パイロットとパイロットインキ、温度で色が変わる特殊インキ「メタモカラー」の技術を応用した絵本を発売

左から:「ともだちいろいろ」「はなくそほじほじかぞえうた」

パイロットコーポレーションおよび同社グループ会社であるパイロットインキは、同社独自技術の温度で色が変わる特殊インキ「メタモカラー」を使った児童向けの書籍を、パイロットインキから10月30日に全国の書店で発売した。

今回発売する書籍「いろがかわってあそべるえほん」は、パイロットが1975年に世界で初めて開発に成功した温度で色が変わるインキ「メタモカラー」の特長を取り入れた児童向けの書籍。「メタモカラー」は、発色剤および発色剤を発色させる成分と変色温度調整剤の3つを1つのマイクロカプセルに封入したインキで、これまでその色が変わる特長を活かし、玩具やパッケージなどさまざまなシーンで使われてきた。この「メタモカラー」を筆記具用に応用し、開発されたのが消せる筆記具「フリクション」シリーズとなる。

「いろがかわってあそべるえほん」は「ふれてみて」をコンセプトにしている。触ると色が変わる仕掛けを活かして、絵本に触れたくなる、読んでみたくなる好奇心を掻き立て、親子で楽しみながらコミュニケーションを深められる絵本となっている。絵本の中のストーリーを進むと、各所で擦ったり、手を当てて温度を変えることによって違う絵が現れる。色を変えてどんな絵が現れるのか、どうやって色を変えるのか試行錯誤しながら楽しめる絵本となっている。カメレオンのメレオが色んな友達と出会うあいさつ絵本「ともだちいろいろ」と、“はなくそ”をほじほじこすって(消して)、数を楽しくおぼえられる知育絵本「はなくそほじほじかぞえうた」の2種で展開する。

今回「いろがかわってあそべるえほん」に使用した「メタモカラー」は、30℃以上の温度に達することで色が消える。消えた「メタモカラー」は25℃以下になることで色が復活する。繰り返し色変化が可能であるため、何度でも楽しめる絵本の仕掛けになっており、印刷技術でありながらデジタルのような変化が実際に触って楽しめる。

[小売価格]1650円(税込)
[発売日]10月30日(水)

パイロットコーポレーション=https://www.pilot.co.jp
パイロットインキ=https://www.pilotink.co.jp


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