- マイライフストーリー2025/03/17 20:03
長寿県「沖縄」の復活を目指し「もろみ酢」をリブランディング

近年、沖縄の長寿県というイメージは過去のものとなりつつある。沖縄の健康寿命は全国平均を下回り、高カロリーな食生活、車社会化の運動不足などによる生活習慣病の罹患率も高い状況だ。
一方で、沖縄発の健康食品として知られ、2000年代初頭に人気を博した「もろみ酢」だったが、近年は最盛期に比べその勢いに陰りをみせている。

市場調査の結果、「酢」という名前から酸っぱさを連想させる傾向があり、まろやかで飲みやすい“もろみ酢のおいしさ”を体感したことのない消費者層の存在が浮き彫りになった。この状況を打破するため、もろみ酢を全国各地で製造・販売を行っている企業を網羅した公共団体であるもろみ酢公正取引協議会では、低迷する市場の活性化を目指し、その魅力を再発信するリブランディング施策を展開。ロゴマークとブランドコピーを制定し、3月14日から全国に向けてブランドのPRを開始した。

泡盛の製造過程で生まれるもろみ酢には、代謝を活性化し疲労の回復をサポートしてくれる成分「クエン酸」を筆頭に、必須アミノ酸を含む18種類以上の「アミノ酸」、ストレス緩和の効果が期待される注目成分「GABA」などが豊富に含まれる。

もろみ酢公正取引協議会の会員が製造・販売する製品であり、協議会の承認を得た「もろみ酢公正取引マーク」が表示されているもろみ酢には、もろみ原液が75%以上使用され、安心・安全に飲んでもらえる証となっている。

これらのブランドツールを活用したPR活動を通じて、もろみ酢が持つ多彩な魅力と楽しみ方を提案していくとのこと。今後は、イベントでのプロモーションや地元企業とのコラボレーションも視野に入れ、沖縄から全国へもろみ酢の魅力を発信・展開していく予定。