Amazon、マグネット式取り付け台を採用した屋外用セキュリティカメラ付きドアホン「Ring Battery Doorbell」を発売

Ring Battery Doorbell(左)とRing Outdoor Cam Plus

Amazonは、日本限定のマグネット式取り付け台を採用したRing(リング)の屋外用セキュリティカメラ付きドアホン「Ring Battery Doorbell(リング ドアベル バッテリーモデル)」を2月20日に発売した。さらに2K対応の屋外用セキュリティカメラ「Ring Outdoor Cam Plus(リング アウトドアカムプラス)」も2月20日から先行予約を開始し、4月15日から国内販売を開始する。いずれの新製品も日本の消費者の住まいや店舗の環境にあわせ簡単に設置でき、屋外の見守りに最適とのこと。これを記念して、3月10日に両製品をショールームで体験できる、新製品発表会を開催した。当日は、ビジョンや両製品の概要と特長、日本における製品開発の背景などについて紹介。引越しや住み替えなどが多い春の新生活に向けて、見守り対策の一環としてRingの防犯カメラやドアベル導入の有効性を事例やデモを交えて説明した。

Amazonデバイス事業本部 Ring事業部 シニアプロダクトマネジャー 瀬口雄介氏

「Ringはスタートアップとして2013年に創業。誰もが安心して暮らせる街づくりを目指し、wifiに接続して使用するカメラ付きドアベルなどを主製品に、現在はAmazonの子会社としして30ヵ国以上で、家全体と近隣を守る安全な暮らしを提供している」と、アマゾンジャパン Amazonデバイス事業本部 Ring事業部 シニアプロダクトマネジャーの瀬口雄介氏。「ドアベル以外にも、カメラ、警備会社へのDIYによる提供や、ドライブレコーダーの開発・販売も行っている」と、安全に関わる製品の上市やサービスを展開していると語る。

「米国では、置配の盗難が社会問題化。1日に170万パッケージの盗難があり、これをテクノロジーで解決するべく、自宅のwifiにつなげて、スマホなどで置配の状況が確認できるドアベルを開発した」と、インターネット通販の拡大と共に社会問題となった置配の盗難を食い止めるべく、製品を開発したのだという。「Ringが展開するドアベルには、人の動きを検知して、その映像をライブで確認できる機能を搭載している。映像を録画するにはサブスクサービス(月額350円~)に契約。最大180日分の過去データを閲覧することができる。もちろん、サブスクサービスに契約していなくても製品を使用することができる」と、Ringが提供するソリューションについて紹介した。「Ringのドアベルはカメラを構えなくてもセンサーが感知し、映像を録画してくれるため、思いがけない動画が撮影できるとして、米国で話題となっている」と、愛犬が毎朝新聞をポストから自宅に届けてくれる様子や、子どもが補助輪なしで自転車に乗れた様子など、意図せず録画されているケースもあり、Ringの認知度が急速に高まっていると話す。

Ring Battery Doorbell

「今回発売する『Ring Battery Doorbell』は、ベネチアンブロンズとサテンニッケルの2色を展開。日本の消費者の住まいや店舗・オフィス環境に合わせてマグネット付きの取り付け台を新たに開発し、マグネットが有効な玄関ドアなどにワンタッチで設置できる。本体充電時も付属のツールを差し込むだけで、ドライバーを使うことなく簡単に取り外しができる」と、日本でも使用しやすいカラーや仕様になっているとのこと。

Ring Battery Doorbell

「『Ring Battery Doorbell』は、1440×1440p HD画質とカラーナイトビジョンで夜間も鮮明に映す。上下左右150°の広角カメラで、訪問者の全身や玄関前の荷物、置き配なども確認しやすい設計となっている(夜間にカラー映像を確認するには、別途照明等で一定の照度が必要)。また、スマート応答機能を搭載し、あらかじめ録音されたメッセージで自動応答ができる」と、屋外の見守りに十分な機能が備わっていると教えてくれた。

Ring Outdoor Cam Plus

「『Ring Outdoor Cam Plus』は、ライブ映像の細部まで鮮明に確認できる2Kの高解像度映像と、街灯程度のわずかな明かりでも夜間の映像をクリアに映し出すローライトサイト技術を搭載している。別売りのポールマウント(3180円:税込)を使用すれば雨といなどへの設置も可能で(ポールの材質や強度によっては、取り付けできない場合がある。バッテリーモデルは、別売りのRingソーラーパネル4WやUSB-Cと併用可能)、住宅だけでなく、店舗やオフィスなどの見守りに適している」と、ワンランク上の防犯カメラを搭載しているのだとか。「『Ring Outdoor Cam Plus』は、屋内での使用も可能で、天井への設置に対応した取り付け用マウントを同梱。バッテリーモデルは、着脱可能な充電式バッテリーを採用し、wifiが届く範囲であれば電源工事なしで簡単に設置でき、別売りのRingソーラーパネル4WやUSB-Cとも併用可能。また電源アダプターモデルは、電源コードで常時接続されているため電池切れの心配がなく、別売りのRing Home Premiumプランと併せて使用すれば24時間365日の連続録画も可能で、ビジネスシーンでの見守りにも活用できる」と、様々な使い方ができる製品だとアピールした。

Ring Battery Doorbell

この後、「Ring Battery Doorbell」を使って、所有のスマホで設定を行い、モーション検知(モーションゾーンはカスタマイズ可能)やリアルタイム通知、ライブ映像確認などを体感した。

Ring Battery Doorbellの設定画面

なお、Ring Homeプラン(月額350円~)に加入すると、スマートアラート(人物・荷物検知)や、ビデオプレビュー付き通知(通知の長押しでアニメーションを確認可)、クラウドストレージ(最大180日間(デフォルトは60日間。ユーザーの設定に応じて保存期間が異なる。ビデオ保存期間の変更は、変更後に録画されたビデオにのみ適用される)の映像保存)、24時間365日の連続録画(Ring Home Premiumプランのみ)ができるという。

Ring Battery Doorbell(左)とライブ映像

「Ring Battery Doorbell」ならびに「Ring Outdoor Cam Plus」は、Amazon Alexa搭載のEchoデバイスやFire TVシリーズと連携できる。Alexaスキルを有効化すれば、「アレクサ、玄関を見せて」「アレクサ、カメラを見せて」と話しかけるだけで、EchoShowやFire TVにライブ映像を表示でき、訪問者の確認や会話が可能になる。

Ring Outdoor Cam Plus

すべてのRing製品は、何重ものプライバシーとセキュリティ保護対策を用いて設計されているとのこと(Ring製品・サービスは、モニタリング、非常通報、異常時・緊急時の警備員などによる駆け付けサービス、警察、救急、消防などへの緊急連絡サービスは提供していない。またRing Battery Doorbellはアカウントに紐付けられているため、万が一盗難に遭っても第三者による再登録はできない。Ringアプリから盗難申請を行えば、所定の手続き後に補償を受けられる場合がある)。すべてのRing製品とアカウントで二段階認証を採用し、また、ビデオエンドツーエンド暗号化技術を利用した高度な暗号化オプションを提供するなど、プライバシー保護に細心の注意を払い取り組んでいる。さらにユーザーはRingアプリからプライバシーを詳細に設定することができるほか、「Ring Battery Doorbell」ならびに「Ring Outdoor Cam Plus」は、プライバシーカバーを手動で左右にスライドすることで、カメラとマイクのON/OFFを切り替えることができる。

[小売価格]
Ring Battery Doorbell:1万4980円
Ring Outdoor Cam Plus:1万2980円 ※バッテリーモデルおよび電源アダプターモデル
(すべて税込)
[発売日]
Ring Battery Doorbell:2月20日(木)
Ring Outdoor Cam Plus:4月15日(火)

Amazon=http://www.aboutamazon.jp
Ring=https://www.ring.com/jp/ja


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