- Leisure&Travel2025/03/17 10:50
東京ステーションホテル、英国老舗ファブリックブランドとコラボしたLIBERTYルームの宿泊受付を開始

今年、開業110周年を迎える東京ステーションホテルは、一年を通じて英国の老舗ファブリックブランド「LIBERTY」(リバティ)とコラボレーションし、さまざまな魅力あふれるプロモーションを展開している。今回ついに待望のLIBERTYルームが誕生する。4月1日から宿泊可能、3月13日から受付を開始した。伝統と革新を兼ね備えた、今年創業150周年を迎えるLIBERTYと東京ステーションホテル、2つのブランドのエッセンスが融合するコラボレーションで、アニバーサリーイヤーを華やかに彩る。
LIBERTYの世界観にたっぷり浸れるLIBERTYルームのデザインは、LIBERTYの英国デザインチームによって手掛けられた。部屋全体でLIBERTYの世界を表現するのは、日本のホテルでは初めての試み。東京ステーションホテルらしさを残しつつ、壁紙、カーテン、ソファ、クッション、ベッドスローやその裏地までLIBERTYが新たな息吹をもたらした。ファブリックはすべて、このコンセプトルームのためにイギリスから取り寄せ、特別に設えられたもの。ヨーロピアン・クラシックでデザインされた東京ステーションホテルの客室に、新たな魅力をプラスした2部屋だけのエクスクルーシブな客室となっている。
LIBERTY(リバティ)は、1875年、アーサー・ラセンビィ・リバティの冒険心によって創設された英国ロンドンを拠点とするブランド。約6万点のアーカイブから生まれるデザインは、その伝統に忠実でありながらも、新しく美しいものを探求するという創設者の意思を受け継いでいる。

HERA(ヘラ)34m2 パレスサイドコンフォートキングは、孔雀をアイコンとす HERA(ヘラ)というファブリックにちなみ、命名されたキングタイプの客室。ベッドにまとわせたベッドスローのHERAは、孔雀の羽毛が舞う豊かな質感を視覚で感じる上質さを備えている。アームチェアとボタンには同じHERAシリーズのそれぞれ色違いが使われている。華やかに広がる羽が中央に配置されるよう、座面の中央に柄合わせが施された総張りのソファが、一層エレガントな空間を作りあげている。ボタンのピンクがセンス光るアクセントになっている。つなぎ目がわからないほど美しく施工された壁紙は、まるで枯山水のような静けさをもたらす。流水線や曲線は、創業者のリバティ自身が、パリ万博で出会った浮世絵からインスピレーションを受けたもの。敷き詰められた花模様が主流のヨーロッパにおいて、この余白が、日本文化を象徴しているのだとか。カラースキームであるピューター/オイントメント、ピューターとは、グレイッシュで、アイスグレーのような光沢感のこと。そしてオイントメントとは黄味がかっているクリーム色を指し、このスキームに導かれた一つひとつのアイテムが、美しく調和し、甘すぎない落ちついた雰囲気となっている。絨毯はカーテンから色出しを行いこの客室のために仕立てられた。スタイリッシュでありながら和柄を彷彿させる曲線が、壁のデザインとシンクロしている(絨毯はLIBERTYではない)。

JADE(ジェイド)52m2 パレスビューデラックスツインは、客室に入ると目に飛び込む、大きな花や植物が表現されたカーテンと壁紙が主役の客室。アートのような大胆な柄の配置は、まるでヨーロッパのブティックホテルのよう。この客室はカラースキームのリケン/ジェイドからJADEと名付けられた。ジェイドとは翡翠の意。青みがかった緑でエキゾチックに部屋全体をまとめあげた。差し色にはリケン、ベッド上のクッションや、ベッドスローの柄に、黄味がさりげなくコーディネートされている。ベッドスローのおもてには柄を合わせた技ありのつなぎ目、裏は生地の向きを工夫して、つなぎ目なしで縫製されているこだわりとなっている。帯やアンティーク着物からインスパイアされたパターンのクッションが総張りのソファに置かれ、ここにもさりげなく日本を意識したアイテムがスタイリッシュに配されている。壁紙とカーテンから色合わせをした青みを混ぜた黒の絨毯も、上品で気品ある雰囲気を演出している(絨毯はLIBERTYではない)。こちらの客室のツインベッドは280cmワイドのワンベッドとしても予約できる。
[「LIBERTY」ルーム概要]
販売開始:4月1日(火)から
客室タイプ:HERA(ヘラ)34m2 パレスサイドコンフォートキング/JADE(ジェイド)52m2 パレスビューデラックスツイン
料金:
朝食付き宿泊プラン::10万1848円~
インルームアフタヌーンティー付き宿泊プラン:12万7848円~
(すべて税・サービス料・宿泊税込、1室2名まで)
東京ステーションホテル=https://www.tokyostationhotel.jp