- Home&Living2025/01/07 13:03
タカラスタンダード、ホーロー内装材「エマウォール インテリアタイプ」に「レーザーカットパネル W」などをラインアップ

システムキッチン・バスを中心とした住宅設備機器メーカー・タカラスタンダードは、独自のホーロー内装材「エマウォール インテリアタイプ」に、パネル間の見切り材が不要でシームレスな仕上げが可能な「レーザーカットパネル W」、「レーザーカットパネル S」を企業向けに新たにラインアップし、1月6日に発売した。
ホーロー内装材「エマウォール インテリアタイプ」は、これまでタカラスタンダードが水回り製品で培ってきた「高品位ホーロー」の技術を生かしつつ、インクジェット印刷技術によってデザイン性を飛躍的に向上させた、清掃性・耐久性・利便性・耐候性に優れた画期的な壁装材となっている。その特性から、公共施設や駅舎、企業の社屋などでの採用実績を伸ばしている。
そして今回、さらにデザイン性が向上した2タイプを新発売した。従来の製品では、複数枚のパネルを貼る際、プラスチックやアルミ製の見切り材でパネル端部に蓋をする必要があった。今回発売する「レーザーカットパネル W」と「レーザーカットパネル S」は、パネルの端部をレーザービームでカット。シャープに仕上げることで見切り材が不要となり、パネル間の隙間を空けた目透かし貼りでも上品な表現にすることができる。さらに「レーザーカットパネル W」では、パネル同士を突き合わせて施工する突き付け貼りも選ぶことができ、シームレスで1枚絵のようなダイナミックな表現が可能となっている。

さらに、従来の「エマウォール インテリアタイプ」では、直線的な切断に特化したシャーリングという方法で切断するため、形状が長方形や正方形といった矩形に限られていた。今回新発売の「レーザーカットパネルW」、「レーザーカットパネルS」では、先述のレーザービームによる切断を用いる事によって、多角形や円形に加え、自由曲線状にカットすることができるようになった。異素材や電飾造作と組み合わせられたり、異なる柄のパネル同士で幾何学模様をデザインできたりと、表現力が大きく向上した。
タカラスタンダードは、キッチンやお風呂などの水回り設備機器を中心に製造販売しており、現在キッチンの国内シェアはナンバーワンとのこと。しかし、今後の人口減少に伴って住宅関連市場の縮小が見込まれる中、新たな事業の柱として、パネル事業の拡大にも注力している。近年、公共施設などでも高級感や独自性を持った印象的な演出が求められるケースが多くなっていることを受け、今回さらなるデザイン性の向上を図った。今回発売する新たな2タイプも含め、今後、商業施設や宿泊施設、教育施設などを中心にさらに拡販していく考え。
タカラスタンダードはこれからも独自の「高品位ホーロー」を通じて、より多くの人により心地よい暮らしを楽しんでもらえるよう努めていく考え。
[小売価格]オープン価格
[発売日]1月6日(月)
タカラスタンダード=https://www.takara-standard.co.jp