- Home&Living2024/11/01 16:08
タニタ、インテリアになじみやすいダークカラーを採用した血圧計4機種を発売
健康総合企業のタニタは、インテリアになじみやすいダークカラーの血圧計を11月1日に発売する。発売するのは手首で手軽にはかることができる手首式血圧計のBP-215とBP-218L、上腕へカフを巻き付けてはかる上腕式血圧計のBP-225とBP-228Lの全4種。BP-218LとBP-228LはBluetooth通信に対応しており、スマートフォンアプリ「ヘルスプラネット」で測定データを記録・確認できる。起床後や就寝前に測定する人が多いことから、寝室に置いても違和感の少ないダークブルーのカラーを採用した。また緩やかに腕を加圧する昇圧測定方式を採用することで腕への過剰な加圧を抑え、測定者の負担を少なくした。家電量販店などを中心に販売する。
日本高血圧学会が発表した「高血圧治療ガイドライン2019」によると、現在日本にいる高血圧患者は約4300万人と推定されている。このうち治療を受けている人は57%の2450万人で、その中でも適切に血圧をコントロールできている人は1200万人程度といわれている。高血圧は急になるものではなく、生活習慣の乱れによって徐々に血圧が高くなっていくため、自覚症状が出にくい疾患となっている。また体調や時間帯によって1日の中で値が変動する。病院や健診ではかったときには正常な範囲に収まっていても、その他の場所や時間帯で高血圧を示す「仮面高血圧」や早朝に血圧が上昇する「早朝高血圧」などは診断しづらいため、家庭で血圧をはかることが同ガイドラインでも推奨されている。
同商品は昇圧測定方式を採用している。先に加圧してから徐々に減圧していく降圧測定方式の血圧計に対して、昇圧測定方式の血圧計は緩やかに加圧しながら測定する。一般的な降圧測定方式の血圧計と比べて腕への過剰な加圧を抑えることができ、腕への負担が軽減される。
2人分の測定結果(測定日時、最高血圧、最低血圧、脈拍数)を過去100回分まで本体に記録する。また手首式血圧計BP-218Lと上腕式血圧計BP-228Lはスマートフォンアプリ「ヘルスプラネット」と連携が可能。通信機能を備えたタニタの体組成計や活動量計ではかった体重や体脂肪率、活動量などの計測データと合わせて一元管理することができる。
測定中に動いてしまったり正しく装着できていなかったりするなど、脈間隔の変動を感知した場合には、測定結果画面に脈間隔変動マークが点灯して知らせる。脈間隔変動マークが点灯した場合は再測定を推奨する。
白色バックライト付きで暗い部屋でも測定結果を確認しやすくなっている。また静音モーターを搭載しており、周囲を気にせず測定できる(同社現行機種と比較して)。
手首式血圧計ではかる際には、機器を装着した手首の高さによって血圧が大きく変化する恐れがあるため、姿勢サポート機能を備えた。画面の指示に合わせて手首の高さを調整することで適切な測定姿勢をサポートする。旅行や出張先に持っていきやすい収納ケースも付属する。
高血圧は喫煙と並んで生活習慣病による死亡に最も大きく影響する要因の一つ。特に日本人の高血圧の最大の原因は食塩の取り過ぎといわれており、タニタでは塩分3g以下に抑えた日替わりのヘルシー定食を「タニタ食堂」で提供するなど、減塩による健康づくりを提案してきた。また近年では病院や健診ではかる診察室血圧と家庭ではかる家庭血圧の間に診断の差がある場合、家庭血圧による診断を優先する方針になっており、家庭で血圧をはかることの重要性はより高まっている。食事面での減塩サポートに加え、今回発売する同商品によって、家庭での血圧管理や健康づくりに向けた取り組みを加速していく考え。
[小売価格]オープン価格
[発売日]11月1日(金)
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