スイカにはどんな栄養素が含まれている? 実だけでなく皮まで無駄なく食べよう

夏の風物詩でもある「スイカ」は、熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯が原産で、紀元前4000年代には栽培されていたといわれています。日本に伝わった時期は定かではありませんが、平安時代に唐(中国)から日本に渡ったとも考えられています。スイカは、果肉の約90%が水分なので、栄養価は低いのではないかと思われがちですが、実はさまざまな栄養素が含まれているそうです。

まず、スイカの赤色は、リコピンという色素成分です。これはトマトにも含まれていますが、リコピンは強い抗酸化力を持っています。そして、スイカに含まれているシトルリンというアミノ酸の一種も抗酸化力を持っているとされています。

また昔からスイカは、利尿作用があるので、むくみや高血圧予防によいとされてきました。中国でも、体の熱を取って水分代謝をよくする食べ物として食べられてきたそうです。さらに、スイカに含まれるカリウムも水分の代謝をよくしてくれます。そのため、スイカを食べると利尿作用が高まり、腎臓の働きを正常にします。この結果、むくみをとり、腎臓病、膀胱炎、高血圧の予防などの効果が期待されています。ただし、腎臓や肝臓に疾患がある人や糖尿病で食事制限のある人は、医師の指示に従うようにしてください。

この他、スイカは皮にも実と同じくらいの栄養分が含まれているそうです。例えば、薄切りにして炒めたり、煮てみたり、漬物にしたりして、皮も無駄なく食べることをおすすめします。

ちなみに、おいしいスイカの選び方としては、丸のままのものは、ヘタの部分がくぼんでいて肩がはっているものや、表面を触るとボコボコしているものを選ぶのがポイント。カットしてあるものは、皮は薄すぎず、種の周りのくぼみが浅いもの。そして、ひびがはいっているものを選ぶとよいそうです。(監修:健康管理士一般指導員)


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