連休明けに増える「5月病」、憂うつな気分が長引いたら要注意

▽ゴールデンウィークが終わると、連休明けに体調を崩したり、気分が落ち込んだりする、いわゆる「5月病」にかかる人が増えてきます。5月病といっても、これは正式な病名ではなく、医療機関では「適応障害」や「軽度のうつ」、「無気力症候群」などと診断され、この時期に起こるものを5月病と通称しているとのこと。

5月病の主な症状としては、身体的なものと精神的なものに分けられます。身体的な症状では、食欲不振、頭痛、腹痛、不眠、めまい、疲労感などがみられます。一方、精神的な症状では、やる気が起きない、何をしても楽しくない、気分が落ち込む、イライラする、悲しい気持ちになるなどが挙げられます。

通常、これらの症状は一過性のもので、連休明けから時間の経過と共に自然と症状は改善されていきます。しかし、5月病になったことで自分自身にさらにプレッシャーをかけ、症状を悪化させてしまうケースもあるそうです。特に、憂うつな気分や状態の程度が強く、日常生活に支障をきたす場合や、2週間以上ほぼ毎日、気持ちの落ち込みが続く場合は、うつ病につながる可能性があるので注意が必要です。

うつ病になると、これまで楽しんでいたことが楽しめなくなり、趣味や喜ばしい出来事に対しても無気力で無関心な状態になってしまいます。また、若い世代に多い「非定型うつ病」では、好きなことや関心があることに対してだけは、憂うつな気分や状態から一時的に抜け出して明るくなれるそうです。

いずれにしても、うつ病は放っておくと症状が悪化していくばかりなので、早期発見・早期治療が大切とされています。ゴールデンウィークの連休が終わって、憂うつな気分になっている人も多いと思いますが、2週間以上経っても改善されない場合は、専門医に相談してみることをおすすめします。(監修:健康管理士一般指導員)


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