大腸がんにならないためには? 便通を整え老廃物を溜め込まない食生活を

近年、日本では新たに大腸がんになる人が増加しています。その原因として、食生活や日常生活、高齢化など私たちを取り巻く環境の変化が挙げられます。食生活の変化では、かつては和食が主体だった日本の食生活が、肉類を中心とした動物性タンパク質、動物性脂肪を多く摂取する欧米型の食生活に変わりました。日常生活では、現代人は家電製品や便利な交通手段の発達によって、体を動かす機会が減り、運動不足の人が多くなりました。

では、大腸がんにならないためにはどのような食生活を心がけたらよいのでしょうか。一番大切なことは、バランスのとれた食生活を継続し、便通を整え、大腸に老廃物を溜め込まないようにすることが重要です。食生活のポイントとしては、まず食物繊維を積極的に摂取することをおすすめします。

食物繊維には植物性と動物性があり、便秘解消には植物性が役立ちます。さらに、植物性植物繊維は、水に溶けない不溶性と水に溶ける水溶性に分けられます。不溶性は大腸を刺激して蠕動運動を促したり、水分を吸収したりして、便のカサを増やす働きがあります。一方、水溶性は腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれます。

また、腸の中には、約100種類100兆個の細菌が棲んでいます。内訳は、体によい働きをする善玉菌が約40種類、便秘などを引き起こす悪玉菌が約30種類、普段は無害なのに悪玉菌が増えると悪い働きをする日和見菌が約30種類とされています。このうちの善玉菌が多い状態が、健康的な腸といえます。善玉菌であるビフィズス菌を効率よく摂取するには、毎日適量のヨーグルトを続けて食べるとよいそうです。(監修:健康管理士一般指導員)


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