LIXIL、冬における窓の結露と住宅の断熱に関する意識調査、窓の結露に悩む約3人に1人が「昨年よりも光熱費が高くなった」

LIXILは、全国の20~50代の男女4700人を対象に冬(主に11月~2月)における窓の結露と住宅の断熱に関する意識調査を行った。その結果、窓の結露に悩む約3人に1人が「昨年よりも光熱費が高くなった」と感じる傾向にあることがわかった。断熱リフォームで解決できる「住まいのもったいない」発見のサインは“結露”にあることがわかった。

住まいの悩み「結露」は、暖かい空気が冷たい物に触れ水蒸気が水滴となって窓などに付着すると発生する。特に、住まいの内外の寒暖差が大きくなる寒い日に発生しやすくなる。気象庁によると、今年末は寒気の影響を受けやすく全国的に低い気温になる予想で、結露の発生にも今年は要注意だという(出典 気象庁「1ヵ月予報(2024年12月12日発表)の解説」から)。

冬の暖房時に58%(出典:日本建材・住宅設備産業協会 省エネルー建材普及促進センター「省エネ建材で、快適な家、健康な家」)の熱が逃げるとされる窓やドアなどの開口部の「断熱性能」が低い場合、窓ラスが外気によって冷たくなりやすく、室内の暖房で温められた空気や加湿器の水蒸気が触れることで「窓の結露」が発生する。冷え込む夜に発生した結露を毎朝掃除する手間が増えたり、掃除を毎日しなかったことで結露要因のカビが発生し大掃除で窓を拭いたら枠がカビで真っ黒になっていたり、なんてこともあるかもしれない。結露が要因で発生したカビやダニによる、アレルーや喘息などの病気を引き起こすリスクも高まる。

LIXILでは窓の結露の発生が、住まいの健康リスクのチェックイントの一つになっていると考え、本格的な冬を迎える前に結露に悩まされる住まいの実態を調査した。

調査結果、「窓の結露」について約70%の人が悩んだことがあることがわかった。多くの人が同時に「光熱費上昇」やヒートショックリスクの高い「浴室の寒さ」にも悩みを持っていた。また、築20年以上の家はこうした悩みを抱える人が急増する傾向にあることもわかった。

窓の結露に悩んでいる人ほど、「光熱費が高くなっている」と感じていた。結露が気になる場所は「リングの窓」のほか「寝室の窓」「浴室の窓」を挙げていた。“ヒートショックリスク”の高い場所は結露も発生しやすいことも明らかとなった。

「住宅省エネキャンペーン」が開始された昨年度以降に断熱リフォームを実施した人のうち、8割は補助金を活用しお得に断熱リフォームを実施していることもわかった。

[調査概要]
調査名:LIXIL「住まいと断熱に関する調査」
調査方法:インターネット調査
調査期間:11月実施
調査地域:全国
調査対象:4700人(各都道府県100人)、20~50代男女

LIXIL=https://www.lixil.co.jp


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