骨盤には開閉のリズムがある? 1日・1ヵ月・1年と変化するリズムに対応してゆがみを防止

上半身と下半身を結び、正しい姿勢を保つために重要な役割を担っているのが骨盤です。骨盤は、背骨から続いている仙骨と、内臓を包むように広がっている2つの寛骨からなる骨格で、底のない鉢状の形をしています。骨盤の内側には直腸や膀胱、卵巣や子宮などがすっぽり収まっており、これらの臓器を守る役割があります。特に女性の骨盤は、出産をスムーズにするために柔軟にできており、動きやすいため、男性よりもゆがみやすいとされています。

また、骨盤は2つの寛骨が靭帯に守られながら開閉を繰り返しています。この開閉にはリズムがあり、1日、1ヵ月、1年と変化しているそうです。この開閉リズムとうまく付き合うことが、骨盤のゆがみを防ぎ、姿勢の悪さを解消することにもつながるといわれています。

1日の開閉リズムをみてみると、骨盤は朝起きたときが最も閉まっていて、少しずつ開き続けます。そして、寝るときは開ききった状態になり、就寝と同時に再び閉まりはじめ、閉じ切った状態で朝を迎えます。この骨盤のリズムが気分や感情に影響を与え、骨盤が閉まっているときは気分が上がり交感神経が優位になり、開くと副交感神経が優位になると考えられています。

女性にとって重要なのが、1ヵ月の開閉リズムです。女性は毎月の月経周期に従い、骨盤も開閉を繰り返しています。月経が始まるときが最も骨盤が開き、老廃物がスムーズに出やすくなります。体内の老廃物が出ていくと、骨盤はゆっくり閉じていきます。男性には月経はないものの、わずかな開閉リズムがあります。

1年単位での開閉リズムとしては、気温が上がるにつれて開き、寒くなるにつれて閉じていくという自然のリズムがあります。そのため、一年中エアコンの効いた室内で過ごしていると、骨盤の開閉リズムが乱れやすくなってしまうとのこと。

現代人は、不規則な生活や食事、精神的なストレスなどの影響で、骨盤の開閉リズムが乱れ、骨盤がゆがんでしまう人が増えているそうです。また、姿勢の悪さも骨盤の開閉に大きな負担となるため、1日・1ヵ月・1年という単位で生活習慣を見直すことをおすすめします。(監修:健康管理士一般指導員)


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