健康な目を長く保つために摂りたい栄養素は?

最近、ドライアイになる人が増えているようです。ドライアイとは、涙の量が減るなどして目が乾燥し、角膜が傷つく病気です。主な原因としては、パソコンやスマートフォン、ゲーム、ストレス、細かい作業、睡眠不足などによって、目に対する負担が急激に増えていることだと考えられています。目への負担を減らすためには、目を正しく使うことが大切です。心身を十分に休めると共に、目に役立つ栄養素を摂ることで、健康的な目を長く保つことができるそうです。

では、目によい栄養素にはどんなものがあるのでしょうか。今回は、目の健康のために摂りたい栄養素とそれを多く含む食品をご紹介します。

アスタキサンチンは、網膜の血流を増加させて、毛様体機能を調節し、眼精疲労を和らげてくれます。また、活性酸素の発生を抑制します。かに、えび、いくらなどに多く含まれています。

アントシアニンは、網膜にあるロドブシンという色素の再合成を促します。不足すると疲れ目がさらにひどくなるとされています。ブルーベリーに多く含まれています。

ルテインは、網膜の黄斑部に存在し、活性酸素の発生を抑制します。多く含む食品としては、ほうれん草、ブロッコリー、キャベツなどが挙げられます。

亜鉛は、粘膜の健康維持を助けてくれます。カキやうなぎに多く含まれます。

ビタミン類にも目の健康に役立つものが多くあります。ビタミンAは、目の粘膜を保護するとともに、角膜・網膜細胞を健康に保ちます。レバー、うなぎ、牛乳、緑黄色野菜に多く含まれています。

ビタミンB1は、神経の伝達に関与しています。不足すると目が疲れたりイライラするといわれています。玄米、うなぎ、豚肉などに多く含まれています。

ビタミンB6は、目の疲れをいやし、免疫機能を高めるとされています。にんにくや鶏肉に多く含まれます。

ビタミンB12は、粘膜を正常に保つほか、視神経の伝達をよくする働きがあります。レバーやチーズに多く含まれています。

ビタミンCには、水晶体を健康に保ちます。キウイフルーツ、さつまいも、ブロッコリーに多く含まれています。

ドライアイを感じている人は、普段の食事を見直して、これらの栄養素を積極的に摂るように心がけましょう。また、長時間のパソコン作業を避ける、仕事の作業環境を整える、寝る直前にスマートフォンを見るのは避けるなど、目を酷使する生活習慣を改善することもおすすめします。(監修:健康管理士一般指導員)


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