LIXILが冬場の入浴における意識・実態を調査、「冬バテ」の対策として多く上がったのが「湯舟につかって入浴する」こと

LIXILは、20代以上の男女539人を対象に、「冬場の入浴における意識・実態調査」を実施した(期間:11月1日~11月4日、対象:20~70代男女、有効回答数:539件、地域:国内全域、方法:アンケートフォームを使用したオンライン調査、実施機関:LIXIL)。

これから一段と寒くなる季節。身体のだるさやイライラなど冬に生じる漠然とした心身の不調を「冬バテ」という。冬は気温が下がることに加え、日照時間が短くなる。また室内と室外の寒暖差が激しく体調を崩しやすい季節なので注意が必要だ。

調査では、寒い季節には心身の不調がより出やすくなると感じることが「よくある」「まあある」と回答した人は58.8%と半数以上にのぼった。具体的な症状としては「身体が冷える」(62.2%)、「頭痛や肩こり、筋肉がこわばる」(25.6%)、「体がだるい」(19.1%)などがあがり、私たちの日常生活に少なからず影響を及ぼしている。そのため、普段の生活から意識的に「冬バテ」の対策をすることが大切となる。

さて、実際にみんなはどのような対策をしているのだろうか。冬に感じる心身の不調に対し、「何か対策をしている」と回答した人は49.1%と半数近くいた。そのうち普段から実施している対策として一番多く上がったのが、「湯舟につかって入浴する」(70.2%)こと。「厚着をしたり、保温機能のある下着を着用する」(65.6%)、「マッサージや筋トレなどを取り入れる」(28.8%)といった身体を温める他の行為と比べ、より多くの人が“浴槽浴”を日常生活に取り入れ「冬バテ」対策をしていることが分かった。

続いてそんな寒い冬に、家の中で一番ホッと落ち着く場所はどこなのか。冬に自宅で最も心身をゆるめられる(リラックスできる)場所の1位は「寝室」(32.3%)、次いで「お風呂」(25.0%)、「リビング」(23.2%)となった。その理由について聞いたところ、「のんびりできる」「リフレッシュできる」「温まる」「くつろげる」などがあがった。2位となった「お風呂」については実際に、ぬるめのお湯に浸かることで副交感神経が優位になり、リラックスすることができるといわれている。寝つきを良くするためには、就寝の2~3時間ほど前に入浴することがおすすめだという。

次に、冬と夏の入浴習慣について聞いてみた。入浴する際の行動として「毎回湯舟につかる」「主に湯舟につかり、時々シャワーのみ」と回答した人は夏場は48.2%に対し、冬場は71.8%と20%以上も高く、冬の人が“湯舟”につかる人が多い傾向にある。

その理由として、冬の入浴に求めることとして「身体の芯まで温まること」(66.0%)、「ゆったりとリラックスできること」(42.5%)、「身体の疲れをほぐすこと」(38.6%)が多くあげられ、温かさや快適さを求めている人が多いことがうかがえる。

このように心身のリラックスが期待でき、「冬バテ」対策の一つとしても欠かせないお風呂だが、現状よりも居心地の良い場所にアップグレードしたいと思うことが「よくある」「まあある」と回答した人は53.4%と、半数以上いることが分かった。

また、アップグレードの規模について聞いたところ、「自分でできるレベルの小規模なリフォーム」(41.3%)が一番多く、次いで「グッズの導入で完了するレベル」(28.1%)、「業者に依頼するなど大規模なリフォーム」(27.1%)となった。アロマや美容グッズなど簡易的なものではなく、シャワーヘッドの交換・マグネットパーツの設置・DIYなど少し手間やお金をかけて「自分でできるレベルの小規模なリフォーム」を行い、バスタイムをより楽しみたいと意欲的に考えている人が一定数いることが分かった。

続いてお風呂のアップグレードにかけられる費用について聞いたところ、「1万円未満」(15.2%)という少額の回答についで、「10万~20万円未満」(10.0%)、「1万円~5万円未満」(9.5%)、「5万円~10万円未満」(7.8%)とある程度費用をかけられる結果となった。お風呂を、日々頑張る自分や家族の心身をリラックスさせられる大事な場所としてとらえているからこそ、ある程度の金額をかけてでもアップグレードをしたいと考えている人が一定数いることがうかがえる。


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