ライフステージによって感じるストレッサーは違う? マイナスの感情がストレッサーとして作用

私たちは日々の生活の中で、様々な刺激を受けたり、出来事に遭遇したりしています。そして、基本的には私たち個人が「嫌だ・不快だ」とマイナスの感情を持った瞬間に様々な刺激がストレッサーとして作用します。また、ストレッサーは大人だけが感じるものではありません。私たちは、子どものころから、親や家族、友人、学校、将来への不安など、様々なストレッサーを感じており、それはライフステージによっても変わっていくそうです。

では、各ライフステージで、感じやすい代表的なストレッサーを見てみましょう。まず、小児期(0歳~10代前半)は、家庭環境や親子関係の影響を受けやすい時期です。この時期に感じた大きなストレッサーは、後の発達の過程で心の病気をもたらす可能性を高めることがあるとされています。代表的なストレッサーには、「両親の不仲」「厳しすぎるしつけ」「無関心」「親の愛情不足」「スキンシップ不足」などがあります。

青年期(10代後半~20代前半)は、学校での人間関係や学業問題がストレッサーの中心となる時期です。また、反抗期には、親との関係で悩む時期でもあります。代表的なストレッサーとしては、「友人や教師との人間関係」「成績や進路への悩み」「親からの自立」「親の愛情不足」「親の期待」「恋愛問題」などがあります。

成年期(20代後半~50代)は、就職や結婚など環境の変化が大きい時期です。自分のことだけではなく、親や配偶者、子どもの問題によるストレッサーが中心になります。代表的なストレッサーには、「仕事関係の悩み(出世競争や転勤)」「結婚」「出産」「育児」「親の介護」「近所づきあい」などが挙げられます。

最後に、老年期(60代以降)は、定年や子どもの独立、配偶者の死など喪失感を感じるストレッサーが多い時期です。体の衰えや疾患も大きなストレッサーになってきます。代表的なストレッサーとしては、「配偶者や近親者の病気や死亡」「退職による生きがいの喪失」「自身の健康」「経済的不安」などがあります。現代では、さらにストレッサーは複雑化しており、年代を問わず、常に何らかのストレッサーを感じているといってもよいでしょう。(監修:健康管理士一般指導員)


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