ヤクルト、豆乳を乳酸菌とビフィズス菌で発酵させて作ったはっ酵豆乳食品「豆乳の力」3品を発売

左から:「豆乳の力 プレーン」「豆乳の力 ブルーベリー」

ヤクルト本社は、10月に生産子会社としてヤクルトプランツファクトリーを新たに設立し、新ブランド「豆乳の力」の生産を開始する。「豆乳の力」は、豆乳を乳酸菌とビフィズス菌で発酵させて作ったはっ酵豆乳食品で、「豆乳の力 プレーン」(110g)、「豆乳の力 ブルーベリー」(110g)、「豆乳の力 プレーン無糖」(400g)を10月7日に発売する。同社は同商品の導入によって、近年世界全体で拡大傾向にある植物素材利用食品市場へ本格参入する。

なお、「豆乳の力」の10月から来年3月までの販売目標は、「豆乳の力 プレーン」、「豆乳の力 ブルーベリー」が2品合計で1日当たり4万9000個、「豆乳の力 プレーン無糖」が1日当たり1万5000個となる。

「豆乳の力 プレーン無糖」

同社は長期ビジョン「Yakult Group Global Vision 2030」および「中期経営計画(2021~2024)」において、今後の新たな事業の柱として「植物素材利用食品」への参入を発表した。

その実現のため、レモンなど植物素材のリソースを有するポッカサッポロフード&ビバレッジ(以下、ポッカサッポロ)と、2021年11月に業務提携契約を締結し、同社独自の乳酸菌・発酵技術を組み合わせた植物素材利用食品の検討を進めてきた。

その一環として、消費者への新たな価値提案と更なる市場拡大のために、ポッカサッポロが有する植物性ヨーグルト事業を取得し、同社が事業主体となることを、昨年9月に合意した。加えて、植物性ヨーグルトを製造するポッカサッポロ群馬第二工場の生産設備についても同社が取得することを、3月に発表した。

同社は、ポッカサッポロから取得した植物性ヨーグルト事業と生産設備を活用し、新たな生産子会社を設立し、新ブランド「豆乳の力」を発売する。

世界では、地球環境への対応、人々の健康ニーズの拡大から、大豆やオーツなどの穀物やナッツ類など、植物素材を活用した食品の市場拡大が進んでいる。同社は「人も地球も健康に」をコーポレートスローガンとして掲げており、植物素材利用食品市場に参入し「豆乳の力」を発売することで、より一層コーポレートスローガンの実現を推進する。

「豆乳の力」は、豆乳を生きた乳酸菌とビフィズス菌で発酵させて作ったはっ酵豆乳食品(食べるタイプ)とのこと。おいしさ丁寧搾り製法(大豆の臭みとなる皮を事前に除去し、高温循環浸漬(高温で豆を煮ること)で青臭さや大豆臭さを抑え、渋みを抜くことでデザートに合う風味、香りに仕上げている)によって製造した、すっきり飲みやすい豆乳を使用しているため、クセがなく、酸味が少なく、やさしい甘さのまろやかで食べやすい味わいとなっている。乳製品不使用のため、乳アレルギーの人も摂取できる。

「豆乳の力 プレーン」・「豆乳の力 ブルーベリー」は、1日当たり2個(220g)を摂取することで、血清コレステロールを低下させるはたらきがある大豆たんぱく質を含んだ特定保健用食品となっている。

「豆乳の力 プレーン無糖」は、乳酸菌とビフィズス菌で豆乳を発酵させることによって、大豆イソフラボンを吸収しやすくしている(豆乳を乳酸菌で発酵させることによって、腸内細菌の酵素のはたらきと同様に、糖の部分が分離した大豆イソフラボンアグリコンを増加させているため、アグリコン化能の高低にかかわらず、吸収しやすい状態の大豆イソフラボンアグリコンを摂取することが可能となる)。

[小売価格]
豆乳の力 プレーン:130円
豆乳の力 ブルーベリー:130円
豆乳の力 プレーン無糖:265円
(すべて税別)
[発売日]10月7日(月)

ヤクルト本社=https://www.yakult.co.jp


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