- Drink&Food2024/12/02 12:12
ホットペッパーグルメ外食総研、2024年10月度の外食市場調査、市場規模は2948億円、軽食主体業態・計は19年比が102.1%に
リクルートの「ホットペッパーグルメ外食総研」は、2024年10月度の外食市場調査を実施した。外食市場規模の2019年同月比(コロナ禍前比)は93.9%(前月同90.9%)。3ヵ月連続して回復した。軽食主体業態・計(19年比102.1%)は初めてコロナ禍前の市場規模を上回った。
2024年10月の外食市場規模は、3圏域合計で2948億円。前年同月比(以下、前年比)は+180億円。市場規模の2019年同月比(コロナ禍前比、以下19年比)は93.9%で、前月の同90.9%を上回った。19年比の改善は3ヵ月連続でコロナ禍以降では最も回復した。外食頻度が19年比94.6%(前月同90.0%)と回復し、外食単価の伸び(19年比113.6%)と相まって市場規模の回復につながった。市場規模の食事主体業態・計は19年比100.4%(前月同97.3%)、飲酒主体業態・計は同80.3%(同78.0%)、軽食主体業態・計は同102.1%(同98.8%)で、軽食主体業態・計がコロナ禍前実績を上回ったのは初。主要16業態については、14業態で市場規模が前年を上回り、19年比では「ラーメン、そば、うどん、パスタ、ピザ等の専業店」(117.3%)、「アジアン料理店」(110.1%)等、9業態がコロナ禍前を上回る市場規模であった。主要16業態中過半数がコロナ禍前市場規模を上回ったのも初めてのことである。
3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)では、2024年10月の外食実施率は67.8%(前月比増減-1.6pt、前年比増減+0.7pt)。2024年10月の外食頻度は3.84回/月(前月比増減+0.11回、前年比増減-0.01回)だった。2024年10月の外食単価は2873円(前月比増減+56円、前年比増減+169円)。2024年10月の外食市場規模は2948億円(前月比増減+69億円、前年比増減+180億円)となった。
圏域別では、外食実施率は、首都圏が67.6%(前年比増減+1.7pt)、関西圏が66.6%(同-2.1pt)、東海圏が70.2%(同+1.3pt)だった。外食頻度は、首都圏が4.01回/月(前年比増減-0.04回)、関西圏が3.83回/月(同+0.08回)、東海圏が3.24回/月(同-0.11回)。外食単価は、首都圏が2980円(前年比増減+155円)、関西圏が2828円(同+222円)、東海圏が2475円(同+106円)となった。
外食市場規模は、首都圏が1850億円(前年比増減+124億円)、関西圏が764億円(同+48億円)、東海圏が334億円(同+8億円)だった。
業態別の市場規模は、「和食料理店」(前年比増減+25億円)、「ラーメン、そば、うどん、パスタ、ピザ等の専業店」(同+24億円)、「居酒屋」(同+19億円)等、16業態中14業態で前年を上回った。「和食料理店」「居酒屋」は、延べ回数が前年を下回ったが(各-64万回、-6万回)、単価が前年を上回った(各+505円、+145円)。
リクルート ホットペッパーグルメ外食総研=https://www.hotpepper.jp/ggs