レバウェル介護、「11/11 介護の日 特設WEBサイト」を公開、ハリー杉山さんと鷲見玲奈さんが介護従事者への感謝を披露

左から:ハリー杉山さん、鷲見玲奈さん

レバレジーズメディカルケアが運営する、介護業界に特化した求人・転職サービス「レバウェル介護」は、介護の日に合わせて「介護の日プロジェクト2024」を始動。同プロジェクトでは、介護サービス利用者から集めた「介護従事者の皆様に向けた感謝のメッセージ」や、介護従事者から集めた「働く中でやりがいを感じる瞬間のエピソード」を掲載したWEBサイト「11/11 介護の日 特設WEBサイト」を11月1日から公開した。特設WEBサイトの公開にあたり、「介護の日プロジェクト2024」オープニングイベントを11月11日に開催。ゲストには、今回のイベントが初共演となる、ハリー杉山さん・鷲見玲奈さんの2人を招き、介護に関するエピソードトークや介護従事者に向けた感謝の言葉を寄せてもらった。

レジーズメディカルケア 執行役員 小西東氏

「日本の超高齢化社会の進行にともなう介護従事者の不足は、深刻な社会問題の1つとなっている。厚生労働省の推計によれば、2040年までに約272万人(+約57万人)の介護職員が必要といわれ、介護人材の確保は大きな課題とされている」と、レジーズメディカルケア 執行役員 小西東氏が介護業界の課題について問題提起する。「こうした状況の中、介護業界では、他産業からの労働移動や外国人労働者の受け入れ、若年層人材の積極的な業界参入などを促進し、厚生労働省では『介護のしごと魅力発信等事業』の取り組みを通じてより多くの人々に介護業界の魅力を伝えることや、介護の仕事理解を促進するなど、新たな人材確保のための取り組みが幅広く実行されている」と、介護業界に人材を定着させるための取り組みも進められているという。「介護業界の人材確保に関する現状に対し、レバウェル介護も、人材供給と人材の最適配置という直接的な支援以外の側面から、介護人材の確保に向けて業界に貢献できることがないかということを考えた」と、企画の背景について説明する。「11月11日“介護についての理解と認識を深める日”とされている『介護の日』をきっかけに、社会の人々に対して介護という仕事の理解をしてもらうため、また、日本の超高齢社会を支えている介護従事者の人々に向けて、感謝の声を届けるための取り組みとして、『介護の日プロジェクト』を始動することにした」と、同プロジェクトは、介護の仕事理解促進を図るとともに、介護従事者に向けた感謝の声を届ける取り組みなのだと訴えた。

鷲見玲奈さん

そして、スペシャルゲストとして、ハリー杉山さん、鷲見玲奈さんが登壇。二人は今回のイベントが初共演となり、鷲見さんはハリーさんの印象を「華やかで知的で、親しみやすい」とコメント。ハリーさんは鷲見さんの印象について「とにかく優しい。頼れるお姉さん。共演できて嬉しい」と語っていた。

ハリー杉山さん

トークショーでは、ハリーさんが自身の介護経験を語ってくれた。「パーキンソン病」「認知症」の診断を受けた父の介護をすることになったハリーさん。突然訪れた状況に父親との親子関係が壊れかけてしまうほど、苦しい状況だったと振り返る。在宅介護をしていた当時のことを「介護士と出会えていなかったら、家族は空中分解していたと思う。感謝してもしきれない。20代半ばで仕事もなく、まだまだ必死だった頃、祖母が脳梗塞で亡くなり、父親がパーキンソン病、認知症と診断された。番組の収録中も常に連絡が来てもわかるようにポケットに入れた電話を確認していた。在宅介護が悪いわけではないが、自分も母親も適切な対応ができなかったと思う」と、状況を細かく話してくれた。

左から:ハリー杉山さん、鷲見玲奈さん

これを受け鷲見さんは、「私も祖母が認知症で、現在は両親が介護している。特技の詩吟は祖母から教わった。祖母は常にしゃんとしたイメージだったが、今は、自分が食事をしたのか、私が子どもを産んだことさえわからないこともある」と、今まさに祖母の介護に直面していると訴える。

ハリーさんの父親が在宅介護から施設介護に変わった際に、「施設介護になったことで心の余裕が生まれ、父との接し方が変わった」と説明する。「父が笑いながら“ハリー”と呼んでくれるようになり、本来の父親が帰ってきたと感じた。母親や自身の健康も取り戻し、家族全員がしっかり寝られるようになった。僕にとって介護従事者の人々はヒーロー」と、介護士への感謝の言葉を述べていた。

左から:介護福祉士の小野善子氏、ハリー杉山さん、鷲見玲奈さん

続いて、実際の介護現場で活躍されている介護福祉士の小野善子氏が加わり、ゲスト2人とのトークセッションを行った。ハリーさんと鷲見さんは、リアルな介護の現場の様子に時折頷きながら耳を傾けていた。小野氏は、「介護福祉士は、専門性が求められる仕事で、認知症だけでなく合併症で何の病気を持っているかで、その人の対応も違う。そこが難しいところ」という。これについてハリーさんは、「介護士のぬくもり、優しさは本当に素晴らしい。介護士は柔軟性や守備範囲がすごい。介護士のおかげで自分も父と接するのが楽しくなった」と介護士の仕事ぶりを讃えていた。

また、介護士のやりがいついて小野氏は、「本人から笑顔を向けられることももちろん嬉しいが、そばで介助をしている人からありがとうといってもらえることが、すごく嬉しい」と話す。ハリーさんは、「感謝の言葉はモチベーションにもつながるし、ひとこと、ありがとうといってもらえるだけで全然気持ちが違う。感謝の気持ちをみんなで伝えていこう」と呼びかけた。

左から:介護レクリエーションを体験する、介護福祉士の小野善子氏、ハリー杉山さん、鷲見玲奈さん

この後、実際に介護の場で行われている介護レクリエーションをハリーさん、鷲見さんが体験した。内容は「後だしじゃんけん」、「足を使ったじゃんけん」、「手で勝って、足で負けるじゃんけん」というもの。一見簡単そうでありながら、やってみると意外と難しい「じゃんけん体操」に、2人も必死の形相に。身体と脳を両方使うため、認知症予防にも最適といわれているのだとか。ハリーさんは「番組が始まる前のウォーミングアップにも最適。心拍数が上がった」とじゃんけんで負けたり、足でじゃんけんすることに悪戦苦闘していた。一方、鷲見さんは「すごく楽しかった。番組のみんなでやったら雰囲気が良くなりそう」と、介護が必要な人だけでなく老若男女問わず夢中になれるレクリエーションだと語っていた。小野氏は、「間違えてもいいレクリエーションとなっている。みんなで笑いながら楽しむことが大切」と、介護レクリエーションの意義について教えてくれた。

詩吟を披露する鷲見玲奈さん

最後に、日々介護の現場を支える介護従事者に向け、鷲見さんが得意の「詩吟」を披露。「温かな~手と~心で~寄り添って~支える~日々に~ありがとう」と、3歳から詩吟をたしなんでおり、たびたびテレビ番組などでも披露するほどの腕前の鷲見さん。美しい声を響き渡らせ、介護従事者たちへの感謝の想いを伝えた。鷲見さんは「一人ひとりに日々向き合って、支えていくことは、うれしいことだけでなく苦労も多いと思う。自身の心のケアも大切にしてほしい」と、自愛の心も忘れないでほしいと呼びかけた。ハリーさんは「介護に携わるすべての人々は社会のヒーローであり、社会のアベンジャーズである。僕はみんなのおかげで人生が救われた。本当にありがとう。GOOD LUCK!いつもありがとう」と、改めて介護従事者たちへの感謝の気持ちを伝えると共に、熱いエールを送っていた。

イベント終了後に鷲見さんは、ハリーさんの印象について、「父親の介護をしていたことを聞いて、今日話を聞いたことだけでも胸に来るものがあった。もっと話を聞いてみたいと思った。介護についてもこれからもっと学んでいきたい」と話すなど介護について身近に感じることができたイベントであったと振り返る。ハリーさんは、「介護は自分にとってとてもかけ離れたことだと思っている人もいるかもしれない。ただ、いつかは自分事になるので今のうちに親近感を持ってほしい」と述べていた。

ハリー杉山さん

ハリーさんは、介護関連の講演会などで介護に関する情報を広く発信しているが、そのきっかけは、「2020年に父親の在宅介護を母親と一緒にやるようになって、自分たちの力だけで介護することに限界を感じた。介護従事者の支えによって、介護がスムーズになった経験がある。介護施設へ入居することは、“旅立ちへのカウントダウン”という風に捉えてしまうときがあったが、それは全くの間違いだった。父親、自分、母親の一人ひとりが人生を最大限に謳歌するための場所であった。それだけに、介護従事者たちの日常が豊かなものになってほしい。ケアをする側のケアも大切だと思っている。だからこそ、社会が彼らをバックアップできるように、イベントにも携わりたいし、社会全体で盛り上げていきたい」と、熱く語っていた。

同プロジェクトでは、社会に対して介護の仕事理解を促進するため、また、介護従事者に向けた感謝の声を届けるための取り組みとして、「11/11 介護の日特設WEBサイト」を公開する。公開日時は、11月1日から来年1月31日まで。

サイトには、「レバウェル介護」登録者である介護従事者の人々に「介護職として働く中で、やりがいを感じる瞬間」についてアンケートを取得した(調査対象:「レバウェル介護」に登録する介護従事者 86名、実施時期:9月20日~27日、調査方法:インターネット調査)ところ、「利用者やご家族から感謝の言葉をもらったとき」が第1位となった。この結果を元に、介護サービス利用者の人々から直接集めた「介護従事者の人々に向けた感謝のメッセージ」を公開する。これらを通して、介護従事者の人々には、仕事におけるやりがいを再認識してもらい、明日の仕事への活力にしてもらいたい考え。

また、「レバウェル介護」の登録者や、実際に介護施設で働く介護従事者の人々から、「介護職として働く中で、やりがいを感じる瞬間」のエピソードを集め公開。これらを通じて、より多くの人々に介護の仕事の理解を促進し、魅力を知ってもらうことで、介護業界や介護の仕事に興味を持つきっかけにしてもらいたいという。

レバレジーズメディカルケアは、医療・介護・保育・ヘルスケア業界に特化した人材コンサルティングサービスおよび医療・福祉業界に特化したICTソリューションを提供している。「超高齢社会」を迎え医療・福祉・ヘルスケアサービスの需要がますます高まる中、業界を支える人たちが抱える課題解決をサポートすることで、誰もが安心して医療・福祉・ヘルスケアサービスを受けられる社会の実現に貢献している。

レバレジーズメディカルケア=https://leverages-medicalcare.jp
レバウェル=https://levwell.jp


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