- マイライフストーリー2025/04/07 23:39
いちごについての大調査、いちごを選ぶ基準はクオリティ

いちごを食べるとき、みんなは「へた」をどうしているのだろうか?ほとんどの人が、ポイっと捨ててしまっているのでは。でも実は、その“へた”にも驚きの魅力が隠れているのだという。
いちごのへたには、ビタミンCや抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれており、じつは果実と同じように体に嬉しい栄養が詰まっている。とくに注目されているのが、細胞の老化を防ぐといわれる「ケルセチン」という成分。これは、皮膚の健康維持や免疫力アップにも役立つとされている。
また、へたは見た目以上に香りが強く、ミントのような役割も果たしてくれる。スムージーやハーブティーに入れると、ほんのりとした青々しい香りが加わり、自然の風味が楽しめる。ただし、農薬が気になる場合は、よく洗うか無農薬のいちごを選ぶのがおすすめ。これからはいちごの“へた”も、少しだけ見直してみては。おいしさと健康、どちらもちょっぴり得した気分になれるかもしれない。

ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「いちご」についてアンケートを実施した(調査期間:3月、調査機関:ナビット、調査対象:20代~80代の男女、有効回答数:1000人、調査方法:Webアンケート)。
いちごの季節のイメージはいつかを聞いた。いちごはクリスマスケーキなどで使われているイメージが強いので、冬を連想する人が多いような気がするが、アンケートでは「春」と回答された人が1番多く81.3%という結果になった。旬を把握している人が多いということのようだ。次に多かったのが「冬」という結果になった。やはりケーキに使われているというイメージからだと思われる。

いちごが好きかを聞くと、「好き」と回答した人が79.3%で「どちらかといえば好き」と回答した人が18.1%で合計すると97.4%の人がいちごが好きだと回答した。

いちご狩りをしたことがあるかを聞くと、「ある」と回答した人は72.6%と7割以上となった。

いちごの好きな品種では「あまおう」が1番多く665人という回答になった。次に多かったのは「とちおとめ」で519人。3番目は「紅ほっぺ」で321人という結果になった。
今回は「いちごを購入する際に重視する点はあるか」をフリー回答で聞いた。「とにかく傷んでいないもの。また利用目的に応じてサイズを見極める。お菓子の飾りに使うなら形の良いもの、ジャム用なら小粒でもOK」や「回転の良いお店でできるだけ色付きの良いものを選ぶ」、「産地、赤く艶がありヘタがみずみずしいものを購入している」といった意見がみられた。
フリー回答で全体的に多かったのは価格を重視するという声だが、品質に対する言及も多くみられた。パックの中で潰れてないか、形が良いか、色づきはどうかなど、見た目、品質に関する言及が多かったように思われる。また産地に対する意見も多くみられた。
「いちごって春の果物では」そんなふうに思ったことはあるのでは。本来いちごの旬は4月~5月。しかしスーパーに並ぶのは、寒さの厳しい冬、特に12月から2月にかけてがピークとなる。この“季節のズレ”には、ちゃんとした理由があるという。

最大の理由は、冬の風物詩「クリスマスケーキ」。赤くてかわいらしいいちごはケーキの主役ともいえる存在で、この時期の需要が一気に高まる。そんなニーズに応えるため、農家の人々はハウス栽培による「促成栽培(そくせいさいばい)」を行い、春を待たずに実を実らせている。
また、近年では品種改良も進み、冬でもしっかり甘くておいしいいちごが育つようになった。「あまおう」や「紅ほっぺ」など、福岡や静岡を中心に育てられた人気品種は、冬の贈り物やスイーツにもぴったり。春の果物だったいちごが、いまや“冬の風物詩”になっているのは、まさに日本の農業と食文化のたまものといえる。