- Baby&Care2024/12/10 11:51
DCM、「離れて暮らす高齢者世帯への防災サポート状況について」のアンケート調査、約6割はサポートができていない
今年は能登半島地震、南海トラフ地震臨時情報の発表、豪雨被害など、自然災害に関したニュースにふれる機会が多く、離れて暮らす高齢の家族や親戚の防災準備が気になった人も多かったのでは。
そこで、今回、39都道府県でホームセンターを展開するDCMは、大都市圏の9店舗に来店した消費者を対象に「離れて暮らす高齢者世帯への防災サポート状況について」をテーマにアンケート調査を行った。その結果、約6割の人は離れて暮らす高齢者世帯に向けたサポートができていないことが明らかとなった。
離れて暮らす家族・親戚の中に、高齢者(65歳以上)だけで住む人がいる人に、防災のサポート状況を尋ねたところ、「サポートを行っていない」と回答した人が61%を占めた。
離れて暮らす高齢者世帯へこれまで防災サポートをしていると回答した39%の人に、どのようなサポートをしたのか内訳を尋ねたところ、緊急連絡先を確認したり、自分の連絡先を伝えるといった緊急時の連絡先についてのサポート、非常用の飲料・食料の準備についてのサポート、ハザードマップ・避難所・避難経路の確認についてのサポートが上位となった。しかしこれら上位にあがった項目でも2割以下と防災サポートが進んでいないことが分かった。
避難所へ避難する際に必要となるサポートのうち、ハザードマップ・避難所・避難経路などを一緒に確認するサポートと回答した人は約13%にとどまった。また、実際に持ち出すことが必要となる、貴重品や常備薬などの準備、近所に、万一、災害が発生した際の支援をサポートすると回答した人は、避難経路の確認と回答した人の、さらに約半数にとどまり、具体的な備えは進んでいないことが分かった。
自宅避難で必要となるサポートのうち、非常用の飲料・食料の準備を手伝ったと回答した人は約15%に対し、近年注目されているトイレ・灯りについてサポートした人は約10%にとどまっている。
災害発生時に身を守るための家具の固定や、電化製品の転倒防止器具の取り付けや、屋根・物干し・庭木・側溝・雨どいの点検は、高所での作業や力仕事となるため、高齢者だけでの実施が難しく、サポートが必要となる場合が多く、平均6.5%とサポートが進んでいないことが分かった。
地震や風水害など自然災害が発生した後や、テレビ・新聞・ネット記事で防災に関する報道を見聞きしたことをきっかけに、防災のサポートをする人が多くを占める中、年末年始の帰省時や会社・学校のまとまった休みがとれる際に、計画的にサポートする人が約2割となった。いつ、どこで発生するかわからない自然災害の備えは、平時から計画的に取り組むことが大切となる。この年末年始の帰省時に防災サポートをされてみては。
防災用品の購入先を尋ねたところ、ホームセンターと回答した人が、約4割を占めた。
ホームセンターを選ぶ理由として、様々な防災用品が揃っていて、1店舗で購入できるから、自分が知らなかった新しい防災用品も取り揃えているからと、防災用品の品揃えを理由に回答した人が多い結果となった。
[調査の概要]
名称:離れて暮らす高齢者世帯への防災サポート状況について
実施期間:10月19日(土)~11月17日(日)
調査店舗:DCM新船橋店(千葉県)、DCM新浦安店(千葉県)、DCM稲城押立店(東京都)、DCM唐木田店(東京都)、DCM大井競馬場前店(東京都)、DCM久里浜店(神奈川県)、DCM21 名古屋城北店(愛知県)、DCM春日井西店、(愛知県)、DCMなんば店(大阪府) 大都市圏9店舗
調査方法:アンケート用紙 記入回答(有効回答:705名)