ゴールドウイン、「ニュートラルワークス.」で廃棄素材で染色した「TOO GOOD TO WASTE」シリーズ新作を発売

ゴールドウインが展開するコンディショニングブランド「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」は、捨てられてしまう素材がウエアの素材や原料として新たな価値を持つシリーズ“TOO GOOD TO WASTE”の新作を「ニュートラルワークス.」の各直営店とGoldwin Online Store(ゴールドウインオンラインストア)で、1月29日に発売する。

今回のコレクションはTシャツ3色展開となり、それぞれのカラーにおいて同社創業の地・富山県内の廃材を染料として使用した。淡いベージュカラーの「アーチンシェル(US)」は富山湾氷見沖で海洋環境保全や養殖ウニの生育を目的に駆除対象となったムラサキウニの廃棄殻を、ダークブラウンカラーの「コーヒーグラウンズ(CG)」は富山県南砺市内のコーヒーショップ「ヘイズコーヒーロースタリー」で出たコーヒーの廃棄豆を、自然なブラウンカラーの「モルトベージュ(MD)」は富山県南砺市内のブリュワリー「ナットブリュー」で出たモルト(麦芽)粕の廃材を、それぞれ染料として使用した。

染色は、地球環境の保全を目的に、環境と共存する染色技術開発に取り組んでいる小松マテーレの染色技術「Onibegie」を活用し、天然素材由来で染めたカラーは、ナチュラルで優しい印象の色に仕上がった。

「アーチンシェル」カラーに使用したムラサキウニの殻は、富山県内の高校で行われていた養殖実験で廃棄されていたウニ殻を染料として活用した。ムラサキウニは海藻を食べ尽くし、海底が砂漠のようになってしまう磯焼けを引き起こし、海藻が乏しくなった岩場においては、養殖ウニが育ちにくくなるなどの影響が出る。同校では、海洋環境保全と養殖ウニの生育を目的に駆除されたムラサキウニを廃棄野菜で養殖し、食用化を目指す取り組みを行っていた。今回、その養殖実験において廃棄されていたウニ殻をアパレルの染料材料として活用する連携プロジェクトを立ち上げ、“TOO GOOD TO WASTE”の製品化が実現した。

「TGT W/SH ORT SLEEVE CRE W」

ファッション産業は環境への負荷が大きい産業とのこと。そのようななかで、「ニュートラルワークス.」の“TOO GOOD TO WASTE”シリーズは、地球・日本・海・食の未来に目を向けながら、ファッションのあり方を考えなおしたいと考え、さまざまな廃材をウエアの素材や原料として新たな価値を生み出すプロジェクトとして、2022年からスタートした。同社は、このようなプロジェクトの製品化を通じて、可能な限り少ない資源とエネルギーを利用した環境負荷を抑えた事業活動を通じて、持続可能な地球環境の保全と社会構造の構築を目指している。

今回の“TOO GOOD TO WASTE”アイテムは、「ニュートラルワークス.」ブランドで一般販売を行うほか、プロジェクトに協力してもらった3団体のユニフォームとして着用される予定となっている。「ニュートラルワークス.」では、2022年から、環境配慮やスポーツ‧健康に対して同じ志を持つパートナー企業とともに、地球環境への配慮とテクノロジーを融合したチームウエアを提案する「N/UNIFORM PROJECT」に取り組み、ユニフォーム(制服)の新しい価値の創造に取り組んできた。地球や自然に対して同じ志を持つ人々のココロとカラダをニュートラルに導くとともに、その思いを身にまとう形で実現。これまでにもユニフォームには、漁網リサイクルナイロン、廃材を原料としたグリーンマテリアルを使用している。可能な限り、古いユニフォームの回収も行っている。

TOO GOOD TO WASTE(=もったいない)のロゴが背面に入ったデザイン、前身はピスネーム付。ソフトな肌あたりの天竺素材のショートスリーブクルー。リラックスシルエットでアクティブに動くシーンやデイリーユースまでマルチに活躍するアイテムとなっている。

[小売価格]9680円(税込)
[発売日]1月29日(水)

ゴールドウイン=https://about.goldwin.co.jp


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