Far Yeast Brewing、山梨県北杜市にある小林ホップ農園のフレッシュホップを使ったビール「Far Yeast Farm to Brew 2024」を発売

Far Yeast Brewingは、山梨県北杜市にある小林ホップ農園のフレッシュホップを使ったビール「Far Yeast Farm to Brew 2024(ファーイースト ファーム トゥ ブリュー)」を、9月10日から限定販売する。

山梨県北杜市は、日本で初めて本格的なホップ栽培が始まった場所。過去には多くの栽培農家が存在したが、大手ビールメーカーが主に輸入ホップを使うようになり、今ではその数は激減。ほとんどの農家が撤退してしまった。そんな中、小林ホップ農家の小林吉倫氏は北杜市に移住し、山梨のホップづくりを継承しようと2014年から栽培を始めた。

「Far Yeast Farm to Brew」は、同じ山梨の地で意欲的に活動する小林氏の取り組みを応援し、ともに北杜市産ホップの魅力を伝えていきたいという思いから誕生したビール。県内の生産者や企業とタッグを組んだ「山梨応援プロジェクト」シリーズとして、2021年に初醸造。以来、好評につき毎年この時期に届けて、今年で4年目となる。

商品名の“Farm to Brew”は、「農場から食卓へ」という意味の“Farm to Table”から着想し命名した。地産地消によって、輸送や倉庫管理等に伴う環境負荷を抑えたサステナブルな取り組みとなっている。

アメリカ・ワシントン州やオレゴン州では、ブルワリーのすぐ近くにホップ畑が広がっているという環境から、ホップ収穫期にはその季節にしか飲むことができないフレッシュホップビールが多くのブルワリーで醸造されている。日本でもこの文化を踏襲し、国産ホップを使用したフレッシュホップビールが注目されつつある。しかし、日本国内ではホップの栽培地が少ないため、フレッシュホップ醸造には収穫直後に乾燥・凍結させた冷凍ホップが使われることがほとんどだという。

「Far Yeast Farm to Brew」は、小林ホップ農園で朝収穫した生ホップをその日のうちに仕込み釜に投入して造るフレッシュホップビール。収穫した瞬間から酸化がはじまり、劣化が早いといわれる繊細なホップの香気成分をどれだけ保てるのかがフレッシュホップビールの勝負どころ。同社では、収穫から仕込み釜へと投入するまでの時間を最短にし、生ホップのアロマ・フレーバーを最大限に活かすことに挑んだ。ホップ畑と醸造所が同じ⼭梨県内に位置するからこそ醸造可能なプロダクトになっている。

「Far Yeast Farm to Brew」

毎年、ホップ収穫日には同社スタッフが早朝から北杜市の農園を訪れ、収穫作業を行っている。収穫したホップはすぐに小菅村の醸造所へと運び、香り成分を効果的に抽出するため一つひとつ手作業で鞠花を分解する加工作業を経てビールの仕込みに使用する。今年のホップ収穫は7月24日に行い、約40kgのホップを持ち帰り、その日の午後には仕込み釜へと投入された。今年も小林吉倫氏が収穫後に源流醸造所を訪れ、同社スタッフと共にホップ加工と仕込みを行った。

畑から届いたフレッシュホップの自然な優しい香りをそのまま届けるため、普段Far Yeast Brewingでは醸造していないクラシカルでクリアなケルシュスタイルを採用している。ホップは、すべて北杜市の小林ホップ農園で収穫したカスケード、スターリンホップ、ソラチエースを使用。今年は柑橘系のアロマが特徴のカスケードをメインに据え、爽やかでフルーティーな味わいに仕上げた。毎年この時期にだけ飲むことができる贅沢なビールとなっている。

「Far Yeast Farm to Brew 2024」は9月10日12時からFar Yeast Brewing公式Web Storeで数量限定で販売開始、 全国のビアバー・飲食店・酒販店へは9月11日から、Web Storeでの購入分は9月13日から順次出荷開始する。

[小売価格]オープン価格
[発売日]9月10日(火)

Far Yeast Brewing=https://faryeast.com


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