体が冷える冬に食べたい食物は? 塩辛い「鹹味(かんみ)」の食物で腎と膀胱をサポート

食物には、さまざまな味があります。その味を大きく分けると、「酸味」「苦味」「甘味」「辛味」「鹹味(かんみ)」の5つになります。このうち、冬に取りたい食物は、鹹味(塩辛い味)の食物、そして熱や温の食物です。これらの食物は、体をあたためて腎と膀胱を補うとされています。では、鹹味の食物にはどのようなものがあるのでしょうか。

代表的な鹹味の食物としては、食塩、味噌、しょうゆを始め、わかめ、ひじき、海苔、アサリ、シジミ、ヤリイカ、イワシ、メザシ、ジャコなどが挙げられます。これらの食物は、色が濃く、黒っぽいものが多いという特徴がありますが、「陰陽五行理論」においても、青・赤・黄・白・黒の五色のうち、黒は腎を補うと記されているとのこと。ただし、鹹味の食物を取りすぎると、腎に抑制される関係にある心に負荷がかかり、血の巡りに影響がおよぶといわれています。

腎と相克の関係にある心の働きを補うためには、鹹味の食物と共に、苦味の食物を一緒に食べることをおすすめします。苦味の食物のうち、さらに温の働きを持つものとしては、カブ、アスパラガス、ヨモギが代表的です。また、鹹味の食物である食塩には、天然のものであれば苦味の「にがり」が含まれています。そのため天然の食塩は、腎と膀胱の働きを補いながら、相克の関係にある心の負荷を和らげることができるのです。

さらに鹹味の食物には、体をあたため、腎と膀胱を補うほかに、水の代謝を調節したり、かたいものをやわらかくして体にできたかたいしこりを解消する働きもあります。例えば、この働きを利用した民間療法としては、肩がこった際に、入浴時に食塩をすり込むという方法があるそうです。(監修:健康管理士一般指導員)


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