- Drink&Food2025/01/17 14:02
キリン、2025年の事業方針ではお酒の未来を創る両面のアクションと顧客価値の創造に向けたブランド育成を
キリンビールは、激しい環境変化の中でも、「お酒の未来を創造し、人と社会に、つながるよろこびを届け続ける会社となる」ため、全員で顧客価値の創造にチャレンジし、CSV(Creating Shared Valueの略。顧客や社会と共有できる価値の創造)経営を推進することで、顧客と社会に貢献していく考え。
昨年のビール類市場全体は、前年比97%程度と見込まれる。その内、ビールカテゴリーの構成比は、ビール新商品発売や各社ビールカテゴリー強化などの影響によって17年ぶりに55%超えと推計する。
同社は、「全員で顧客価値の創造にチャレンジ」をテーマに、「強固なブランド体系の確立」と「新価値を提供する事業・ブランドの着実な成長」の2つの戦略を軸に取り組みを強化した。ビール類計は1億1180万箱(大びん換算)、ビールカテゴリーでは、主力商品の「キリン一番搾り生ビール」ブランドがリニューアル効果によって前年プラスで着地するとともに、4月に発売した17年ぶりのスタンダードビール新ブランド(プレミアム・クラフト・販売先限定品・既存ブランド派生品を除く)「キリンビール 晴れ風」が目標比約3割増と市場をけん引した。また、「キリン 氷結」ブランドはスタンダード・無糖を中心に幅広い世代の消費者への提案による間口の拡大を実現し、ブランド全体でも2001年のブランド発足以降、過去最高販売数量を更新している。
2025年は、引き続き「全員で顧客価値の創造にチャレンジ」をテーマに、「お酒の未来を創る両面のアクション」、「顧客価値の創造に向けたブランド育成」を軸とした事業戦略で取り組み、顧客に価値を届けることで、社会的価値と経済的価値を両立し、持続可能な事業の発展を実現していく。
「お酒の未来を創る両面の取り組み」を通じて、つながるよろこびを届け続けることにチャレンジしていく。1つ目はキリンビールの各ブランドを人と人、人と社会をつなげるためのアクションと紐づけ、新たに「つながるよろこびを、未来へ」のスローガンを設定し、年間を通じてコミュニケーションすることで、お酒のもつポジティブな価値を感じてもらう取り組みを実行していく。2つ目は酒類事業を営む企業として、アルコールの有害摂取根絶に向けて取り組むとともに、節度ある飲酒文化の醸成とこころ豊かな社会の実現を目指し、未来に向けた責任を果たしていく。
顧客や社会の変化‧ニーズを捉え、我々のもつブランドを育成し、人と社会につながるよろこびを提供することで、新しい顧客価値の創造しながら、お酒の未来を創るイノベーション創出にチャレンジしていく考え。
キリンビール=https://www.kirin.co.jp