- Drink&Food2025/02/04 21:29
ハウス食品、時短・効率ニーズに応えながらも本格的な味わいを徹底的に追求した春需新製品を発売
ハウス食品は、ハウス食品レトルトカレー史上最大の肉量(「最大の肉量」は牛肉・豚肉における充填量)を誇る新製品「カレーでニクる。」<牛肉><豚肉>を、「食べログ 百名店」とタッグを組んで開発するレトルト食品シリーズ「選ばれし人気店」から新たに<スパイス織りなすビーフカレー>を、一流シェフの技を取り入れ、短時間で簡単に上質な味わいのカレーを作れる「シェフズアレンジ」シリーズの第二弾製品として「ジャワカレーシェフズアレンジ」<焙煎スパイス仕立て><鮮烈スパイス仕立て>を、「完熟トマトのハヤシライスソース」<香ばしスパイシーハヤシ>を、メニュー専用シーズニングから新シリーズ「おかづまみの逸品」を、2月10日からスーパーなどで発売する。1月30日に行われた新商品発表会では、それぞれの担当者から製品の特長やこだわりポイントについて紹介した。
「物価高騰による節約志向などの要因もあり、家での食事(内食)における手作り意欲は上昇傾向にある」と、ハウス食品グループ本社 コーポレートコミュニケーション本部 広報・IR部 部長 三宅英貴氏が挨拶。「内食に対する調査では、平日における自炊では、時短・効率を意識している一方で、レパートリーの増加やおいしさへのこだわりは常に上位を占めていた」と、簡単に、美味しいものを食べたいというニーズが存在すると分析する。「当社は、消費者に豊かな食体験を届けるために近未来VISIONを掲げている。そして、消費者のうれしい食卓を創り続けるために、変化するニーズに応える挑戦を続けている」と、カレーやスパイスで消費者のうれしい食卓を作るべく、様々な製品を上市しているのだと力説する。「今年の春需製品では、当社が生み出した独自技術や研究成果を駆使し、時短・効率ニーズに応えながらも、本格的な味わいを徹底的に追求する」と、従来のイメージを打破した「手軽だけどプレミアムな体験」を提供すると意気込んだ。
「レトルトの常識を覆す肉が主役のレトルトカレー『カレーでニクる。』は、肉の理想的な状態を実現した新製法『お肉パラダイス製法』でハウスレトルトカレー史上最大量の肉量を実現した」とのこと。「『食べログ カレー 百名店』7回連続選出の名店とコラボした『選ばれし人気店』<スパイス織りなすビーフカレー>は、ハウスレトルトで最多30種類のスパイスを使用した」と、「ハウスレトルトで最多のスパイス数」と「新製法ルウ」(レトルトカレーソースの製造工程の一部に、専用のカレールウを使用する工程があり、そのカレールウの製法を一新)を用いたカレーソースづくりで名店の味わいを表現したという。「フライパン10分間調理で一流シェフがアレンジしたような上質な味わいのカレーに仕上がる『ジャワカレーシェフズアレンジ』では、素材本来の風味を残しつつ、じっくり煮込んだおいしさを濃縮した『濃縮ペーストルウ技術』を採用した」と、独自技術でニーズに応える製品なのだとアピールした。「煮込み15分、フライパン調理で大人が楽しめる『完熟トマトのハヤシライスソース』<香ばしスパイシーハヤシ>では、香ばしく奥深い味わいを実現する『スパイス配合技術』を採用した」と、ルウハヤシ市場売上No.1ブランドからの新提案なのだと訴える。「家庭の常備食材がお酒とご飯どちらにも合う、まるで小料理屋の逸品料理に早変わりする『おかづまみの逸品』全5種を発売する」と、おかずにもおつまみにもなる製品を新たに展開すると発表した。
同 食品事業本部 食品事業二部 ビジネスユニットマネージャー 長江隆司氏が「カレーでニクる。」および「選ばれし人気店」<スパイス織りなすビーフカレー>について紹介した。「ハウス食品レトルトカレー史上最大量の肉が入った『カレーでニクる。』を、MZ世代をメインターゲットとして展開する」と、新たな製品を上市すると意気込む。「コロナ禍にレトルトカレーの喫食機会が増加し、消費者がレトルトカレーの美味しさや技術進歩を実感したことで、王道具材である肉にこだわった美味しいカレーを食べたいというニーズも高まっている」と考察。「肉が特徴のレトルトカレー全体と同カテゴリNBシェア上位4品の購入者層を比較すると、NBシェア上位4品のMZ世代構成比は全体に比べて低いことがわかった。肉が特徴のレトルトカレーにおいてはMZ世代も獲得できる製品にさらなる伸長が期待される」と、同社のレトルト技術の進化をフル活用し、肉がおいしくて、量が多くて、大きい“肉が主役のレトルトカレー”を、MZ世代をメインターゲットにして開発したいと考えたのだと説明する。
「そして今回発売する『カレーでニクる。』は、当社のレトルトカレー史上最大の肉量となっている。肉のおいしさ・量・大きさで、レトルトの常識を覆す“肉推し”レトルトカレーとなる」と、肉を前面に打ち出したレトルトカレーなのだとアピールする。「肉のおいしさについては、噛めば噛むほど肉のおいしさが染み出す『お肉パラダイス製法』を採用した。これは“噛んだ時に肉のおいしさが口に広がる”という肉の理想的な状況(=パラダイス)を実現した製法」と、お肉パラダイス製法で肉のおいしさを引き出していると強調する。「牛肉は50g、豚肉は55gとハウスのレトルトカレーのうち最大の肉量となっている」と、肉の大きさも最大クラスなのだと力説する。「『カレーでニクる。』では、20代若手メンバーを中心に製品企画・味覚開発を実施。開発メンバー同士で、肉が特徴的なカレーを扱う外食店に行って勉強したり、ネーミングやパッケージデザインの相談をしたり、綿密な連携をとった」と、ネーミングやパッケージデザインについては、若い世代の意見を反映したものになっていると訴えた。
「東京・荻窪『欧風カレー&シチュー専門店トマト』監修で、ハウスレトルト製品で最多の30種類ものスパイスを配合した『選ばれし人気店』<スパイス織りなすビーフカレー>を新発売する」と、「食べログ 百名店」に選出された人気店の味わいを再現し、現地に行かずに自宅で手軽に楽しむことができるレトルト食品シリーズの新製品を上市するとアピールする。「レトルトカレーも美味しくなっているという認識が広まってきた中で、コロナでの外出制限にともない自宅で手軽に外食気分を楽しみたいという消費者ニーズが需要を加速させた。加工食品以外でも、ジャンル問わず様々な監修商品が発売されており、消費者から今後も求められ続けるセグメントであると考察。今後は名店監修製品の種類を増やすことに加え、より消費者に広く魅力が伝わる名店監修の新製品が必要と考えた」と、今回の新製品は、“影響力のある監修店”に特にフォーカスし、ブランド活性化を図ることにしたのだという。「『欧風カレー&シチュー専門店トマト』は、1982年創業の老舗で、贅沢に黒毛和牛を使った『和牛ビーフジャワカレー』は特に人気で、全国各地からファンがこれを目当てに訪れる。落ち着いた照明が心地よく、穏やかな時間が流れる店内となっており、2時間待ち以上の行列になる日も多い超人気店。レトルトカレー以外でもコラボを実施しており、影響度も大きい」と、監修店について紹介する。「新製品では、『トマト』の特徴である“スパイスの豊かな香り”“コク深い濃厚な味わい”を新技術で再現した」と、新製法のカレールウを使用することでスパイスの香り立ちと濃厚なコクを強化したのだと訴える。「お店の雰囲気が楽しめるパッケージデザインを採用した。お店の『実際の食器』を使用し、世界観を演出している」と、お店のイメージを感じてもらうことをデザインのメインポイントにしていると述べていた。
同 食品事業本部 食品事業一部 ビジネスユニットマネージャー 山本篤志氏が「ジャワカレーシェフズアレンジ」について紹介した。「当社では、調理型(家の)カレーの“嗜好の多様化”と“世帯構造の変化”へ対応するために、増加傾向にある若年夫婦二人世帯が将来のメインユーザーとなるべき層であると考えている。一方で、現状は、購入率やリピートなど、調理型カレーカテゴリとして、課題の多いターゲット層であると認識。昨年2月から若年夫婦二人世帯に寄り添うブランド展開を実施している」と、トップブランドとして、多様化する消費者のライフステージを考えたとき、増加傾向にある若年夫婦二人世帯にも寄り添った(フィットした)カレーでありたいとの想いから、この世帯をターゲットにした製品を展開しているのだという。「カレーは調理に時間がかかるので高い頻度では作らないが、せっかく作るなら、褒められるものを作りたいし、自分も満足したい。家で作るカレーはテイクアウト、レトルト、外食とは異なり、安心する味わいを求める傾向にあることから、シェフズアレンジシリーズを発売。夫婦二人の食卓をより良いものにできるカレーとしてアピールしている」と、同社独自のペースト技術と親しみあるブランドにシェフの技術を掛け合わせたシリーズをターゲット世代に訴求していると説く。「シェフズアレンジシリーズの調理時間はわずか10分。濃縮ペーストルウなので簡単・時短調理なのに、シェフが作りこんだような上質な味わいを楽しめる」と、自分では作れないような味わいや煮込んだような旨みやコクが楽しめる製品なのだと力説する。「昨年2月に発売した『バーモントカレーシェフズアレンジ』は、購入者の約4割が近年ルウカレーを購入していなかった消費者で、『バーモントカレー』と比較して、単身・夫婦二人世帯の購入率が高いことがわかった。『バーモントカレー』とは異なる消費者を獲得できており、ルウカテゴリーの活性化に貢献している」と、“時短・簡便性”について評価を得ているとのこと。
「当社のルウカレーブランドからシェフズアレンジシリーズ第二弾として、『ジャワカレーシェフズアレンジ』<焙煎スパイス仕立て><鮮烈スパイス仕立て>を発売する」と、「大人が満足する“さわやかな辛さと深いコク”のあるカレー」として、時代と共に変化する大人のニーズを満たす「ジャワカレー」ブランドからシェフズアレンジシリーズを展開すると意気込む。「『ジャワカレーシェフズアレンジ』では、風味特徴を構成する要素を持ちながら、スパイスを特徴とした、『香り』と『コク深さ』が際立つ、大人が“より”満足するカレーを目指した」と、ジャワカレーブランドのコアバリューである「大人を満足させる爽快な刺激」が楽しめるとアピールする。「風味設計では、ジャワカレーのルウを使ってシェフが作ったような(アレンジしたような)上質なカレーをコンセプトにしている」と、中味の特長について教えてくれた。「パッケージデザインは、シェフがアレンジしたような上質さをイメージした配色や構成としており、味イメージに合わせたカラーを選定している。消費者の目を引くシズルメインのパッケージとなっており、材料がシンプルで、調理時間が短いことをアピールしている」と、パッケージについても言及してくれた。
同 食品事業本部 食品事業一部 ビジネスユニットマネージャー 亀田浩司氏が、「完熟トマトのハヤシライスソース」<香ばしスパイシーハヤシ>について紹介した。「ルウハヤシカテゴリは堅調に推移。2021年度からの当社の年平均成長率はカテゴリを上回っている。また、食卓登場頻度も上昇中で、コロナ前を超える水準に達した」と、ルウハヤシカテゴリの現状について解説。「ルウハヤシカテゴリのさらなる活性化に向けて、時短・簡単に作れるという強みが顕在化しつつあり、消費者に対して改めて提案を行っていくことで、より強いメニュー、カテゴリへと育成していく」と、メニューとしての特徴が、今の環境・消費者意識にマッチしているだけに、さらなる拡大に向けて注力をしていく考えを示す。「当社の調査によると、比較的平日に食べられることが多く、約5割の人が購入してから7日以内に消費することがわかった。つまり、思い立ったら買って、作るという行動が想定できる。メニューとしての想起をいかにできるかがポイントになる」と、カレーと比較されて想起されることも多いメニューだが、独自の価値が浸透しつつあることも明らかになっているという。「しかし、ハヤシを1年以内に食べていない人は、60%存在(約5500万人)。自宅で作っている、食べている人でも、頻度は年に2回以下の人が30%となっている。まだまだ頻度は高くないメニューであるからこそ、1食でも多く食べてもらいたい。現在の環境を踏まえて、カテゴリを活性化していく製品を今回発売する」と、ハヤシをもっと食べてもらうための製品を展開すると訴える。
「ルウハヤシ市場売上No.1(出典:インテージ SRI+月次データ ルウハヤシ市場 期間:2023年1月~2024年12月 累計販売金額)ブランド『完熟トマトのハヤシライスソース』から<香ばしスパイシーハヤシ>を新発売する」と、新たなルウハヤシを上市するという。「当社では、堅調なルウハヤシカテゴリをさらに活性化するために、今後増加する層である大人世帯の攻略が必要と判断した」と、既存ルウハヤシ製品では獲得しきれていない、大人世帯向け製品にチャンスがあると考えたのだと説明する。「新製品は、完熟トマトの濃厚なうまみと焙煎した唐辛子・ローストガーリック・スパイスなどで織りなす、ほどよい辛さと香ばしくて深みのある味わいが特徴のハヤシライスソースなので、大人が食べたくなるスパイシーなハヤシライスを作ることができる」と、ブランドの魅力を活かしながら、「大人が嬉しいメニュー」としてコンセプトを設計した。「完熟トマトハヤシブランドの根幹『完熟トマトの濃厚なうまみ』は維持しながら、大人向けハヤシの風味作りを実施した」と、ほどよい辛さを表す旨辛なルウハヤシとして、完熟トマトハヤシとは差別化された製品であることを訴求していくと述べていた。「パッケージデザインは、大人っぽい印象を付けるために、落ち着いた赤色や黒を使用した。香ばしい香り立ちを印象付けるために、レードルを前面に出したシズルを使用している」と、パッケージのポイントについても教えてくれた。
「おかづまみの逸品」については、同 食品事業本部 食品事業三部 ビジネスユニットマネージャー 金子敏之氏が紹介した。「コロナ禍の内食需要増で、専用シーズニングカテゴリは急速に成長。コロナ明けで一時需要が落ちつくも、直近は回復傾向で、ニーズは今後も高まると予想している」と、市場動向について分析。「度重なる値上げや、実質賃金の低下などの影響で節約意識が高まっている。外食費用の節約意識から、コロナが明けた現在でも家飲みをする人が多い」と、昨今の消費者動向についても言及する。「家飲みでは、おつまみの準備の不満から、食卓のおかずをおつまみにしている人が多数いることもわかった」と、「おかずとおつまみの両方を準備するのが手間」「まとめてつくってしまいたい」ニーズが存在するのだと訴える。「当社が行った調査では、ワンコイン(100円)や居酒屋逸品メニューが高評価を得ていた。料理本や中食メニューでもおかずとつまみを兼ねるメニューやレシピ提案がされている」と、専用シーズニング購入者調査から消費者の“これが欲しかった”を叶える製品を開発することにしたと説明する。「『おかづまみの逸品』は、食卓の“おかずにも、おつまみにもなり”、“馴染みはあるが、家庭では作るのが難しい”メニューを展開。求めやすい価格で購入でき、1回使い切り仕様となっている。家庭での常備食材を使って、フライパンや電子レンジで手軽に調理できる」と、特長を紹介する。
「『鶏の炭火焼き風』は、竹炭によって表現した炭火で焼いたような香りと、柚子の爽やかな香りと酸味が楽しめる。料理ビギナーでも、パリッと食感に仕上がる」とのこと。「『豚のネギ塩焼き』は、ネギとごま油の食欲をそそる香りとレモンの爽やかな酸味(ごま油・レモンの香りは香料使用)が特長となっている。パン粉によって料理ビギナーでも、カリっと食感に仕上がる」と説明する。「『ふんわり卵焼き』は、明太子の香りと辛味に、ダシの旨味が広がる。特許申請済みの技術によってレンジでチンするだけでふんわり食感に仕上がる」と述べる。「『海苔塩バターポテト』は、青のりをふんだんに使用した。青のりとバターの香りが広がる。デンプン原料によって料理ビギナーでも、カリカリほくほくに仕上がる」とのこと。「『柚子香るそぼろ あんかけ豆腐』は、ほんのりとした柚子の香りにカツオの旨味が広がる。レンジでチンするだけで絶妙なとろみに仕上がる」と、5品それぞれの特長について教えてくれた。
[小売価格]
カレーでニクる。<牛肉>:438円
カレーでニクる。<豚肉>:438円
選ばれし人気店<スパイス織りなすビーフカレー>:361円
ジャワカレーシェフズアレンジ<焙煎スパイス仕立て>/102g:270円
ジャワカレーシェフズアレンジ<鮮烈スパイス仕立て>/100g:270円
完熟トマトのハヤシライスソース<香ばしスパイシーハヤシ>:345円
おかづまみの逸品<鶏の炭火焼き風>/4.3g(2人分):100円
おかづまみの逸品<豚のネギ塩焼き>/6.1g(2人分):100円
おかづまみの逸品<ふんわり卵焼き>/12.2g(2人分):100円
おかづまみの逸品<海苔塩バターポテト>/8.3g(2人分):100円
おかづまみの逸品<柚子香るそぼろあんかけ豆腐>/7.1g(2人分):100円
(すべて税別)
[発売日]2月10日(月)
ハウス食品グループ本社=https://housefoods-group.com
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