- 健康管理!教えて!!2025/04/17 20:49
「ニフティキッズ」が「読書」について調査、本を読むことが好きな小中学生の69%が家族に本が好きな人がいる

ニフティは、同社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」において、「読書」に関するアンケート調査を実施し、4月17日にレポートを公開した(アンケート実施期間:2月4日(火)~3月3日(月)、調査機関:自社調査、調査対象:小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者、有効回答数:1911件、調査方法:インターネット調査)。
同調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象に、「1ヵ月に読む本の冊数」や「読みたい本の見つけ方」などについてのアンケートを実施し、1911人から回答を得た。
本を読むことが「大好き」と回答した子どもたちは57.5%で、「好き」と合わせると87%以上の子どもたちがマンガ以外の本も好んで読んでいることがわかった。そのうち、69%が家族に本好きの人がいると回答した。
また、読む本を見つけるきっかけは、69.6%の子どもたちが「本屋で見つける」と回答した。ただし「インターネットで検索する」が2位に食い込んでおり、「YouTubeからの情報を参考にする」「SNSで人気の本を読む」という声も上がっていることから、SNSが普及した現代らしい本との出会い方もあるようだ。

マンガを読むのは好きとの質問に「大好き」と回答した人は最も多い47.4%だった。「好き」と回答した人の数と合わせると、全体の8割以上はマンガを読むことが好きなようだ。

1ヵ月にマンガは何冊くらい読むかを聞いたところ、1ヵ月に2~3冊のペースでマンガを読む人が多く、21.9%を占めている。「全く読まない」という人もいる一方で、3位には「16冊以上」がランクインした。人によって、マンガを読む量は大きく異なることがわかった。

マンガは、紙のマンガで読むのか、アプリなどの電子書籍で読むのかを聞いた。小学生のほぼ半数は、紙媒体でマンガを読んでいる一方で、紙のマンガとあわせて電子書籍を利用する人も、31.6%いるようだ。中学生になると紙のマンガだけを読んでいる人は小学生に比べて少なく、電子書籍や両方を併用する割合が増えた。

本(マンガ以外)を読むのは好きかを聞くと、57.5%が「大好き」と回答した。「大好き」と「好き」を合わせると、87%以上の子どもたちがマンガ以外の本も好んで読んでいるようだ。

1ヵ月に本は何冊くらい読むか(マンガや教科書はのぞく)を聞いたところ、小学生の25%以上が、1ヵ月に16冊以上の本を読んでいることがわかった。中学生では最も多い回答が「2~3冊」だった。中学生になると小学生に比べて本を読む量が少なくなるようだ。

本は、紙の本で読むのか、アプリなどの電子書籍で読むのかを聞いた。小学生と中学生のどちらも「紙の本」を読む人が大多数を占め、特に中学生の回答は8割を超えた。小学生は中学生に比べて、紙と電子書籍をあわせて読む人の割合が高いこともわかった。

電子書籍で本を読むと回答した人に何の端末で読むことが多いか(複数選択)を聞いた。小中学生で回答が異なり、小学生では「タブレット」が大多数を占めた。一方、中学生では「スマホ」と「タブレット」がどちらも半数以上を超えた。中学生になり、スマホを持つ人が増えたことも要因のひとつかもしれない。

紙の本を読む人に本はどのようにして読むことが1番多いかを聞いた。小中学生ともに、1位は「購入する」、2位が「学校の図書館で借りる」、3位は「図書館で借りる」だった。ただし「購入する」を選んだ小学生が42.4%に対し、中学生では53.7%が紙の本を購入して読んでいる。また、学校の図書館を利用する人の割合も異なり、中学生は小学生に比べて「図書館で借りる」人が少なく、本を購入して読む人が多いことがわかった。

読みたい本はどうやって見つけることが多いか(複数選択)を聞くと、「本屋で見つける」人が最も多く、続いて「インターネットで検索する」だった。その他には、「好きなYouTuberから情報を得る」「図書館でおすすめされている本を読む」「本にはさまっているチラシの中から見つける」といった意見もあった。

家族に本が好きな人はいるかを聞くと、66.6%が「本好きの家族がいる」と回答した。また、本を読むことが「大好き」「好き」と回答した人の中で「本好きの家族がいる」人は69%だった。普段から本が身近にあるという環境が、読書に対する興味や関心に影響することがあるのかもしれない。
本を読むのが好きな人に読書が苦手な人に読書を好きになってもらうには、どうすればいいと思うかを聞いたところ、「少しだけでもいいからとにかく本に触れるようアプローチする」「興味が出そうなジャンルの本から徐々に慣れてもらう」「短編集や、イラストの多い作品など読みやすい本をすすめる」といった、読書が苦手な人に寄り添いながら本の良さを伝えようとする声が集まった。積極的なプレゼンで本の面白さに気づいてもらおうとする人もいれば、「本をたくさん読むとだんだん自分の中の世界が広がって、語彙力も上がっていくよ」など、読書を通じて得られるメリットをアピールする人もいた。