東京都、「花と光のムーブメント 木場公園 木と触れ合うボタニカルイルミネーション」を開催

「花と光のムーブメント 木場公園 木と触れ合うボタニカルイルミネーション」の噴水広場「樹々の追憶」

東京都は、2月28日~3月16日の17日間、都立木場公園でイベント「花と光のムーブメント 木場公園 木と触れ合うボタニカルイルミネーション」を開催する。江戸から昭和にかけて、江戸・東京へ材木を供給し「材木のまち」として発展したエリアにある「木場公園」を舞台に木場の自然と魅力を体感する様々な演出が行われる。公園内に登場する植物や流木などの植物由来の素材とイルミネーションが融合した光の演出を楽しめる。開催前日の2月27日には、オープニングセレモニーおよび内覧会が行われた。

左から:木場公園 園長 山﨑氏、東京都公園協会 理事長 矢岡俊樹氏

「東京都では、花と光のムーブメントが楽しめる点灯イベントを開催。都立木場公園でのイベントは、今年最初の開催となる」と、東京都公園協会 理事長 矢岡俊樹氏が挨拶。「今回のイベントでは、4ヵ所でライトアップによる花と光の幻想的な演出が楽しめる仕掛けが施されている」と、夜の木場公園にイルミネーションが煌めく美しい世界が展開されると見どころを解説する。

東京都公園協会 理事長 矢岡俊樹氏

「イベントでは、アンケートに回答すると先着1000名にオリジナルコースターをプレゼントする。ぜひ、近隣住民の人はもちろん、様々なエリアから木場公園に訪れてもらえることを期待している」と、今回のイベントを機に木場公園を訪れて、春の息吹を感じてもらいたいとアピールした。

木場公園 園長 山﨑氏

次に、木場公園 園長の山崎氏が、イベントの概要について説明した。「木場公園は、1992年に開園した都立公園の中では比較的新しい公園となっている」と、開園から今年で33年になるのだと紹介する。「木場公園が位置する木場エリアは、江戸から昭和にかけて“材木のまち”として反映した」と、材木置き場であった場所が公園に生まれ変わったのだと説明する。「今回のイベントでは、木場エリアの歴史も感じ取ってもらえるように木の文化を伝える内容にしようと、公園で開催しているパークミーティングで話し合って決めた」と、公園に集う人たちの手で開催するイベントなのだと強調する。「イベント開催期間中に何度も足を運んでもらえればと思っている」と、入場無料のイベントであるため、何度もイルミネーションを楽しみに来園してもらいたいと述べていた。

春の息吹
樹々の追憶

今回のイベント「花と光のムーブメント」とは、都立公園で、新たな魅力ある大規模花壇を創出し、四季を通じた花と光の演出によって公園の新しい楽しみ方を届けることを目的に行われている東京都の取り組み。今回は、木場公園の「水と緑の森林公園」という特性を活かし、植物や流木などの植物由来の素材とイルミネーションが融合した光の演出を行うとともに、木場の歴史と春を体感できる装飾で夜だけでなく昼も楽しめる演出を行う。公園内を散策しながら公園の魅力や春の訪れを楽しめる内容になっている。

花と緑の幻想
桜の舞

木場は、江戸から昭和にかけて、江戸・東京へ材木を供給し「材木のまち」として発展してきた。今では多くの木々が生い茂り自然豊かな公園として親しまれている。「花と光のムーブメント 木場公園 木と触れ合うボタニカルイルミネーション」では、この木場公園を舞台に、植物や植物由来の素材(流木など)とイルミネーションが融合した光の演出を行う。夜だけでなく昼も魅力的で、木場の歴史や春を体感できるライトアップを楽しんでほしいとのこと。

花と緑の幻想
花と緑の幻想

「花と緑の幻想」(場所:噴水広場)では、流木で構成された「流木ドーム」が花壇を包み込み、ドーム内にはアネモネ、アセビ、ラベンダーなどの植物を植えており、春の訪れを感じられる作品となっている。江戸切子のグラスを使用した照明や、組子の模様を照明デザインに取り入れており、「材木のまち」として発展してきた歴史や伝統を感じられる演出となっている。

花と緑の幻想
花と緑の幻想

緑や花、流木のドームの中で樹々につつまれる体験で大自然の存在を感じてもらい、外観と内観の違い、内部に咲き誇る春の花や、数種類あるランプオブジェを探索する体験を楽しんでもらえる。なお、ドーム内には点灯時間中のみ入れるとのこと。

樹々の追憶

「樹々の追憶」(場所:噴水広場)では、ウォータースクリーンで「木場の歴史や江戸の文化」を投影する演出が楽しめる。スクリーンで投影する映像の構成は、地球と木場、地球が生み出した大自然、樹木、木場の歴史、そこから生まれた工芸である組子と江戸切子の万華鏡となっており、約4分程度の演出になっている。これを約1分のインターバルを設け1時間に10回程度連続放映する。

樹々の追憶

ホログラムのように空中に浮かぶ幻想的な映像とその時々の風の方向や強さによっても表情をかえる大自然のうつろいを感じてもらえる。また背面に見える「木場大橋」、「東京スカイツリー」とコラボレーションする演出にも注目だ。

春の息吹
春の息吹

「春の息吹」(場所:イベント広場)では、イベント広場の中央に、春を感じさせる八角形の光の立体花壇を設置。周囲は半透明のグラスオーガンジーの幕で囲まれており内部の様子が透けて見え、植栽の影も映り込み内部への期待感を醸成させている。花壇の内部は、ルピナス、アスパラ、スプレンゲリーを植えた春の庭が広がり、散策することができる。花壇の中心には「春の息吹」のメインオブジェである桜オブジェが設置されている。

春の息吹(河津桜)

この桜は、河津桜、吉野桜、陽光桜を週替わりで生ける予定で、毎週違った桜を鑑賞できるのがポイント。木とのふれあいをテーマにしたイベントであるため躍動感あふれるオブジェや、柵も流木で作っているので様々なところで木を感じてもらえる。またクリスタルを使用した光の演出や草木のシルエットなど自然を感じさせる光の演出にも注目。鮮やかなカラーのグラスオーガンジーと桜をはじめとした春の植物が織りなす、春の空間が展開される。

桜の舞(ミラーボール)

「桜の舞」(場所:イベント広場)では、「春の息吹」の演出の周囲に、春の訪れを感じさせる春風や桜吹雪をイメージした小さな光が舞い踊る演出を行う。地面に映し出される模様は「春の息吹」を引き立て、イベント広場全体が春で演出される。

桜の舞(ミラーボール)

光の模様は2種類。一つはミラーボールを使用して円形の模様を映し出しているものと、もう一つは小さな光の粒が地面を照らす演出となっている。桜の舞は南側(橋側)が躍動感あふれる動の空間と北側(スカイツリー側)が静寂の静の空間を表している。様々な光が揺れ動くさまを楽しめる。

桜の舞

期間中の週末には、花や自然、季節に関係するワークショップや、木製品を販売するマルシェ、キッチンカーが出店する。毎週末、様々なコンテンツが開催されるため、ぜひ週末は木場公園へ足を運んでほしいという。なお、開催日は、期間中の土日(3月1日・2日、8日・9日、15日・16日)となる。また、ワークショップの参加申込は事前受付となる。

[イベント概要]
イベント名:「花と光のムーブメント」木場公園 木と触れ合うボタニカルイルミネーション
日程:2月28日(金)~3月16日(日)16:30~19:30(点灯時間)
※荒天時は中止や変更になる場合がある
会場:都立木場公園(噴水広場、イベント広場、ふれあい広場)
主催:東京都
協力:東京都公園協会

「花と光のムーブメント」木場公園 木と触れ合うボタニカルイルミネーション=https://www.tokyo-park.or.jp/special/flowerandlight/kiba2025spring


ヘッドライン

連載中コラム

健康管理!教えて!!
【連載】健康管理!教えて!!
マイライフストーリー ~新商品で日常を語る物語~
【連載】マイライフストーリー
健康管理!教えて!!
【連載】健康管理!教えて!!

マイライフストーリー ~新商品で日常を語る物語~
【連載】マイライフストーリー

 

カテゴリ