日本出版販売とローソンが連携、書店が少ない地域に本との出会いを神奈川県初の「LAWSONマチの本屋さん」がオープン

日本出版販売（略称、日販）は、ローソンと連携し、1月17日に、「ローソン向ヶ丘遊園南店」（所在地：神奈川県川崎市）を「LAWSONマチの本屋さん」として、リニューアルする。

「LAWSONマチの本屋さん」は、2021年からローソンと連携して展開している書店併設型店舗のブランド。2021年6月に埼玉県狭山市に一号店をオープンし、今回の店舗は5店舗目で、神奈川県では初めての出店となる。店舗では、おにぎり・弁当・ベーカリー・デザート・飲料など通常のコンビニエンスストアの品揃えに加え、約6000タイトルの本・雑誌の取り扱いを行う。

書店軒数が年々減少しているなかで、日販は「人と文化のつながりを大切にして、すべての人の心に豊かさを届ける。」というグループ経営理念のもと、街に書店のある風景と、誰もが自由に本と触れ合える環境を守ることに取り組んでいる。

その取り組みの一つが、生活のインフラを支えるローソンと連携し「LAWSON マチの本屋さん」を全国に展開することで、これによって多くのマチの人々に本との出会いの機会を提供することを目指している。

「ローソン向ヶ丘遊園南店」は小田急電鉄小田原線向ヶ丘遊園駅から徒歩1分圏内に位置する駅前立地の店舗とのこと。向ヶ丘遊園駅は、新宿駅から急行で約20分、近隣には専修大学（生田キャンパス）があることから、大学生など若年層の往来も多く、1日平均乗降人員は約4万5000人に上る（小田急交通広告 データライブラリー 各駅1日平均乗降人員から）。しかしながらその周辺（神奈川県川崎市多摩区登戸）には、現在書店がないとのこと。加えて、川崎市の人口1000人当たりの書店坪数は約2.9坪であり、全国平均の約9.7坪に比べると、書店が少ない地域といえる（川崎市の数値は2020年の人口と2021年9月時点の書店坪数（同社調べ）から算出）。こういった背景から、「LAWSONマチの本屋さん」としてリニューアルし、本との出会いを提供することで、多くの消費者の生活に文化的な豊かさを届けることができると考えているとのこと。また、より地域の消費者に喜んでもらえるよう、地域密着型のコラボレーション企画も計画中だ。

今後も日販とローソンは、地域の消費者の利便性向上を目的として、書店が少ないエリアを中心に、地域に根差した個性ある「LAWSONマチの本屋さん」の出店に取り組んでいく考え。

［「ローソン向ヶ丘遊園南店」概要］
リニューアル完了日時：1月17日（火）午前8時
所在地：神奈川県川崎市多摩区登戸2755
売場面積：412.7m2（約124.6坪）うち、書店部分84m2（約25坪）
営業時間：24時間
主な取り扱い商品：
（通常コンビニ商品）
おにぎり、弁当、調理パン、ベーカリー、デザート、ファストフーズ、まちかど厨房、飲料、酒類、日用品など約3500種類
本の取り扱い：雑誌、コミック、絵本、文庫本、小説、ビジネス書、新書など、約6000タイトル

日本出版販売＝https://www.nippan.co.jp/
ローソン＝https://www.lawson.co.jp/