ホットペッパーグルメ外食総研、2024年11月度の外食市場調査、東名阪3圏域計の市場規模は前年同月比＋248億円3004億円に

リクルートのホットペッパーグルメ外食総研は、外食市場調査（2024年11月度）を実施した。その結果、2024年11月の外食市場規模は3004億円（前年同月比＋248億円・東名阪3圏域計）で、2019年比（コロナ禍前比）88.5％と、4ヵ月ぶりに後退した。外食頻度の19年比が前月から大きく後退し、外食単価は上昇傾向が続いている。

2024年11月の外食市場規模は、3圏域合計で3004億円。前年同月比（以下、前年比）は＋248億円。市場規模の2019年同月比（コロナ禍前比、以下19年比）は88.5％で、前月の同93.9％を下回った。コロナ禍前比が後退したのは4ヵ月ぶりとなる。外食頻度が19年比89.5％（前月同94.6％）と大きく後退し、外食実施率19年比90.2％（前月同91.1％）も前月からは低下、外食単価は19年比114.2％（前月同113.6％）と上昇したものの、市場規模の19年比後退につながった。市場規模の食事主体業態・計は19年比95.5％（前月同100.4％）、飲酒主体業態・計は同76.0％（同80.3％）、軽食主体業態・計は同91.8％（同102.1％）と、いずれのカテゴリーでもコロナ禍前比が後退した。主要16業態については、13業態で市場規模が前年を上回り、19年比では「アジアン料理店」（124.3％）、「ファストフード」（115.1％）等、5業態がコロナ禍前を上回る市場規模であった。

3圏域計（首都圏・関西圏・東海圏）の2024年11月の外食実施率は68.9％（前月比増減＋1.1pt、前年比増減＋0.4pt）だった。2024年11月の外食頻度は3.78回／月（前月比増減－0.06回、前年比増減＋0.07回）。2024年11月の外食単価は2927円（前月比増減＋54円、前年比増減＋184円）だった。2024年11月の外食市場規模は3004億円（前月比増減＋56億円、前年比増減＋248億円）となった。

圏域別の外食実施率は、首都圏が68.3％（前年比増減＋0.2pt）、関西圏が70.9％（同＋1.8pt）、東海圏が67.9％（同－1.4pt）だった。外食頻度は、首都圏が3.91回／月（前年比増減±0.00回）、関西圏が3.71回／月（同＋0.20回）、東海圏が3.39回／月（同＋0.09回）。外食単価は、首都圏が3034円（前年比増減＋192円）、関西圏が2883円（同＋147円）、東海圏が2534円（同＋218円）となった。外食市場規模は、首都圏が1854億円（前年比増減＋121億円）、関西圏が804億円（同＋96億円）、東海圏が346億円（同＋30億円）だった。

業態別の市場規模は、「居酒屋」（前年比増減＋111億円）、「フレンチ・イタリアン料理店」（同＋27億円）、「和食料理店」（同＋22億円）等16業態中13業態で前年を上回った。「居酒屋」（延べ回数＋199万回、単価＋245円）、「フレンチ・イタリアン料理店」（延べ回数＋23万回、単価＋344円）等は延べ回数・単価ともに前年比で増加した。

リクルート ホットペッパーグルメ外食総研＝https://www.hotpepper.jp/ggs