LIXIL、多様化するライフスタイルへの対応や社会課題の解決に向けた新コンセプトの「ULキッチン」を発売

「ULキッチン」

LIXILは、多様化するライフスタイルへの対応や社会課題の解決に向けた新コンセプトの「ULキッチン」を、4月1日に発売する。キッチンを構成する[デザイン]、[セレクト]、[スペック]の3要素を徹底的に見直し、最適・最小化することで、誰もが気軽に取り扱うことができるキッチンを実現した。最適を追求して最少にたどり着いた、次世代のウルトラライト(Ultra Light)キッチンとなっている。

近年、ライフスタイルが変化し、家庭での食事においてもミールキットやデリバリーを活用するなど、時短重視の都市型の暮らし方が増加している。それに伴い、キッチンには収量や機能性よりも、デザイン性を求めるミニマル思考が増えつつある。一方、社会背景としては、昨年から顕在化した物流問題や、資材コストの慢性的な上昇、そして世代シフトによる熟練工の減少など、さままな問題が存在する。

こうした傾向を踏まえ、LIXILは社会変化に対応したイノベーションを起こす新商品「ULキッチン」を開発した。目指したのは、誰もが扱いやすいウルトラライトなキッチン提案環境をつくること。[デザイン]、[セレクト]、[スペック]の3要素を最適・最小化するという大きなチャレンジによって、キッチンの新常識の創造に挑む。

「ULキッチン」の特長は、次世代エンドユーザーに向けた意匠を目指し、フロート感を持ちながらも空間に溶け込むデザインを採用した。装飾レスのスクエアシンクや、横ラインを通した手掛けフレーム、意匠と機能を両立したフラップタイプ吊戸棚など、ミニマルを極めたアイテムをラインアップした。木目調のナチュラルなイメージや洗練された都会的なイメージに合うカラーバリエーションも用意している。

建材商品の中でも、熟練者でないと取り扱いが難しいといわれるのがキッチン。担い手の若年化で熟練者が減少する中、「ULキッチン」は誰でもわかりやすく商品選びができることを目指し、「売れ筋おすすめ商品に厳選」「シンプルなワンプライス設定(オプション商品も用意している)」を実現した。これによって、見積時間の大幅な短縮にもつながる。

物流や職人不足などの社会課題解決に対応するため、同社独自で設計プラットフォームを一から見直した新取付方式を採用した。これによって施工時の負担を軽減し、取り付けやすさを向上する。他にも、梱包容積を約30%削減することで配送効率を上げ、1梱包当たりの最大重量を20kg以下にすることで、2階キッチンへの荷上げなどスムーズな搬入を実現する。さらに、配送時のCO2排出量は20%程度削減され、環境配慮にもつながる。

[小売価格]137万5000円(税込、工事費別途)
[発売日]4月1日(火)

LIXIL=https://www.lixil.co.jp


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