声はどのようにして出している? 声帯の長さによって声の高さが変化

のどは、空気を気管へ、食物を食道へと振り分ける重要な役割を担っていますが、それだく声を出すための声帯が存在している場所でもあります。声帯は、喉頭の左右の壁から張り出した2枚のヒダのようなもので、筋肉と粘膜で構成されています。では、私たちの声はどのようにして声帯から出されているのでしょうか。

2枚からなる声帯の門は、呼吸をしているときは門が開き、声を出すときには門の隙間が狭くなり、その隙間から勢いよく空気が通り抜けて声帯のヒダが振動することで音波を発生させます。しかし、声帯で作られた音波は、そのままでは声にはなりません。空気を口腔へ導いて、口腔の中で音波を共鳴させて口唇、歯、舌の位置を変えることによって声が発生するのです。

そのため、風邪などで声帯が腫れたり、充血すると声帯が隙間を狭くすることができず、声がかすれたり、出なくなってしまうことがあります。また、体の筋肉が細くなるように、加齢によって声帯も細くなっていくそうです。

声帯の長さは、男性が約2cm、女性が約1.6cmで、男性の方がやや厚いのが特徴です。声は、声帯の振動数が多いほど高くなります。女性は男性よりも声帯の長さが短いので、声帯が振動しやすく、男性に比べて声が高くなります。一方で、男性は思春期に甲状軟骨(のどぼとけ)が飛び出ることで、声帯が長く伸びるため声が低くなります。これが、男性に声変りが起こる原因です。(監修:健康管理士一般指導員)


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