薬局に行かずに処方薬を配送受け取りしたことがある人は19.8%

調剤薬局を運営しているメセナメディカルでは、医療のオンライン化がどの程度浸透しているのかを調べるため、男女3000人を対象に処方薬に関するアンケートを実施した(調査期間:8月22日~8月27日、調査手法:インターネット調査、調査地域:全国、調査対象:20歳以上の男女、サンプル数:3000人、調査会社:アイブリッジ)。

調査対象3000人のうち、1416人(47.2%)と半数近くの方が「現在、薬の処方を受けている」と回答した。さらに年代別に集計したところ、20代で36.2%、30代で33.4%、40代で32.5%、50代で42.2%、60代で57.6%、70歳以上で79.0%の人が「現在、薬の処方を受けている」という結果だった。

この結果から、20代~40代という比較的若い世代であっても3割以上の人が薬の処方を受けていることが分かる。また、50代から薬の処方を受けている人の割合が上がっていき、60代以上から半数を超える人が薬の処方を受けていることが分かった。

「現在、薬の処方を受けている」と回答した方のうち1300人を対象に「配送での処方薬受け取り」に関するアンケートを取ったところ、「利用したことがある方」が257人(19.8%)、「配送受け取りできることを知っているが使ったことがない」と回答した人が589人(45.3%)、「配送受け取りできることを知らなかった」と回答した人が454人(34.9%)だった。「知っているが使ったことがない」、「そもそもサービスのことを知らない」の両方が多かったことから、配送での処方薬受け取りを普及させるにはサービスの周知を図るだけでなく、サービスの理解を深めるような働きかけも必要であることがうかがえる。

前のアンケートで「配送受け取りできることを知っているが使ったことがない」と回答した人589人を対象に、「配送での受け取りを利用しない理由はなんですか?(複数回答可)」というアンケートを実施したところ、「必要性を感じないから」が最多で、次いで「配送料が別途かかるから」、「薬が届くまでに時間がかかるから」という理由が続いた。「その他」については、「処方を出してもらっている病院がオンライン診療に対応していないから」、「病院のすぐ近くに薬局があるから」、「個人輸入しているから」などの回答があった。

処方薬の配送サービスを利用しない理由として「薬剤師からアドバイスをもらいたいから」と回答した人もいたが、現在はスマホやPCを使って薬剤師からのアドバイスを受けられる「オンライン服薬指導」というサービスがある。このオンライン服薬指導の周知がどの程度あるのかを調べるため、「薬剤師からアドバイスをもらいたいから」と回答した66人を対象に「オンラインで自宅にいながら薬剤師の服薬指導を受けられることを知っていますか?」という質問をしてみた。結果、「知っている」と回答したのが20人(30.3%)、「知らなかった」と回答したのが46人(69.7%)だった。約3割の人はオンライン服薬指導の存在を知っているもののそれでは不十分であると感じていることがうかがえ、約7割の人はそもそもサービスの存在自体を知らないという結果だった。


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