また、機器の設置から初期設定、操作方法など、J:COMスタッフが訪問または電話で利用を継続的にサポートするので、シニア世代の人でも安心して簡単に利用できる。